竿屋の独白

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2014年 01月 22日

ガイド・スペーシング

さんざん作り散らかしたスプライスト・ジョイントのデモロッド、テーパーの取り方や製作方法を模索しているうちは一心不乱。ムキになってやっていたが、だんだん数を重ねていくうちに少しずつ気持に余裕が・・・。

気持に余裕が出てくると余計な事を考える(らしい)。だいたいスプライストなんて古い接ぎ方は、見た目の珍しさだけだろうとタカをくくっていた。ムキになっている間も、それは心の片隅にひっかかっていて消えることはなかった。テストをするまでは。ラインを通して思いっきりタメてみたり、重いラインを入れて力任せにキャストしたり、折れてもイイやというつもりでテストを繰り返すうちに偏見が消えた。おっそろしく丈夫!
テーパーの取り方とも密接に関係するが、大物狙いの竿には最善の方法のひとつだと思う。──閑話休題。

で、余計な事を考えられるようになって最初に浮かんだのは「このテーパーってフェルールで作っても同じアクションになるんじゃね?」。スプライスにしてもフェルールにしても、ジョイントの前後が曲がらないのは同じ。だったらジョイントの方法と関係なくテーパーは共有できるんじゃないかという素朴な疑問(?)。なのでやってみた。
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9フィート#6・7・8 パラボリックのテーパーをフェルールで作った。なぜか、同じ調子になるという確信に近い予想があった(根拠は無い)ので、最初から本チャン。フェルールは十数年前にCLASSIC SPORTING ENTERPRISES にオーダーした Paul Young のフェルール。
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DT#6で振り比べてみたが差は感じられなかった。ガイド位置もまったく同じにしたのだが、なぜか微妙に違う結果となった。
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ストリッピングで20mm、その上のスネークが10mm、スプライスのやつより上にズレる結果が・・・。ハンドプレーンなので、どんなに正確に作ったつもりでも製作誤差はあるはず。素材の違いというのも無視できない。

C.C. の店主はかなりトレーニングを積んだ結果、どのガイドの当たりが強いということを感じられるようになったというが、私はそれほどのレベルには達していない。せいぜいストリッピングとその上2個までの位置が、適切かそうでないかという程度。9フィートだとトップを除いて10個のガイドがある。それぞれのガイドに当たるラインの感触を感じ取るなんて・・・無理! 今のところ同じブランクでもガイド位置が変わると違うロッドに仕上がる、ということを理解した段階で足踏みしている。

それにしても・・・なんかスッキリしない結末。
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by kurirod | 2014-01-22 15:48 | 竿 | Comments(0)


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