竿屋の独白

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2015年 02月 07日

ん~~ん

ちょっと手隙になり、こないだ節切れした 11ft. 3P のトップを作り直してしまおうと思い立った。で、ついでだからだいぶ前から何となく頭の片隅に引っ掛かっていた Angler's Choice の2P モデルのテーパー見直しも片付ける事にした。テーパーの見直し自体は紙の上でもできるのだが、“絵に描いたモチ” ではしょうがないので、組み立てたテーパーは実際に竿にして検証しなければならない。
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このところ2ハンドのキャスティングが面白くて、シングルハンドロッドは触っていなかった。感覚を取り戻そうと工房の前で 7ft.#3 ロッドを振るとヤケに軽い。普段 9ft. とか11~12ft. の竿ばかり振っていたのだから感覚がズレている。データを間違えたのかと思わず確認してしまった。間違いは無い。

しばらく振っていれば感覚は戻ってくるだろうと振り続けた。7ft.#3 の 2P と3P も引っ張り出して振り比べた。あらっ?えっ?どーして?と続けるうちに気がついた。どうやら好みが少し変わっちゃったみたい。
Angler's Choice シリーズのコンセプトは「スピードではなく、トルクのあるきれいなループでキャストする」というもので、そのへんは今でも変わっていないのだが・・・。

シリーズを立ち上げた時より好みが少し極端になってきたのか・・・・・?
#3 のロッドなのに#4 ラインを入れたほうがシックリする。当然だけどロングキャストは無理。でも20mくらいなら何とかなる。じゅうぶんでしょ。7ft. の竿を使う時は投げてもせいぜい10mくらいなんだから。

最大公約数をさぐりながら、自分の好みを盛り込んで調子を作っていくのって難しい。も少しバットを弱くしてもイイかなぁ・・・・・・U字型のラインがゆっくり延びていく、あの感覚が何とも気持よくて好きなんだけど。
それにしても、単純にフェルール1コ分軽くなるとずいぶん感じが違うもんダ。

[ 追記 ]
ようやく 7ft. の竿に慣れたので、改めて Angler'Choice の#3 2P と 3P とテストロッドを振り比べてみた。
テストロッドはやはりバットが強めになってる。トップセクションのフェルールから少し先端寄りのところが少し曲がり過ぎるのも気になる。3P と並べてみると、気になるところは両方ともフェルールの位置に当たるところで、つまりテーパーの変わり目の部分。で、3P のバットに当たる部分をシェイプすることにした。5in. で0.054mm。10in. で0.108mm。バットエンドでは1.512mm 細くなる計算だ。

慎重にシェイプして、外したガイドやらグリップやらを仮り止め。ラインを通して調子をみると・・・全然別モノ。バットはイイ感じで曲がり、その分トップの負担が軽くなったので、テーパーの変わり目の曲がりもかなり解消。
フェルールの影響がこんなにあったとは・・・・。リクツでは理解していたつもりでも、実際に目の当たりにしてしまうとイヤでも納得させられる。やってみるもんだねぇ。
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by kurirod | 2015-02-07 20:33 | 竿 | Comments(2)
Commented by 凡人代表 at 2015-02-11 23:35 x
ん・・・・・・・・
難しいんだね。ガハハ
使い手は気持ちよく、楽しく、振れればいいので
作り手は悩んで、悩んで、悩んでください。ガハハ
Commented by kurirod at 2015-02-12 09:01
振って毛鉤を飛ばすだけなら何の問題も無いのよ。
魚を掛けて竿を立てると「ここで折れるな」という箇所があるだけ。


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