竿屋の独白

kurirod.exblog.jp
ブログトップ
2017年 11月 09日

本末転倒?

朝晩がめっきり寒くなってきた。
ここ数年どうも天候がヘンな感じで、降れば土砂降り晴れれば砂漠。

今年の夏は、あまりの暑さでバーニッシュのエポキシが言う事をきかなくなった。硬化が早くなるのは便利なんだけど、暑さで緩んで塗ったエポキシがシャブシャブになる。水のようになったエポキシは硬化する過程で平らな部分に集まって丸くなろうとする。すると、せっかく気を遣ってのせた角のところが引っ張られて糸目が出てきちゃう。あまり薄く塗ると緩んだ時にまだらになって悲惨な状態で硬化する。もうバンザイ、お手上げ。硬化する間は天井に設置したモーターで回転させるのだけど、いくらエアコンで室温を下げても焼けた屋根の輻射熱で天井が熱くなって、まるで効果が無い。真夏の屋根は160℃以上になるそうで、その時の天井板は多分50~60℃。いくら何でも暑すぎる。

そうこうしているうちに今度は台風。湿度計は80%あたりで止まったまんま。湿度が高いとエポキシが濁るので、これも困る。やっと天候が落ち着いてきたのはほとんど仕事が片付いた頃。

しかし、うまくしたもので仕事がうまく進まない → 時間に余裕が・・・ → 面白いことだけ考える → ああそうか、と閃く なんていうなりゆきで(ホントか?)、ず~~~っとモヤモヤしていた2ハンドロッドのバットの構造にアイデアが。
善は急げ、思い立ったが吉日、春に下ごしらえしておいた材料を取り崩して実行。3 本ほどムダにして完成! どこをどうしたかはナ・イ・ショ。
d0287978_10213358.jpg
うまくいった方法は長さが違っても応用可能なので、調子に乗って次々と・・・。
「2ハンドロッドというのは両手を使って振り回す竿の総称で、スペイキャストとオーバーヘッドキャストではキャストしやすい調子が違う」らしい。言われた時は はぁ? と思ったが、YouTube で海外発のスペイの動画を見まくったら納得。はじめはどれも同じように見えた動きが、数を重ねるうちに目が肥えてきて、何となくポイントらしきものが見えるようになってくる。ポイントが解れば後はやるだけ。ひたすら練習する。納得できないところは " これは " と思った人にシツコくつきまとって聞く。「師匠」とか「道場」とかいう言葉にはアレルギーがあるので随分遠回りをしたんだと思うが、そういう性分なんだからしょうがない。言われるままに動くのは会社と一緒に辞めたんだから・・・。

最近はもう早く振ってみたい一心で作ってるようなもんで・・・本末転倒!

でも、同じところに通い続けると顔馴染みなんかができてきて、時々こんな事も頼まれたりする。
d0287978_10213895.jpg
コルクグリップの交換。調子が気に入ってるんで使い続けたいんだって・・・断れないよね。
d0287978_10212051.jpg
こんなところ、あるヨ、と教えてもらった河原。夏はBBQの連中で賑やかだけど、キャス練にはうってつけ。行き始めた時からずぅ~っと気になってる岩がある。これ。
d0287978_10212732.jpg
増水で下の方が少し隠れてるけど、この角度から見ると何だかねぇ・・・・・・・。しめ縄掛けて祀ってあってもおかしくないと思う 126.png




[PR]

by kurirod | 2017-11-09 11:48 | その他 | Comments(0)


<< 2017竹のクラフト展      最新作 >>