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2014年 04月 29日

咲いたっ!

工房のスズランが咲き始めた。
あっちでも
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こっちでも・・・。
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今は竿を作るのに理想的な時期だ。20度を少し上回る気温は塗装にも接着剤にも具合がイイし、50%を切る湿度はすべての工程で都合がいい。
12’#7 の2ハンドロッドは着々と再生が進んでいる。
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by kurirod | 2014-04-29 19:48 | その他 | Comments(0)
2014年 04月 28日

やっぱり・・・

12ft.#7 の作り直しの作業に空き時間ができたので荒川に出かけた。
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先週、中野の方が2ハンドロッドを試したいという事で工房にみえた。ナンだカンだと話がはずみ、#4の長いの・・・なんてことになり、Angler’s Choice 8ft.#4 を工房の前で振ってもらった。興に乗り、あんなのもあるよ、こんなのもあるよと振ってもらううちに日が暮れて、結局2ハンドロッドは振れなかった。近々またね、ということでお帰りになったが、後になって気になり始めた。ツラツラ会話を思いだすと、どうやらライト2ハンドに興味があるらしい。
スペイがブームになりつつある頃2ハンドロッドにトライしてみたのだが、あの頃は15ft.以上のグラファイトロッドでスペイラインが主流だった。いきなりそんな長い竹竿が作れるはずもなく、何よりまともなスペイキャストもできない。まずはそこから・・・。
後になってわかるのだが#9 とか#10 とか、それ以上のラインは11や12ft. の竿なんかで投げるもんじゃなかったのね・・・。で、結局11ft. の#6・7・8 といったところで何とかまともなものが作れるようになった頃にはスウィッチロッドだスカジットキャストだアンダーハンドキャストだと流れは変わり・・・今やヘッドの釣りがメインになってる。
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ヘッドなら使えるハズだと11ft. を引っ張り出したら・・・・・エラく具合がいい・・・。280gr.~400gr.(18.14g~25.92g)の間でものすごく投げやすい。まさに「竿が仕事をしてくれる」感じ。作ってからかなり時間が経っているので振りグセもほとんどつかない。
やっぱりなぁ・・・時間が経つと竹竿は丈夫になる。

楽しくてとっかえひっかえ投げ倒してたら、あっと言う間にあたりが暗くなった。7時近く。ずいぶん日が長くなった。いろいろ発見もあって久々に楽しい半日だった。こんな発見もあったけど。こんなのとか
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こんなのとか
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ゴミくらい持って帰れ!
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by kurirod | 2014-04-28 21:41 | 竿 | Comments(0)
2014年 04月 26日

変わった?

随分前に12’0” #7 の2ハンドロッドを壊してしまい、作り直そうと思ってそのままになっていた。やっとその気になったので作業を始めたのだが、竿に気を取られている間にスズランがずいぶん大きくなっていた。
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蕾までついて、思ったより早く咲きそう。
この時期は気分と関係なく確実に時が刻まれ(当たり前か!)、季節がめぐって新緑が芽吹き、花が咲き始めてナンか励まされているような気持ちになる。そういえば、会社を辞めて工房を立ち上げている時の昂揚感を懐かしく思い出すのはいつもこの時期だ。─ 閑話休題 ─

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この前気まぐれで初期の2ハンドロッド(11ft.#8 )を振ってみたらビミョーに具合が良かったので、ほかのヤツも引っ張り出してみた。工房の玄関にまとめて立て掛けてそのままになっていたのだが、少なくとも作ってから3年は経っているはず。つり人社刊の本を読んで、ちょっと思い当たる事があったので確かめてみたいと思った。
フライロッドの歴史を辿ると、木製のものから始まってカルカッタケーン、トンキンケーン、グラス、グラファイトと素材が変わっていくが、個人的には竹とグラスの攻防、そして竹の衰退というあたりが興味深い。
どうやら初期の竹竿にはヒート・トリートメントという工程が無かったらしく、そのかわり伐採してから何年も寝かせたようだ。原産地のアジアでは、竹を火で炙ると硬くなるというのは常識みたいなもんだったと思うのだが・・・。文化や環境が違うとイロイロあるのネ。
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右側の2本はけっこうデキが良くて気に入ってたやつだが、キャスティングが力任せだったせいもあって振りグセがつきやすいのが気になっていた。あらためて振ってみるとクセはかなり付きにくい。少しはキャスティングが上達した?と思わせるが、理由はそれだけではないようだ。

12’0” #7 の2ハンドロッドを作り直すのに、ちょっともったいなかったけど、火入れまで済ませて下ごしらえをして2年ほど寝ていた材料を使った。やっぱりなぁ、と認識させられたのだが、長くなるのでその話はこの次。
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by kurirod | 2014-04-26 11:51 | 竿 | Comments(0)
2014年 04月 19日

スズラン

工房の敷地内にスズランがある。14年前、ここを工房として借りた時にすでにあった。ブロック塀と建物の間のわずかな地べたに一抱えほどの群れだった。スズランは見た目に反してかなり強い植物だと聞いていたので、冬のあいだに地下茎を掘り起こし、バラバラにしてあちこちに鋤きこんでおいた。さすがに翌年は何も起こらなかったが、2年目には芽を出すようになり、今ではけっこうな面積で繁殖している。
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右と左、同じ場所なんだけどたった2日でこんなに! すごいね・・・。

今日はキャスティングのフォームをチェックするために動画を撮ろうと思い立ち、荒川まで行った。河原に着いて三脚にカメラをセットし、スイッチON。あれっ? 映らない、壊れた? バッテリーを充電器に入れてコンセントに差しっぱなしで忘れてきた・・・ドジ!  ま、けっこうな風が出てきて練習にもならなかったけどね。

こないだの事があったので、強風のなか4~5年前に作った11’の2ハンドを集中的にふりまわしてきた。気のせいかナンか具合がイイよ!?
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by kurirod | 2014-04-19 19:11 | その他 | Comments(0)
2014年 04月 17日

春っ!

ナンだカンだとひと月近くが過ぎてしまった。え?・・・ ああ、竿振り。
あわただしく3月が過ぎ、やっと落ち着いて、さて、と思ったら天気はイイのに毎日爆風が吹いて。今日は朝から穏やかなポカポカ陽気だったので、工房の玄関に置いてある竿をひと抱え車に積んで昼から出かけた。行き先は相変わらずのここ。
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水量はまあまあ。工房のあたりは微風でポカポカだったのに、河原はけっこう風があった(右から!)。しょうがないのでバックハンドの練習。何度か左投げに挑戦したのだが、なかなか思い通りにならないのでバックハンドにしてみた。これならなんとかなりそう。竿は8’半のシングルハンドと11’・12’・13’の2ハンド。
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数えてみたら竿は全部で10本乗ってた。が、振れたのは半分。ひと月以上振っていないので、感覚を取り戻すのに少し時間がかかった。風は夕方まで止まず、やっと止んだと思ったら、もう日暮れ。

今回は面白い事に気がついた。前から薄々気がついてはいたのだが、どうやら振りグセがつきにくくなってる、5本とも。一番古いので3~4年、新しいので3~4ヶ月。キャスティングは日進月歩でたいした進歩はないと思うので竿の方が変わった?
接着剤の硬化を待つのももどかしく、仮り組みをしてキャストした時とは明らかに違う。久しぶりに引っ張り出した11’の#8ロッド(3~4年前のやつ)なんかグラファイトみたい。420gr.のスカジットヘッドを30mくらい飛ばしてもほとんどクセが出なくなってる。

作る時は裂いた材料に熱を加えて繊維の曲がりを矯正し、接着剤でその繊維を固定する。接着剤は24時間経てば完全硬化することになっているが、コンクリートだって強度が最高になるのは何年も経ってからだからなぁ・・・。竹だって2年くらい寝かせただけで、裂く時の硬さはけっこう違うし・・・。まして、熱を加えていじくりまわした繊維は落ち着くまでに時間がかかるんだろうし・・・。

結局、気にしないで使えるようになるのに最低半年くらいはかかるという事か? それまでは無理をしないで、クセがついたらこまめに戻しておく? そういえば出来上がった竿をお客さんに渡す時に、1年は使わないで、というビルダーがいるとかいうハナシを聞いたような気が・・・。理不尽な気がしなくもないが、まんざらデタラメでもないような気がする。C.C.の店主なんか「メーカーを問わず、新しい竹竿はクセがつきやすい」と言いきってるし・・・。火入れについて言及する人もいるが違うと思う(初期の竹竿は火入れなんかしてなかったらしい)。

ま、そんな事も竹竿を使う楽しみのひとつだと思ってもらえれば良いのだが・・・。
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by kurirod | 2014-04-17 21:01 | 竿 | Comments(0)
2014年 04月 16日

小人閑居して・・・

工房にとじこもって竹細工にいそしんでいたら、あっという間に桜が散った。深谷市の外れの農業用水沿いに、盛りを少し過ぎた頃「桃源郷ってこんな感じなのかなぁ」と思わせる場所がある。毎年開花情報が始まると気になる場所なのだが、今年も行きそびれた。
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気がつけば工房のスズランが顔を出している。芽を吹いてからは日ごとに伸びるのがわかるくらいの勢いで茂り始めるのだが、花が咲くまでは案外時間がかかる。気にするせいかもしれないが・・・。
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左側の方がほんの少し日照時間が長いので少し背が高い。つい「オレもも少しよけいに陽が当たれば」なんて不埒な思いが浮かんで、あわてて振り払う。やっぱり「小人」は考える事も小さい・・・。
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by kurirod | 2014-04-16 10:11 | その他 | Comments(0)
2014年 04月 15日

ラスト・ワン

やっと仕立て直しが片付いた。気がつけば1ダース以上の試作の山になったスプライスト、捨てるに捨てられず、かと言って置いといても邪魔だし・・・。今まで、こういう「できちゃいました」みたいな作り方はした事がないが、処分するのは忍びなくてやってみた。実は「ジョイントだけの問題だろ?」という気持ちも少しあった。

最後に残ったのは 8'10"#6 のスプライストをフェルールで仕立て直したこれ。
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7'10"#6/7。できるだけ軽くしたかったので金具はアルミ。グリップはこれ以上単純にできないリッツ。セットしているリールはハーディーのプリンセス 3.5" 径。DT#6 や WF#7 だとこのくらいのリールになる。
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この形どこかで見た記憶があるのだが、ずっと思い出せないでいた。形だけは覚えていたんだけど・・・。多分6~7年前に見たハーディーのトーナメントロッド(シングルハンド)じゃないかと思うが、それはどう見てもグリップの中が逆テーパーになっていたので、そっちの印象の方が強い。
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曲がり方はこんなカンジ。
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経験上このくらいの強さのバットがパワーもあって扱いやすいと思う。好みで言うと、も少し手元まで曲がってほしいところ。

前回紹介した本の中にレナードとペインのモデルリストが載っていたので重さを比べてみた。
レナードのカタログ1974年 Ausable Series No.40 が 8' 2P #6 で 3・7/8 ~4・1/8oz.(約109.854 ~116.942g)。#7の40H だと 4・1/4 ~3/8oz.(約120.485~124.029g)。
ペインのカタログ1951年 No.103が8' 2P #6 で4~4・1/8oz.(約113.398~116.942g)。
で、2014年の当工房製作 Noname 7'10" 2P #6/7 はキッチンスケールで計ったところ108g。悪くない数字だと思う。ただ竹の材料が同じではないし、テーパーの取り方も当然違う。アクションにいたっては比べようが無いのだから、単に重量だけ計って比べることに、どれだけの意味がある? 何かの目安くらいにはなるのかね?

軽さにこだわって作ってはみたものの、あまりブッキラボーなのも気が引けるので、ちょっと小細工をしてみた。
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ちょっと見にくいけど刻印入り。
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ユニバーサル・ポケットはプレスで自家製。

すでに#3 ~#5 の仕立て直しはお披露目済みだけど、アクションはおしなべてこんな感じ。もちろん微妙な違いはあるけど。あ、1本だけスロー気味のやつがあったっけ。スピードは無いけどトルクがあって、多少の向かい風でもポイントまで一直線に飛んできっちりターンオーバーするやつ。

[ 追記 ]
仕立て直した竿はすべて「アウトレット」のページに掲載しました。
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by kurirod | 2014-04-15 15:35 | 竿 | Comments(0)
2014年 04月 13日

十数年ぶりにハードカバーの本を買った。勤めていた頃はほとんど毎日本屋に行ってた。事務所の近くにお気に入りの本屋が2軒あった。ひとつは昭和通りに面した大型書店。もうひとつはアメ横の、中型だが内容が充実した書店。さすがにハシゴはしなかったが自然科学系や文芸書などのハードカバーをよく買った。
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通勤時間1時間45分(上野まで1時間以上)のド田舎に引っ越したのも、本があればそれほど苦にもならなかった。ところが早期退職に応募して竿屋なんかになったら、とたんに本が読めなくなった。どうしたことか読もうという気にならない。読みたいと思わなくなった。多分気持に余裕が無くなったんだと思う。まだ余裕は戻ってこない。

先月、用事で行ったショップでこの本を見つけた。昨年9月に発行された初版。パラパラめくってみたらけっこうイケそう。著者は筋金入りの竹竿フェチらしい。いままで断片的に聞いていたメーカーのウンチクみたいな話が、つまらないウンチクではなくちゃんとした歴史にまとまっている。行間から推測するモロモロは、フライロッドに対する考え方や竹の六角竿についての私見を肯定してくれているようでウレシイ。
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2年ほど前から手を付けたスプライス・ジョイントのシングルハンドロッド、最終的に満足できる(8割くらいだけど)ものは1本。削った試作は1ダース以上。あらためて試作の山を見直せば、もしかしてフェルールで仕立て直せば使えるんじゃないの? と思い付いてやってみた。#3から#7までの竿ができた。どれもミディアムアクションでイイ感じ。中には定番にしたいくらいのやつもあるけど、いかんせんどのデータで削ったかわからなくなってる。くやしいけどオンリーワン。

「奥が深い」という表現があるけど、あれ、キライだ。理解できない部分を神秘めかして、まとめて放り投げてしまっているような感じで・・・。悪態のつきついでに言うと「モノ作り」という言い方もキライだ、薄っぺらに聞こえて・・・。
常々「ビンボーと頑固は竿屋の看板みたいなモンだ」と言ってはいるが、トシのせいかだんだん「偏屈」になってきたかも・・・・そんなふうに見えたらご容赦!
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by kurirod | 2014-04-13 17:00 | その他 | Comments(0)
2014年 04月 06日

報告

川越 Fishing Field での「試投・実釣会」、無事終了しました。ご来場いただいた方々、ありがとうございました。午後からは予報通り雲行きがアヤシくなりましたが、それでも雨や雹が降る事もなく終わることができました。
「継続はチカラ也」と言います。反省会では、地味でもコツコツと続けていこうということになりました。年2回地道に続けていくつもりですのでヨロシクお願いします。

イベントだけに限らず、普段でも試投はできます。事前にご連絡ください。場所は関越自動車道花園インターから10分ほどの荒川河川敷になります。
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by kurirod | 2014-04-06 21:19 | イベント | Comments(0)
2014年 04月 04日

第二回試投・実釣会

ちょっとバタバタしてたので、久々の更新です。
昨年から始めた「試投・実釣会」の2回目を予定通り6日(日曜)に開催します。シングルハンド、2ハンドのデモロッドを1ダースほど出展する予定です。スプライスジョイントもありますから興味のある方はどうぞ。
アウトレット品も1ダース以上出品します。掘り出し物が見つかるかも・・・。
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写真は、そのうち組もうと思っていたヤツを今回のイベントに間に合わせた#3・#4のロッドです(ちょっとマニアックなアクションかも)。

ご来場お待ちしてます!

追伸
HPの価格表示をまだ訂正していません。イベントが終わってから手を付けるつもりです。それまでは、お手数ですが本体価格を目安にしてご検討ください。
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by kurirod | 2014-04-04 10:33 | イベント | Comments(0)