竿屋の独白

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2014年 05月 29日

フィールドテスト

最近作り直した2ハンドロッド 1207 のフィールドテストを動画で撮ってみた
2ハンドロッドのキャスティングでは、色んな人の色んなアドバイスをいただき、あーでもないこーでもないと練習を重ねた。はじめのうちはアドバイスそのものが理解できなかった。経験がゼロなのだから、いくら言われてもダメなのよね・・・。
さすがに肩を痛めるほど竹竿を振りまわし、“なんちゃってキャスト”ができるようになると、少しずつアドバイスが理解できるようになった。でも、頭で理解したからといってカラダがその通りに動かせる訳ではない・・・いやはや。
2~3年前から動画でチェックするようにしてみた(これもあまたのアドバイスのひとつ)。テメエの姿を見るのは何故かとても恥ずかしい。でも我慢して。
「同じスピードで竿を動かす」「竿を後ろでシッカリ回す」、この2点だけを意識してやってみた。できれば「動作はなるべくコンパクトに」と心がけてるのだが・・・。

今回の動画を撮っている時に、カメラを壊した。三脚にセットしておいたカメラにヤーンを引っ掛けて引き倒してしまった。2度も! カメラは顔面を河原に叩きつけるように倒れ、レンズが出てこなくなった・・・。
なので画像はナシっ。
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by kurirod | 2014-05-29 11:29 | キャスティング | Comments(0)
2014年 05月 19日

ライン合わせ

このところかかりっきりになっていた竿の3回目のバーニッシュをかけ終えたので、いつもの河原へ竿振りに。

スウィッチロッドが出始めたころ作った 9’ #5/6 を引っ張り出したら、デタッチャブルのアンダーグリップがずいぶん大袈裟に見えたので、新しいのを作ってみた。
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下が作り直したヤツ。ふだんは下の玉っころみたいなやつが付くようになってる。あ、これ2BUTT。片手で振るには上の方がバットに入ってくるので投げやすいが、両手を使うと入り過ぎて投げづらい。で、少し強めに作り直したらバットが2本になった。#5/6 のつもりで作ったのだが 下の方はWF#7 がいいみたい。
わざわざ両手を使って投げるほどのモンじゃないけど(片手の方が投げやすい)、どっちがカッコいいかな
・・・。
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上から2番目は2ハンドに手を出して間もない頃のやつ。ハーディーのライト2ハンドがカッコよかったので、「オレもああいうの作りたい」と作った 12’ のうちの1本。#6 指定(スカジットヘッドの)。ユニバーサルポケットは、型を作って簡易プレスで自作。あとで刻印も入れた。今振ってみても使いやすいと思う。リオのフライトヘッド (廃版になった)350gr. にインタミのティップをつけて振ってみたが、充分使える。
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みんなが 14' だ 15' だと、長いのでスペイラインを振りまわしていた頃に「利根川あたりでも、これくらいで十分釣りになる」と作った12’ 。他に #7 と #8 がある。結局この長さではスペイラインが扱いづらくて、作ってはみたもののそのままになってた。ここ3~4年で状況は目まぐるしく変わり、今やライト2ハンドが主流の様子。キャスティングも力任せにブンブン振りまわすんじゃなくて、竿まかせ。この「竿まかせ」のキャスティングが竹竿にはベストみたい。まだ完全にマスターした訳じゃないけど、竿を動かし始めからリリースまで同じスピードで動かすのと、後ろでシッカリ回すのがミソのようだ。そうするとけっこう距離も出て振りグセも付きにくい。
“最後にゴン”はダメです。
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ヘッドをいちいち付け換えるのが面倒なので、中古や廃版のリールを買っていたら、いつの間にか数が増えた。リールごとにラインの重さが違う。これで写真を撮っておけば、あとで適合ラインが分からなくなるような事はない(と思うのだが・・・)。12’ には 3・1/2” くらいの径でワイドドラムのリールがバランスがいいみたい。
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下のやつはWF#7 が入っている。はじめは ST.GEORGE のウィンドカッターが合うと思ったのだが訂正。このリール、ずいぶん前に前橋のドーム前で知り合った T さんが試作の竿とバーターしてくれたもの。スペイラインでロールを打つのがすごく巧くて、あんなふうにできたらなあと思っていたのだが、リールが形見になってしまった・・・。キャスティングはまだ T さんの足元にもおよばない。
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by kurirod | 2014-05-19 21:25 | 竿 | Comments(0)
2014年 05月 15日

REMAKE(作り直し)-番外

天気予報では午後になってから雨と言ってたが降りそうもなく、作業も待ちになったので体を動かしに荒川へ・・・。こないだ作り直した 12’ #7 のテストに(3度目!)。
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こんな感じ。テーパーの構造は 12’ #8 Para と同じだから同じように曲がる。ここみたいなトロっとした流れでは450gr.でもキャストできるが、利根川の重い流れでは350gr.まで落とさないとちょっとツラい。
キャスティングだけなら重めのラインが楽チンだけど、実釣となると取りまわしが優先する。
どうもキャストの最後に力が入ってしまうクセが直せなくて、昨今は同じスピードで竿を動かしてラインをリリースするという事を心がけている。最後にゴンと力を入れても、ラインの飛ぶ距離は変わらなくて竿にクセがつくだけなのよね。元トーナメント・チャンプには竿が2段に曲がってると言われた。改造の必要アリ。

ついでに昔作ったウンとライトなやつも引っ張り出してみた。
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10' #6 のスイッチタイプ。アンダーグリップはデタッチャブル。グリップが程よく古びていい感じになってる。280gr. のスカジットヘッドが少し重かった。改めてライン合わせをし直さないと・・・。
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by kurirod | 2014-05-15 19:35 | 竿 | Comments(0)
2014年 05月 10日

REMAKE(作り直し)-3

ディメンションをチェックしたら、シャフトの表面をスチールウールで仕上げてからフェルールの装着。
接着剤を入れて所定の位置までシャフトを差し込んだら、スリットの部分が開かないように糸で固定。旋盤でくわえて回し、歪みを調整。
接着剤の硬化を待ち、フェルールを継いで今度は全体の曲がりと捩じれをチェック。竹は強情だから一度矯正したくらいではじっとしていてくれない。矯正したつもりでも翌日見ると、少し戻っている事が多い。この作業は竹との根くらべ。絶対に勝たなければいけないバトルと言った方が当たっているかも・・・。アランディナリア・アマビリスは特に強情みたい。

ブランクが仕上がったら塗装。塗装の方法は何通りかあるが、今回はハードエポキシの拭き。塗膜が薄くて済むのでアクションへの影響が少なくてすむ(と思っている)。
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ハードエポキシは完全硬化時間が長いので、その間にグリップの整形。
細かいパーツ類が揃ったらやっと組み立てて完成。

実際には組み立てまでは、部分々々の細かい調整やらガイド位置の確認やらをするのだが、いちいち紹介してるとやたらに長くなってしまうので省略。悪しからず・・・。
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by kurirod | 2014-05-10 11:20 | 竿 | Comments(0)
2014年 05月 05日

REMAKE(作り直し)-2

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ちょっと途中をはしょって接着剤落とし。フォームにのせて削るのは、別に珍しくもないでしょ。フォームに乗せる前に、不精してビベラーでカツカツまで削ってるけどね。グルーイングは写真なんて撮ってる余裕がないのでパス。
この工程ではいろんなメーカーがいろんなやり方をしているようだけど、ウチでは使い古しのニコルソン。新しいうちはそっとやらないと竹まで削れてしまうので、接着剤を落とす前に微妙な捩じれや曲がりを取っておく必要がある。ヤスリがいい具合に切れなくなってくると竹には喰い込まなくなるので少し楽チンになる。
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ブランクをいじってる間にコルクの接着。
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余分な接着剤を落としたら、捩じれと曲がりをキチンと直してディメンションのチェック。データ通りの太さになってないといけないからね。削る時の鉋の刃の切れ具合や力のかけ具合でピースの太さは変わる。手作業だから誤差が出るのは当たり前だと思わなければいけない。フォームだって6ピース削ってるうちに微妙に動く事がある。

まだまだ竿にはならない・・・・続く。
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by kurirod | 2014-05-05 19:02 | 竿 | Comments(0)
2014年 05月 04日

REMAKE(作り直し)-1

多分3~4年前だったと思う。2ハンドの竹竿、本流で1日振るんだったら12ft.くらいが限界かな?と思い始めた。スペイラインで使う竿は14ft.#9/10 まで長くなったが、とても1日中は振れないナと感じたのが理由。
おりしもスカジットだアンダーハンドだとラインはどんどん短くなり、だったら竿はそんなに長い必要はないじゃない。
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で、12ft.で使いやすそうなところと思って作ったこの竿(#7)、その前に作ったやつ(#8 と#6 )と比べるのに真夏の河原に並べてテストしたら、バットのフェルールが抜けなくなった。継いだまま工房に持ち帰り、バイスに挟んでなんとか外そうとしたのだが、汗まみれで息切れするほど頑張ったのにビクともしなかった。結局、翌日再挑戦してなんとか外した。が、ムキになってねじったせいか竹の繊維を壊したみたいで、手でねじるだけで動くようになってしまった。瞬間接着剤を沁み込ませ、シルクスレッドで補強して使えるようにはしたけど、デモロッドとしては好ましくない状態なので、これは作り直しと覚悟した・・・。
竹って面白いもんで、部分的にササラのようになってもそれなりに補強してやると平気で使えるようになったりする。もちろん不安はあるけど。でも、折れることもなく、変なふうに曲がることもなく普通に使えた。
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ガイドはスレッドを削り、金属のパーツはバーナーで炙って外して再利用。こいつ、いい調子だったんだけどなぁ・・・。
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さて、削るか・・・。
続きは次回に。
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by kurirod | 2014-05-04 14:19 | 竿 | Comments(0)
2014年 05月 02日

回収!

作り直してる12’#7 のリールシートを回収した。リールシートを回収しようとすると、どうしてもシートの部分だけカットしなくてはならないので、ほんの少し思い切りが必要になる。陶芸家が、窯から出した陶器を気に入らないものからどんどん壊してくのと似たモンがあるかも。最初から壊すつもりでなんか作ってないからね。
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バーナーで炙って金具を外すのだが、傷つけないように外すのに苦労した。スペーサーはオシャカになってしまうが、これはまた作ればいい。卓上旋盤でもネジ切りはできるのだが、そこまでの技術と知識は持ち合わせて無い。昔、金属加工の仕事をしていた知り合いから「ちゃんとネジが切れるようになったら一人前」と聞いたことがあるので、ハナから放棄してる。
できないとイケナイでしょ、という技術とできればイイナというスキルがあると思っている。
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by kurirod | 2014-05-02 10:30 | 竿 | Comments(0)