竿屋の独白

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2016年 09月 15日

スッキリ

朝、TV の天気予報を見たら、どうやら今日は一日曇りらしい。ならば、と作りっ放しにしていたフェルール仕様の竿をまとめてライン合わせする事にして、昼前から河原に出かけた。
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こないだの台風は河原をきれいに掃除してくれて、ついでに大量の砂を運んでくれた。どこかのバカタレが残していった BBQ の残骸は跡形も無い。

改めてライン合わせをし直したのはこれ。
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もうふた月ほどかかりきりになっていた 11ft. と 12ft. のフェルール仕様。
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上から 12ft. 11ft. 12ft. 11ft. 。今回のデモロッドは下から二番目の 12ft. 以外は全部テーパーから起こし直した。既存のテーパーを整理して、ちょっと気になる部分を修正しただけなんだけど、かなり良くなっていると思う。
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こうしておかないと忘れちゃうからね。
順番に説明すると、

一番上:12ft. #7
作った順番では一番最後。使い方次第だけど 390gr. ~ 480gr. まで使える。無理なく距離を出せるのは 420gr. 。重めが好みだったら 450gr. 。480gr. は動作の切り替えのタイミングが難しくなってくるので、上級者にしかお薦めしない。
トップとミドルは今までより少し強めにしてあるので " 振りグセ " が付きにくくなっている。クセが付きにくくなっても " 投げ感 " が悪くなっては意味がないので、バットのテーパーとガイド位置で調整してある。

上から二番目:11ft. #6
トップとミドルの構造は上のヤツと同じ。330gr. ~ 420gr. の間で使える。無理なく使えるのは360gr. か 390gr. 。

上から三番目:12ft. #7/8
これは比較的バランスが良かった #8 のトップとミドルを生かしてバットを新しくしたもの。ミドルセクションの一部をシェイプして強さを調整した。バットの構造は一番上のと同じ。420gr. ~ 480gr. の間で使えるが、ノンストレスで振れるのは 450gr. 。

一番下:11ft. #6
トップとミドルは上から二番目のやつと同じで、バットの構造も基本的には同じなのだが、ちょっとアレンジしてある。適合ラインは同じ。バットの調子がビミョーに違うのだが、バットだけ交換して振ってみないと違いを感じ取るのは難しい。期待したほどの違いは出なかった。どっちがイイかはお好み次第といったところか。
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これだけのラインを竿 1 本につき 4 回ずつとっかえひっかえすると半日以上かかる・・・・。1 本仕上げたら、そのたびにデータ整理やライン合わせをしとかないとね・・・・反省。

使ったラインは RIO の Scandi Short のフローティングタイプ。太めのモノフィラをつけて使ったが、実釣ではポリリーダーを使う場合が多いと思うので、若干のズレは出てくると思う。オーバーハングの取り方でも変わってくるし、キャストの仕方でも当然変わってくるので、ひとつの目安として見てもらえるとありがたい。
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by kurirod | 2016-09-15 20:52 | 竿 | Comments(0)
2016年 09月 11日

またかよ・・・

また回り道しちまったぃ。
今まで仮り組みで調子を確認する時には、チノクロスを巻き付けて梱包用のフィルムで固定していたのだが、これだと振ってるうちに緩んできて具合がイマイチだった。たまたま近所のホームセンターで安い合成コルクの丸棒を見つけたので試してみた。
ただの丸棒なので、一度 13mm 厚に切って穴あけをしてから接着し、心金を通して整形した。使い回す事を考えて、汚れ止めのワックスまでかけた。見た目は悪くない。布よりシッカリしてるし・・・。

ところがどっこい。試投してみたらナンかしっくりしない。デキの良かったテーパーをさらに整理してアレンジしたのにナンか変。外して裸で振ると問題は無さそうなんだけど・・・。
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見た目がちょっと変わっているので、あわよくばそのまま本組になんて考えてたけどヤメ! 今まで通り天然コルクで削って本組みした。
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一番上のやつ。

接着剤の硬化待ちももどかしく、河原へ。ナンだよ、全然違うじゃないか!
グリップがほど良くたわんでくれて、全体の調子も予想通り。曲がって欲しいところが適度に曲がってくれて、" 竿の反発力でラインを飛ばす " というやり方を体感してキャストできる。右手で押さない、ボトムハンドを適切に使う、リリースは 1 時か 2 時くらいの角度で・・・・といったスペイキャストの基本がやりやすい。グラファイトほどスピードが無いので、アンカーを打つ時にほんの少し竿を持ち上げるという動作もタイミングがとりやすい。これだよ、これっ。
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左のやつが今回の。
Youtube で色んな動画を見たけれど、力の抜けた滑らかなキャストなのにトルクがあるきれいなループが出ているのは、それほど多くは見られない。これだったらオレでもあんなキャストができるかも、と身の程知らずに自惚れて河原を後にした。

どのスレッドで本組みしよっかな ♪

[ 追記 ]
可能性がありそうな方法や使えそうな材料を見つけると、とりあえずトライして自分で確認しないと納得できない性分なので、何かにつけて回り道が多い。ダメな時はダメな理由を確認するだけのハナシなんだけどね・・・・。つくづくメンドーな奴だと思うけど、今更どうこうする気も無い(爆)。
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by kurirod | 2016-09-11 18:55 | 竿 | Comments(0)
2016年 09月 04日

おいっ!

先月から変な天気で、クソ暑い日が続いたかと思うと、台風が3個まとめて来たり・・・。
釣りのために遠出をする気にもならず、かと言ってヒマだから下ごしらえでもしとけばイイのにそんな気にもならず。You Tube でイギリスやアメリカのキャスティングの動画をハシゴしていたが、ついにエアコンがヘソを曲げた(どうやら 15 年目にして基盤がイカレたらしい)。PCがある 2 階は、放っとくと室温が 38 度くらいまで平気で上がるので下の作業室に避難。手持無沙汰で始めたのが長物のデモロッドの整理。初期のやつをバラしてリールシートやガイドを回収。
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調子に乗ってデータをいじり直して新しいデモロッドの製作。で、できたのがこれ。
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ほぼ完成はしているが、細かいところの詰めが残っている。今日、やっと詰めが終わった。11ft. #7 が 2 本、12ft. #7/8 が1 本。11ft. の1 本はバットだけの作り直し。たまたま回収したフェルールが同じサイズだったので新規のやつと差し替えてみたりして・・・。
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別々に振ると似たようなアクションだけど、差し替えるとビミョーな違いがわかって面白い。

12ft. には手を焼いた。トップとミドルを少し強めにしたくてテーパーを起こし直したのだけど、当然バットもそれなりに強くしないとイケナイ。どの辺をどういう風に強くしたいのか、具体的なイメージがあったので、そういう構造にした。実は新規の 11ft. も同じ構造。狙いは当たったのだが、確かめる手段がはっきりしない。ラインを通してタメてみたり、素でタワタワと揺らしてみたり、実際にキャストしてみたり・・・・。で、まだちょっと強いかなと少しシェイプしてみたのだが、どうもハッキリしない。しょうがないから土・日にはキャス練に人が集まる河原まで出かけて顔馴染みに振ってもらった。そしたらナンと、シェイプの必要無かったかもというベンドカーブが見えた。
タメたりキャストしたりして出るベンドカーブと、実際にキャストしてみた感覚的なカーブではかなりズレがある。素でタワタワ揺らしてみるのが、キャスト時のカーブに一番近いかも知れない。ラインを通してタメてみるのとはだいぶ違う。
そんなこんなで四苦八苦したけれど、最終的にはガイド位置の調整でなんとか収めた。
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一度試してみた位置(マーキングのところ)からはかなりズレた。強くした分ちょっと重くなったけど、全体の調子はステップアップしたんじゃないかと思う。
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by kurirod | 2016-09-04 22:28 | 竿 | Comments(0)