2016年 03月 22日

ズルッ

仕事が一段落ついたので竿を振りに利根川へ。竿振りはもう 2 週間以上ご無沙汰している。
最近テストでヤーンを投げてる所、流れの具合がそそるので、そのうちちゃんとフライを投げてみようと思っていた。今日はいろいろ都合が良かったのでネオプレーンのチェストハイを持って行った。

いつもは長靴でくるぶしくらいまで入ってフローティングのヘッドを投げる。今日はシンクティップで流芯狙いなので太ももくらいまで立ち込もうとしたら・・・・ずいぶん浅い。が、10mくらい入ったところで急に深くなりはじめた。流芯まで25mくらい。楽勝!と思ったら届かない。使い慣れないシンクティップなんか入れたもんだからタイミングがとれない。ランニングラインはモノフィラじゃないから抵抗が大きくて、飛んでったヘッドが引っ張られて落ちる。ダメだこりゃ、とモタモタしてたら根掛かり。ゆっくり竿を上げると動く。ゴミか・・・引きずり上げて外そうと岸に向かって歩き出すと・・・・あれ、動いてる? ラインをたぐると寄ってくる。背中が見えた。コイ?それにしても・・・。なんだこいつかっ!
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# by kurirod | 2016-03-22 19:04 | 釣り | Comments(0)
2016年 03月 01日

おしゃれ?

ちょっと事情があってスプライスの竿ばかり持って管釣りに行った。
スプライス・ジョイントに挑戦してから通算すると、2P と 3P を1ダース以上削っている。作るたびにスプライス部を保護するプロテクターをシャフトの断ち落としで作っていたが、さすがに適当な断ち落としが無くなってしまったので、裸で持ち歩いた。が、意識しなくても何となく気になる。しょうがないからプロテクターを作った。もうめんどくさい、木でイイやということにしたが、どうも安っぽい。あり合わせの材料で何とかしてみたらこんなふうになった。
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ちょっとおめかし・・・・。

管釣りの方はボ! ラインもフライも川用とテスト用しか持ってかなかったから当然といえば当然。デートしたお客さんは、フローティングのスカジットヘッドにタイプⅢのシンクティップというシステムで、竿はBIZARRE12ft. #7 3P 。エッグやウーリーバガーもちゃんと用意していて 50 ~ 60 cm のニジをいくつか掛けていた。竿の曲がり方を見ていると、セミパラボリックのアクションなのにバットはたいして曲がっていなかった。意外と強い。ワタシは新作の 10ft. #5 3P にフローティングのスカンジヘッドで止水のキャス練。距離だけなら 12ft. と大して変わらない。が、360gr. が無理なく振れたので、番手指定は #5/6 に修正した方が良さそう・・・。
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# by kurirod | 2016-03-01 19:39 | 道具 | Comments(0)
2016年 02月 26日

記録更新?

ちょっと事情があって、かなり集中して組んだら製作期間が記録的!
下ごしらえはしてあるので、テーパーが決まればすぐに削り始められるのだが、グルーイング時の曲がり・捩じれの具合や、削る時の精度など、時間をとられる原因はたくさんある。今回は全ての工程がかなりうまくいった。スプライスだからフェルールを打ったり調整したりという手間が不要だったのも、オイル仕上げにしかできなかったことも時短の要因。
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急いだとはいえ、それなりに色んな工夫が盛り込んであってイイ結果が出ていると思う。

“ BIZARRE ” 10ft. #5 3P SPLICED

ライン番手は RIO の設定に基づいている。ホントは#4・5・6 と表示したいところなんだけど、使いやすい重さがほとんど#5 の範囲なので単番手の表示にした。それでも 100gr. の幅があるんだけどね。

[ 追記 ]
本組みしたやつでテストをしてみたら予想に反してかなりパワフル。使用したラインは RIO のSCANDI HEAD。試しに様子を見てみようと入れた 360gr. がエラく具合がイイ。竿の曲がり方が気持よく、無理無くきれいなループで軽く 20m 越え・・・・。調子に乗って 400gr. を入れたらさすがに重かった(笑)。
テーパーの小細工のせいか、ラインによって右手のグリップの位置が微妙に変わる。
330 と 360gr. ではグリップの先端、240 と 270gr. では手のひら半分くらい短く握るとラインのノリがいい。300gr. が境目のようで、これだとどっちでもお好み次第といったところ。
こいつ、今まで作った竿で一番かも・・・・。
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# by kurirod | 2016-02-26 10:41 | 竿 | Comments(0)
2016年 02月 24日

10ft. SPLICED

このところ 10ft. 3P のスプライスジョイントに熱中している。確定申告が迫っているというのに・・・・。昔、定期テストが迫ってくると何故か本を読み始めたけど、ま、性格はいくつになってもそうそう変わるもんじゃないね。
で、最初の試作がこれ。
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ちょっと遊んじゃったので、ずいぶん手こずった。「クセっぽいけど面白い。こういうのが楽しい」という評価をいただいた。作る方も楽しかった(笑)。初期のデータを使ったので、竿としてなんとかまとめるのが精いっぱいだった。なので、すぐ次のやつに手を付けた。今度はフェルール仕様の気に入ってるやつをベースにした。
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課題はバットのテーパー。バットの調子が変わると、それだけで別モデルじゃないかというほど印象が変わる。キャスティングスタイルによっても向き不向きがあるようなので、そのへんを作り分けられるようにしたかった。
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削り始めて 3 日でここまで。脅威のスピードだね・・・・(爆)。300 か 330gr. が快適。テーパーを変えると当然曲がり方が変わるから、ストリッピングの位置も変わってくる。前のと比べると少し上がったかな・・・・。
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一番下のは 12ft. 3P SPLICED の最終型。

スプライスのジョイント部もかなり理解できてきたと思う。強度不足ということが無くなった。意外とデリケートなことも。こないだ計算してみた。理論上はスプライスした面を 0.1mm 削ると、重ねる長さを 約 2 mm 長くしないと同じ強度にはならないようだ。両面だと 約 4 mm 。馬鹿にできない。ペーパーの当て過ぎに注意!
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# by kurirod | 2016-02-24 13:34 | 竿 | Comments(0)
2016年 02月 16日

SWITCH ROD

2 週間ほど前、利根川で「10 フィートで 280 グレインが使えるスプライスの竿があったら面白そうだよネ」という呟きを聞き、なるほどねぇ~と思った。12ft. 3P #6/7 スプライスのデモロッドをひっ掴んで、どういう反応があるか、ちょっと楽しみにして行ったのだが・・・・。

でも、12ft. はもう 4 本目だったので呟きの方が気になり、工房に戻るとすぐに作業開始。データは以前製作したフェルール仕様のがふたつある。何種類かテーパーを起こして試作し、その中から選んで遺した 2 種類から細めのトップの方を選んだ。ちょっとファースト気味のやつ。
スプライス仕様で製作し、ペーパーで間に合うくらいの修正をして 1 回目の仮り組みをしたのがこれ。
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パラボリックにしたかったのでバットだけは新たにテーパーをとり直したが、まだ強め。ストリッピングの位置もここまで下げないとノリが悪い。
なので更に修正。曲がり方を見ながらペーパーでシェイプする地味~な作業の結果、なんとかイメージに近づけた。これ以上はムリというところで止めといた。ヘラ竿になっちゃう。
調子が変わればガイドの位置も変えないとラインのノリが悪くなる。これも一度位置を出しておいて仮り組みをし、上げたり下げたり数を変えたりサイズを変えてみたりという地味~な作業。今までになくてこずった。
結果はこれ。
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いじくり回しているうちに、こんな感じのグリップってあってもイイんじゃね?と考えたことがあったのを思い出した。その時は単に見た目だけを考えていたんだけど、今回はハッキリ効果を狙った。
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いまいち狙った効果が出ていないような気もするが、テーパーの取り方が原因のようだ。そもそも、こんなライトタックルで使う手法じゃないのかも・・・・。宿題がひとつできた。
手持ちのラインで試してみると、スカンジヘッドで 300gr. 、OPST で 200gr. のフローティングボディーと 10ft. 90gr. のモウティップの組み合わせがベスト。竿を振るというより動かすだけでラインが勝手に飛んでいく・・・・か・い・か・ん!
画像は無いけどグリップは更に細めに修正した。あとはガイドを本組みすればニューモデルとして完成!
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# by kurirod | 2016-02-16 20:25 | 竿 | Comments(0)
2016年 02月 06日

NEW MODEL

Angler's Choice のシリーズにニューモデル。8ft. 3P に#6 が追加。
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リールシートのウッドとグリップの形、スレッドカラーはオーナーのご指定。
昨年末の展示会で「いろいろ振らせてもらったけど、これが一番相性がイイ」と言っていただいたのは#5 だった。できれば#6 が欲しいということだったのでシリーズに追加した。
セミパラボリックで見た目よりパワフル。#6 ならそれなりの遠投を考えているのだろうと気を回してガイドの数はミニマム。期待を裏切らなければいいが・・・。

[ 追記 ]
受け取りにみえたオーナーに工房の前で振ってもらった。若いのにこなれたキャスティングをする方で、思ったよりパワフルだと満足の様子でほっとした。どうも#5 のデモロッドの印象が強かったようだ。トップセクションのガイド、1個減らして大正解!
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# by kurirod | 2016-02-06 21:15 | 竿 | Comments(0)
2016年 01月 27日

やっと・・・

昨年後半からいじり始めたスプライスの 3P が、やっと販売に漕ぎつけそう。
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このモデル。左はパラボリックタイプで 350 ~ 450gr. 、右はこれといった特徴は無いがノンストレスで使えるフツーのモデル。400 ~ 560gr. のキャパシティーがあるが、450gr. が最適。も少し詳しくノーガキを垂れると・・・・。

パラボリックタイプ:バットからトップまで素直に曲がるので、基本通りに竿を動かせば勝手にラインが飛んでいく感じ。スペイキャストでよく言う「スウィープを始めて曲がった竿に一定のロードをかけ続け、方向転換したらラインをリリースする」という教科書みたいなキャストがベスト。

スタンダードタイプ:けっこう “ 優等生 ” だと思う。左手の操作が的確にできるなら、かなり使いやすい。キャスティングはパラボリックタイプと同じだけどね・・・。

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上がパラボリック。下がスタンダード(ガイドは仮留め)。
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スタンダードの方は現在本組み中。
グリップの長さはと形は下の方で統一します。

価格は両方とも¥160,000(本体価格)。12ft. のみ。HPにはまだ掲載してませんが、ご要望があれば承りますのでご連絡下さい。
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# by kurirod | 2016-01-27 17:57 | 竿 | Comments(0)
2016年 01月 13日

確実な仕事は・・・

確実な仕事には正確な道具が不可欠。いい加減な道具で確実な仕事をするのはちょっと無理があると思う。

これ、鉋の刃を砥ぐための冶具。カナダ製で、もう 10 年以上使っている。鉋は刃のスペアを用意いといて、切れなくなったらどんどん交換する。その時に切れ方がまちまちでは困る。同じリズムで同じように切れてくれないと・・・・。便利なんだけどローラ-が砥石の上を転がるので摩耗する。ローラーが摩耗すると刃の両端が余計に砥げて微妙に中央が膨らむ。その刃でプレーニングフォームを使うとフォームの中央が微妙に凹んでくる。デプスゲージはフォームの面の高い部分が基準になるから、中央が凹んだフォームで仕上げ削りをすると設定した数値との誤差が出る。接着すると誤差は倍になるからバカにならない。なんか「風が吹くと桶屋が儲かる」みたいなハナシだけど・・・・。
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板に鉋をかける場合には中央が微妙に膨らんでいると耳が立たなくて具合がイイけれど、竿を削る時にはあまりヨロシク無い。

刃の角度には洋の東西を問わず、硬い材を削る時には鈍角のもの、柔らかい材を削る時には鋭角のものを使うというルールがある。この冶具は単純だけど 3 種類の角度で使える。
ま、フォームの設定通りに削れないというのにはいろんなファクターがあるから、一概に道具のせいにはできないけど。誤差が出る原因と思われるものはひとつずつ潰しておかないとね。
こうやって使う。
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ローラーさえ交換すれば元通り! あ、砥石の平面もチェックしとかないと。
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# by kurirod | 2016-01-13 12:48 | 道具 | Comments(0)
2016年 01月 01日

明けまして

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# by kurirod | 2016-01-01 14:06 | その他 | Comments(2)
2015年 12月 31日

良いお年を

2016 年も今日でおしまい。
今年は後半になってから目からウロコの色んな事があって、竿作りが益々おもしろくなった年だった。
イチバンはこれ。
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シャフトのテーパーとガイドの位置を確実にリンクさせることができるようになったエポックメイキングなモデル。同じ方法を 7ft. のシングルハンドで試してみたら、ガイドの位置が微妙にズレた。ラインを通してみると、とても滑らか。ワンステップ スキルアップできたかも!(ま、自己満足だけどね)。

前にも書いたけど「奥が深い」という言い回しが好きじゃない。アンタが知らないだけでしょ!と思ってしまう。
まだまだ知らない事は山ほどあると思うので、どんどん追求していきたい。「奥が深い」という言葉で解らないことをひとくくりにして隅に押しやってしまうような事はしたくない。

さて、来年はどんなことに出会うのだろう? 皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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# by kurirod | 2015-12-31 11:59 | その他 | Comments(0)
2015年 12月 16日

こないだ立川で開催した「竹のフィッシングクラフト展」の前日、応急で縫った古いタオルケットが予想外に便利そう。
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20 年くらい前に子供達が使っていたヤツだけど、使用感はあるものの傷んでいるわけでは無かったので捨てないでいた。ミシンの針を厚地用の#16 に換え、グルーイングに使う太いナイロン糸で縫った。ダブルステッチで。9 ~ 14ft. の2ハンドデモロッドを1ダース以上入れても余裕! が、けっこう重い・・・・。
行商で持って行くには重宝しそうだ。

「クラフト展」の片付けをしている時に INNOVATION のシリーズが目についた。スプライスの Bizarre ではガイドスペーシングにかなり手こずらされたので、スペーシングはだいぶ理解できたと思っている。で、改めてシングルハンドはこれでだいじょぶなのか?というのが頭をよぎったもんだから・・・・すぐにやってみた。
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竿が長かろうと短かろうと、シングルハンドだろうが2ハンドだろうが、理屈は同じ。だからまったく同じ方法で試してみた。そしたら案の定。余計な仕事が増えた。でも、これを修正すれば INNOVATION のシリーズは完璧。これ以上手を加えるならテーパーから起し直すことになる。パラボリックタイプなんてスペイロッドみたいだ。マニアックなんだろうなぁ~、こういうの・・・・。
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# by kurirod | 2015-12-16 11:08 | その他 | Comments(0)
2015年 11月 29日

完成! だと思う・・・

12ft. スプライスロッドが完成した。
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バット側のジョイントに課題は残るけど、使用上の支障が出るほどではなく、解消法はわかっている。
今回ほどガイドスペーシングの重要さを思い知らされたことは無いが、できてみればナルホドそうだよな・・・と納得。ただ、一般的な2ハンドロッドの見かけとはちょっと違っているので、そのへんがどういうふうに受け取られるのか気になるところ・・・・。
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この画像でお判りかな? シャフトのテーパーの取り方でガイドスペーシングはこうなった。
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バンブーロッドは工芸品ではなくてただの釣り道具というふうに考えれば、当然使用感が最優先の課題。だからそうしたらこうなったんで、別に奇をてらったわけでもナンでも無い。作った本人が思わず笑っちゃうくらいの ” 常識外れ(?) ” かも知れないが、ジョーシキってナンだ?単に固定観念という意味だったら、そんなモンは自由な発想や感性にとって邪魔なだけ。

実はこの位置、決めかねて迷っていた時にさるお方の「思いっきり下げて見たら?」というアドバイスによるもの。で、その通りにしてみたらモヤモヤはすっきり解消。本組みをして、経緯を知っているギャラリーに見せたら「え~~っ、ホントにやったのぉ~?」だってさ。やったけど、ナニか? ラインを入れて渡したら「こんなバンブー振った事無い」と、なかなか返してもらえなかった。

久々にネーミングをしたくなった。ポっと浮かんだのは “ 変わり者 ” 。カタカナにして目くらましをしようとしたのだが、変わり者 → 風変わりな → strange → stranger?・・・・フランス語にしてみたら bizarre 、ん~~語呂はよさそうだけど、どう発音するんだ?

肝心な適合ラインはといえば、これは使う人のキャスティングのクセや好みが大きく影響するところだし、竹という素材自体もけっこうポテンシャルが高いので特定するのが難しい・・・・。

上のやつはパラボリックな感じで skandi line の 330~450gr. くらいが無難なところだが、ちょっと気を遣えるなら 480gr. でも。
基本的にバット以外の部分は同じテーパーなのだが、下のやつはバットのテーパーがほんの少しきつくしてある。その分パワフルに感じるのだが、適合ラインはほぼ同じ。OPST の 375gr. (ティップ 90gr. で都合465gr. )を入れて見たらこっちはドンピシャだったけど・・・。

あ、それとひとつ驚いた事があるんだけど、フェルール仕様と比べるとびっくりするほど振りグセが付きにくい。明らかにハッキリ違う。これは特筆するべきだと思う。
フェルール仕様と比べると携帯性や組み立てに不便はあるが、一度組んでしまえばかなり楽しい竿だ。ま、一長一短という訳で、どこを優先するかはその人次第。お好きにどーぞ、か。
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# by kurirod | 2015-11-29 17:43 | 竿 | Comments(0)
2015年 11月 24日

続々・12ft.スプライスロッド

ちょっとした思い付きで始めた 12ft. 3P のスプライス、どっぷりハマっている。
今回はバリエーションを増やすのではなく、一番汎用性がありそうなやつを煮詰めている。
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これ。すでにフェルール仕様で完成している #7 Paraboric のテーパーを土台にしている。

課題はジョイント部の構造とアクションの見直し。すでに2本目。ジョイントに関しては以前 2P で 1 ダース近くの試作をしているので、どうしたらイイのか見当はついている。今回は、それをもう少し詰めるだけ。
問題はスペイキャストに適したアクションを作る事なんだけど、人によってキャストのし方はまちまち。特に、日本の “ スペイキャスト ” はアンカーを打つオーバーヘッドキャストと言われているらしいので厄介。英国由来のキャストができる人はほんの一握りと言われている。動画サイトを見ても、スペイキャスト自体がどんどん変わっているようでつかみどころが無い。UK発の動画を見てもタイトルにわざわざトラディショナルと表示しているくらいだ。が、定義としては「角度変換をするロールキャスト」という事のようだ。

そのへんの事情を横眼で睨みつつあちこちのグループに顔を出し、近所でスクールがあると聞けば見学し、ネットサーフィンで英米の名を知られたキャスターのデモを繰り返し見て、やっとおぼろげながら “ スペイキャスト ” の輪郭が見えてきたのは最近のこと・・・・。
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2本目の試作のガイドスペーシングをしに行ったんだけど、ナンだカンだといじっているうちに、もしかして・・・と不埒な思いが頭をよぎり、結局最初のやつもやり直すハメになった。
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ガイドの位置って何となく一般的にはこういうふうになっているもんだという既成概念があるようだけど、敢えて無視して感覚だけを頼りにやってみると全然違う世界が見えてくる。(竿は道具でしょっ!)

んな訳で常識外れだろうがカッコ悪かろうが外野の雑音は一切無視すると、足カセがとれたみたいに一気に頭の中が自由になった。目からウロコってこういうのを言うのかも。

来月立川で開催する「竹のクラフト展」には本組みした最終バージョンがお披露目できそう。乞うご期待!
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# by kurirod | 2015-11-24 12:09 | 竿 | Comments(0)
2015年 11月 13日

続・12ft. スプライスロッド

雨になるかと思ったら降りそうもないので、また河原に行った。
前日、河原であーたらこーたらと竿とラインをいじくり回して工房に戻ると、頼んでおいた 360gr. のスカンジヘッドが届いていたのですぐに使ってみたかった(ガキか・・・)。
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仮り組みの時点で手持ちのめぼしいラインは一通り投げてみたけど、いまいちシックリくるラインが無かった。
狙いはドンピシャ。オーバーヘッドだと 330gr. の方が投げやすいみたいだけど、スペイで使うとちょっと軽い。360gr. ならオーバーヘッドでもスペイでも使えそう。川に出てからじゃ、よほどの事が無い限りラインの交換なんてしないからね・・・。
フェルール仕様のやつと振り比べてみたけど、当然適合ラインは同じなのにキャストの感触がかなり違う。
スプライスの方はかなり乱暴に振ってもジョイントの破損を心配しなくて済むので、かなり気が楽。セットが面倒だけどね。
重めのラインの方がキャストが楽なので、ず~っと 450gr. や 480gr. を使って#7 ロッドのつもりでいたけど、オーバーヘッドでも使う事を考慮するとどうやら訂正した方が良さそう。360gr. だと #6 相当なのよね。そもそもスペイやスカジットのラインには規格が無いのに、それを使う竿に番手表示をすること自体がナンセンスだと思うのだが・・・・・。ま、目安ということで。

河原でこんなの見つけた。もう何回も行ってる所なのにね。
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うまいこと乗っかったもんだ。
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# by kurirod | 2015-11-13 18:16 | 竿 | Comments(0)
2015年 11月 12日

12ft.スプライスジョイント

12ft. 3P のスプライスジョイント、本組みができたので早速河原へ・・・。工房では陽がさしていたのでラッキー!と喜んでいたら、河原に着いたとたんに曇りはじめてちょっと寒かった、くそっ。
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お伴は9ft. 2P 。
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スプライスジョイントは1Pに近いアクションになると言われているが、12ft. の1Pなんて見た事も無いし振った事も無いので比べようがない。「ふ~ん、こういうふうになるのか」と思うしかない。確かにフェルールの仕様より持った時に軽く感じるし、振ってもベンドがスムーズな感じがして何となく気持ちイイ。重めのラインを振ると、フェルール仕様ではトップにクセがつきやすいがスプライスではほとんどつかない。振れるラインの重量は同じ。スカンジで 480gr. までなら何とかなるが、ストレスを感じないで使うなら 350 ~ 400gr. くらい。もう少しいろんなラインを入れて試してみるつもり。
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ちょっと前まではコンビニでクラッシュアイスを買って行ったんだけど、今日は工房からコーヒーを持って行った。チョコチップクッキーとコーヒーは冬の定番。
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# by kurirod | 2015-11-12 19:49 | 竿 | Comments(0)
2015年 11月 07日

スプライス 3P

イタズラのつもりで組んだ 2P のスプライスのデキが良かったので、ついその気になって 3Pのスプライスに再挑戦した。ミドルセクションの両端をスウェルに削るのは、フォームにハンドプレーンでは無理があると思って諦めていたのだが・・・。
ジョイント部の処理のし方を思いついたので試してみたくなった。
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やっと仮り組みにこぎつけたので、さっそく河原に・・・。
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左はプロパーになっている 12ft. 3P #7 、右の仮り組みがスプライスバージョン。ベースのテーパーは同じだが、スプライスの方はバットセクションが気持細めになっている。
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トップ側とバット側は同じやり方で処理してあるが、バット側は一見してわかるくらいのスウェルにした方が良さそう。使用するぶんには問題は無いと思うのだが、製作者としては微妙に “ くの字 ” に曲がるのが面白くない。このままで “ くの字 ” を解消する方法もあるのだが・・・。
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ジョイントの部分が長くなったので、ガイドスペーシングが難しくなった。フェルールのやつより1個少ない。
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# by kurirod | 2015-11-07 19:49 | 竿 | Comments(0)
2015年 11月 05日

竹のクラフト展

今年もやります。
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今回は前回と同じ区画に先約が入ってしまったので、違う区画での出展になります。ま、同じ建物なんだけどね。どうやら芝生の広場側になりそう。試投場所は今までと同じ。なので、「ちょっと外で振ってみる?」というには少し歩し歩かないとイケマセン。芝生の所が使えるとイイんだけど、広場と建物は管理している部署が違うそうで、手続きがエラく面倒だとか・・・。

そんな訳ですが、展示の内容は従来通りです。

当工房からはスプライスジョイントの 2P ・ 3P の試作や、Angler's Choice 、Innovation シリーズのデモロッド等を出展します。
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# by kurirod | 2015-11-05 09:25 | イベント | Comments(0)
2015年 11月 02日

引き続き

まだいじくり回してる、こないだのスプライス。
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けっこう振り倒したつもりだったんだけど、自分で投げてると竿がどういうふうに曲がっているんだか見えないので、いつもと違う河原に行って振ってもらった。皆さんが練習で振ってるのは短くても 14ft. の2ハンドだから、9ft. のスイッチもどきはいささか場違い。

450gr. のスカンジヘッドで試してもらった。アセテートのやつが無くなったのでビニールテープで固定したジョイントは問題ナシ。全体のカーブも悪くないと思う。瞬間的に深く曲がるところを注意して見ていると、微妙にトップよりバットの方が曲がっているように見えるのだが、振ってる本人に違和感は無いという。

シングルスペイやスカジットキャストをするぶんには気にならないのだが、オーバーヘッドで投げるとラインが重い。あと 100gr. 軽くていい。そこで疑問が・・・・・。オーバーヘッドで投げるのと、水の抵抗を利用したキャストをする時では、最適なラインの重量って違って当たり前なのか? それとも同じで当然なのか?

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どうもグリップのカタチが気になったので、工房に戻ってから少しシェイプした。いくらか良くなったように見えるが気のせいか?
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# by kurirod | 2015-11-02 13:28 | 竿 | Comments(0)
2015年 10月 30日

本組み終了

12ft. 3P #7 を 9ft. 2P #7 に仕立て直したやつの本組みが終わった。
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こう言うのもナンだけど、予想をはるかに上回る出来だ。思い付きで始めたイタズラだったのが、やってるうちにどんどん本気モード。今回は “ ぶっつけ ” とか “ 現物合わせ ” とか言われるやり方。あらかじめ設計図を引いて、その通りに作るという「正当」なやり方とは正反対。でも、それが良かったみたい。

元のテーパーははっきりしているので、どこをどういじれば何とかなりそうという勘頼み。もちろん「こんなふうにしたい」というイメージはある。バランスも良さそう。
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ガイドを留める前に 5in. インターバルでディメンションを測ってあるので、あとはデータを整理するだけ。ベースがかなり正確にできていたので大きな誤差は無く、整理は楽そう。これを土台にすればもう2モデルくらいは作れる。ま、やるかどうかは気分次第だけど・・・。

手持ちのラインで試してみたら 450 ~ 540gr. くらいのところが一番良さそう。かなり強い竿になった。このくらいの長さだったらも少し軽いラインで使いたいかなぁ。
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# by kurirod | 2015-10-30 12:21 | 竿 | Comments(0)
2015年 10月 22日

良しとしよう

今年の夏に納品した 12ft. 3P #7 のトップとミドルが、接着剤がついたまま放ってあった。
ミドルセクションのノードがおかしなことになっているのに気がついたのは、グルーイングが終わって糸を外した時。腹立たしいったらない。売り物にはならないが使うには支障の無い内容だったので、気が向いたらなにかカタチにしてみようと思い、へし折るのはやめにしておいた。

が、やはりぶら下がってるのが目に入るたびに気になる。ていねいに削ったのでデキは悪くないはずなのだ。
3P のモデルを作る時は、トップで 5 インチ、ミドルで 5 ~ 10 インチ長く作ることにしている。で、これはもしかして高番手のスイッチタイプにできないか?スプライスで、と思い、ダメ元でやってみることにした。
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できあがったのがこれ。左はオリジナルの 3P 。
同じ長さでも 2P と 3P ではテーパーの構造が違うので、 3P のトップとミドルがそのまま 2P で使える訳ではない。おまけにフェルールを使う場合とスプライスにするのでは、構造が全然違う。無理を承知でどこまでできるかやってみた。
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どお?これ。できるだけパワーファイバーと呼ばれる部分をいじめないように、様子を見ながら外側をシェイプして、なんとか調子を出した。
あまりいじり過ぎて使い物にならなくなっちゃったらイヤなので、このへんで止めておく。サンドペーパーを使って少しずつシェイプしては曲げて様子を見、ガイドを仮止めして投げてはまたシェイプ・・・・。4 日ほどかかってここまでにしたのだが、おもしろい事を見つけた。テストなので、かなり無茶なキャストもしたのにクセがつかない。
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スプライスの部分もスウェルにしていないのに妙に折れたような曲がり方はしない?? どうして?

もとの 12ft. は 540gr. のスカンジヘッドが使えたが、 9ft. では短めの総重量 465gr. のスカジットヘッドが平気で使えた。これなら利根川でも安心して使える。

結果的にはメデタシなのだが、どうもすんなり納得できない部分が多くて暫くは考えさせられそう・・・。
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# by kurirod | 2015-10-22 21:02 | 竿 | Comments(0)