竿屋の独白

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2015年 09月 07日

一進一退

小ぬか雨が降る中、我慢できずに河原に行った。さすがに貸し切り状態。

こないだ群馬でスペイのフォームの治療をしてもらい、処方箋をもらってきた。どうやら竿の動きがスムースじゃないらしい。後で回してキャストアウトする前に一息ついちゃうんだそうだ(本人にそんなつもりは無い)。

スペイキャストはリフトアップ → スウィープ → アンカー → ロール → キャストアウトという一連の動きでラインを前に飛ばす変性ロールキャストみたいなもの。スウィープからキャストアウトまでは竿とラインにテンションがかかっていないと(コンティニュアス・ロード)ラインは飛んでいかない。キャストアウトはたわんだ竿がもとに戻ろうとする時の反発力にまかせるのが基本。慣れてくると力をかけるポイントが見えてくる(らしい)。
ちゃんと振れているかどうかはループの形に出るのでチェックは簡単(だと思う)。そのくらいは分かるようにはなった(つもり)。

で、一息つくとそこで曲がった竿が伸びるので、改めて曲げ直さなければならない。つまり後で伸びたらそこからのキャストになる。これではオーバーヘッドのフォワードキャストと同じ理屈になるので、一連の動きはスペイっぽく見えてもやってる事はまったく別物。

自分でチェックしようと思って動画を撮ったことがある。一人で見ているのに顔から火がでるくらい恥ずかしかった。どこがいけなかったのかは判ったが。

動画サイトで捜すとかなりの爺さまが長竿を振ってたりするのを見るくらいだから、本来は力のいらないキャスティングのはずなのだが・・・・。

キャス練は日によって調子が良かったり悪かったり。今日は悪い日だった。やたらに力は入るし竿はイメージ通りに動いてないし、体の動きも良くないし・・・・・・・。

そんな訳で画像は無し!またゼロからやり直しだぁ。
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# by kurirod | 2015-09-07 18:17 | キャスティング | Comments(0)
2015年 08月 31日

なんだよ・・・

8月も、もう終わり。ちょっと前、連日猛暑日が続いていた頃、どうしても河原に行きたくて、でも日差しが痛くて熱中症も心配で・・・。途中でコンビニに寄り、100円のロックアイスをタオルに包んで持って行くことにしたのだが、使うたびに一々包み直さなければイケナイのが鬱陶しくて、こんなのを作ってみた。
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材料はあり合わせ。タオルは3枚重ねにしたかったんだけど、厚くなってミシンの押さえに通らなかったので敢え無く2枚重ね。それでも縫い合わせのところは4枚重ねになるワケだ。粗品のタオルはクタクタでミシンに任せておくと、縫い進むうちにどんどんズレていく。扱いづらいったらありゃしない。どうせ自分が使うんだからと、多少のズレは気にしないでなんとか仕上げた。使い勝手は悪く無い。保温性には欠けるけど、まあ無いよりはマシ。工房からは水だけ用意してけばいい。
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3回くらいは使っただろうか。天気は一気に9月半ば。河原に居るのは楽になったけど、なんか釈然としない。
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# by kurirod | 2015-08-31 11:38 | その他 | Comments(0)
2015年 08月 28日

どーして?

一度ライン合わせをしたはずのライト2ハンド 969 。なんか引っ掛かるものがあって、改めてやり直した。
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下のやつ。元はずいぶん前に作ったトラディショナルのラインでのオーバーヘッド用。スカンジヘッドで 300gr. が使えた。が、アンカーを打ったり置いたりして横振りするようなキャストをすると、トップセクションにクセがつきやすかったので修正した。

当然強くなると思い込んでライン合わせをしたのでイマイチの結果になった。その後2ハンドロッドの組み立てをしたり、キャスティングフォームの矯正をしたりでそのままになっていた。

雨さえ降らなければ連日のように河原に通い、これぞと思う動画を探しまくって見たりしたのだが、染みついたクセはなかなか抜けず、半ば諦めかけていた。

練習なんて何時間も続けてやればイイってもんでもない。気が付けばやたらに力は入ってるし、竿は風切り音が出てるし・・・。で、気分転換に 969 修正版を引っ張り出してライン合わせのやり直し。これにはもひとつ下心があって、OPST のコマンドヘッド 200gr. (ティップを入れると 290gr. になる)をもう一度入れて確認したかった。
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結果、ベストはリオのスカンジヘッド 270gr. 。コマンドヘッドの 290gr. セットはなぜか少し軽めに感じた。
どーして? スカンジはスペイ、コマンドヘッドはスカジットというキャストのし方の違い?

ところで並んで写っているもう1本、気になる? これ 9’ 3P#6 スイッチロッド。コマンドヘッドを入れて片手でスペイ風に振っても、アンダーハンド風に振ってもノリがいい。17~8m は軽く飛んで、おまけにちゃんとターンするもんだから笑っちゃう。「何がスペイだ、アンダーハンドだ。魚釣りは釣ってナンボじゃ!」と割り切れば、かなり使い勝手が良さそう、あははっ・・・・。

[ 追記 ]
コマンドヘッドにピッタリの竿、見つけた。
以前掲載した 969 の修正版。これ。最新版と比べると、ほんの少し柔らかい。
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9’6” の竿で25mくらいは投げられて、おまけにちゃんとターンする。北海道の川で使ったら楽しいだろうなぁ・・・。扱いが簡単で実用的なところは合理的で、いかにもアメリカのラインだね。最新版には 225gr. か250gr.のボディーが良さそう。

スペイキャストのフォーム矯正は、やっと小さな光が見えてきた。何て事はない、右手と左手がちゃんとリンクしてタイミング良く動かせるようになっただけなんだけど。でも、これだけで “ なんちゃってスペイ ” から脱出できそうな気がしてウレシイ。何よりも、これ以上右肩を痛めなくて済みそうなのが助かる。
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# by kurirod | 2015-08-28 22:42 | ライン | Comments(0)
2015年 08月 14日

竿合わせ

竿とラインの相性を合わせようとすると、いろいろなケースに出会うが、今回は “ まずラインありき ” のケース。
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このスカジットヘッド、ず~~っと気になっていた。最初に動画サイトで見た時にはスローモーションの入ったキャスティングのやつしか無かったが、暫くするとプロモ-ションの動画がいくつかアップされた。
長さは従来のラインの半分くらいで 150gr. からのラインナップ。ランニングラインにはオリジナルのモノフィラを推奨している。「なんだ、長いルアーか」という印象もあったが、モノフィラに短いヘッドなのにループの展開がけっこうイイ(少なくとも動画では)。で、これは竹のライト2ハンドで使ったら楽しくないか?と思ったのが運の尽き。
まずはメーカー推奨の組み合わせでやってみた。13’6” 200gr. と 375gr. 。ティップはどちらも10’ で90gr. 。
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合わせてみたのは 9’ ~ 11’ の#5 ~ 8 相当のライト2ハンド。
取り回しはかなりイイ(そりゃそうだよね、この長さじゃ)。合わせる竿は 11’ くらいまでで、それ以上になるとラインが短すぎてバランスが悪い。ちょっと強めに振るとアンカーが切れて後ろに飛んでっちゃう。

取っ換え引っ換え 振る事 4 時間 。200gr. だったら 9 ~ 9’6” 、375gr. だったら 9’6” ~11’ が良さそう。
250gr. が欲しいかも・・・・まずい!

あ、言い忘れたけどスイングもけっこう楽ちん。ほとんどメンディングなしで狙ったスジに送り込めるみたい(条件にもよるけど)。多分短いのがイイんだろうね。
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# by kurirod | 2015-08-14 11:41 | ライン | Comments(0)
2015年 08月 08日

ライン合わせ

やっと行ってきた、河原へ。 9’6” 3P のライン合わせとストリッピングの位置出し。
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上がプロト、下が修正版。
前にも書いたが、今回のやつはトップ側のフェルールまわりとトップを僅かに強く、バットのテーパーを気持キツめにした修正版。見た目ではっきり分かるのはトップ側のフェルールがワンサイズ大きくなったところくらい。

ほんの僅かな修正なので、それほど強くはなっていないと予想したのだが・・・・・。
結果はライン重量でプラス 150~180gr. アップ。
プロトタイプはかなり前にオーバーヘッドで使うために組んだやつを、アンカーを打つキャストで使えるようにしたもの。フェルールのサイズに合わせてテーパーをいじったため、中央からトップ側に課題が残った。スカンジの 300gr. までなら何の問題も無いのだが、イメージしてたのとはちょっと違う調子なのでやり直し!
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同じ長さの竿だけど、修正版ではグリップの全長をコルクリング3個分短くしてある。10’ のやつもそうだったけど、グリップの位置がほんの1インチ変わるだけでラインのノリはかなり変わる。
で、ストリッピングの位置は想定より 40mm も下げる事になった。全体の調子はかなりイメージに近い。
ガイドは本組みして、いまモーターで回っている。
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# by kurirod | 2015-08-08 10:52 | 竿 | Comments(0)
2015年 08月 06日

だから辞めらんない

先月いただいた 12ft. のオーダーがやっと片付いた。かなり出来はイイ(けっこう気を遣って作ったからね)。これ1本作るのに木工・金工・塗装・縫製、それにちょっとだけグラフィックの知識が要る。
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知識だけじゃダメで、実際に自分の手でできるだけの技術がなきゃイケナイ。とかく思い通りにはならない世の中で、自分のイメージ通りのものを自分の手で作れるというのは、かなり楽しい。

が、今回はこっちのハナシ。
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9’6” 3P のライト2ハンド。手前のやつがこないだまでいじくり回していたやつ。奥のリールがセットしてあるのが改良版。トラディショナルなラインで#7 前後、スカンジヘッドで300~350gr. くらい。スカジットヘッドなら多分200~250gr. くらいになるハズ(そんな軽いラインは持ってないが)。
竹竿の場合、重量があるので1日中使っていられるのは12ft. くらいまで。ラインを工夫すればこの辺の利根川でも十分釣りになる。もちろんどういうスタイルの釣りをするのかという事もあるが・・・。

そこそこの規模の川になると、やはりそれなりの距離を投げたい。#6~7くらいのシングルハンドでも間に合わない事はないが、両手で投げると数段楽になる。それに2ハンドロッドのキャスティングって楽しい。当然ラインにも工夫が要るが、9~11ft. くらいのライト2ハンドってけっこういろんなところで使えるんじゃないかと思う。支流に入ったら無理だけど。
そんな訳で、14ft. まで伸びたロッドは最近どんどん短くなっている。“ スイッチロッド ” というのがあるが、あのネーミングはどうも好きになれない。個人的にはあくまでも “ ライト2ハンドロッド ” と呼びたい。
── 閑話休題 ──

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そんなこんなで作り直したやつはグリップをギリギリまで短くして、できるだけコンパクトな動きでキャストできるようにした。が、リールをセットして気がついた。アップロックにすれば良かった! 2ハンドロッドのキャスティングは、バットエンドを片手で押えてもう片方の手で押して投げるのではなくて “ プッシュ&プル ” が基本でしょ? 左手はしっかりグリップしてなきゃいけないのに、しっかり握るとリールが当たる。アンダーグリップも短くしたので余計。握り方を工夫すれば当たらずには済むのだが・・・・面白くない。
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あとはストリッピングの位置を出して前のモデルと振り比べ。早く河原へ行きたい。
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# by kurirod | 2015-08-06 20:43 | 竿 | Comments(0)
2015年 07月 30日

もしかして?

首を長くして待っていたフェルールが届いた。
前回のブログをアップして、帰るか・・・と玄関からポストを見たら何か入ってる。またチラシかと思い、郵便受けを開けると国際郵便の封筒だった。
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電気を消した工房に戻り(と言っても4歩ほど)、封筒を開けて見ると、事前にもらった連絡の通り二重のインシュレーション付き封筒に、さらに発泡の梱包材にくるまれたフェルールが・・・・。
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国際宅配便で送られてきた時は、たしか消費税を取られたように記憶するが、郵便だと黙ってダイレクトにポストに放り込まれるのか? 料金は郵送だと宅配便の半分。そのかわりと言ってはナンだが、ちゃんと届けたという確認はしない。「ちゃんと届いて当たり前」というのは多分日本だからこそなんだと思う。

さ、始めるか!

3~4日すると、もう一つ封筒が届くハズ。大きな声じゃ言えないが、実はこっちの方が待ち遠しい。
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# by kurirod | 2015-07-30 09:29 | その他 | Comments(0)
2015年 07月 29日

まだかなぁ~

フェルールを発注して2週間が経つ。大きいサイズが混じっていたので、出来上がるのに1週間かそこらかかるというメールをもらった。なんだよ・・・と思いつつも、こればかりはどうにもならない。が、5日ほどして発送の連絡をもらい、「おっ」と期待したがまだ届かない。ケチして一番安いデリバリーでと頼んだのがアダとなったか?
オーダーをいただいた12ft.3Pのシャフトは2日でできちゃったので、いじくりまわしていた9.5ft.もテーパーを修正して削り直した。この時期は気温が高いので接着剤の硬化が早い。室温35°Cなんて真冬の硬化箱の中みたいなもんだからね・・・。
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2Pでも3Pでも、火入れまで済ませたやつをストックしているので、オーダーが入ればすぐに削れる。せっかく納期を短縮する工夫をしてるのに、引っ掛かるのはいつもフェルール。大きいサイズは単価が高いので在庫しきれないでいる。
待ってる間に作れるパーツは作っておこうとグリップも削った。
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けっこう丁寧に削ったつもりだが、丁寧にも程がある。各部を作ってから仮り組み、バランスを見ながら手直ししても2日程度。1日おいて見直すと、ここ、も少し細い方が・・・・なんて事になるのだが、あまりやり過ぎると「ハイ、作り直し。ゴクローサン」となるので気をつけないとね。

それにしても早く来ないかな・・・・・。
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# by kurirod | 2015-07-29 13:59 | 竿 | Comments(0)
2015年 07月 27日

終わっちゃった・・・

エド・ワードが立ち上げたOPST 、宣伝用の動画もずいぶん種類が増えて、チェックするとスカジットのシステムに汎用性を持たせたような内容らしい。これなら日本でも定着しそう・・・。だからという訳ではないが、9~10ft. のわりと低番手の2ハンドロッドをヘッドが投げやすいようにいじくり回していた。一番最後は 9.5ft. 。

さんざんあータラ、こータラやった挙げ句、一度本組みしたやつのストリッピングの位置を変えてやっと納得。ま、できる事はやり尽くした感がある。
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左から 9ft.270gr. 、10ft.330gr. 、9.5ft.300gr. (スカンジヘッドで)。
コンセプトは「どーせヘッドを使うんだったら、竿、短くたってイーじゃん。必要な距離は簡単に出ちゃうんだから」。今までのスカジットのシステムは本流の大場所以外、どこで使うの?という感があったが、OPSTのコマンドヘッドは 150~475gr. のラインナップ。個人的には今までWFで攻めていたところでこのシステムを使ったら、釣り方にも幅が出てかなり面白くなるんじゃないかと思うが、どう思う?
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# by kurirod | 2015-07-27 18:23 | 竿 | Comments(0)
2015年 07月 21日

1日にして成らず

台風前に強い向かい風のなかでテストをしたら 480gr. のヘッドがちゃんと展開して、リーダーだけが吹き戻された。が、バックで大きく竿をまわしてやらないとラインが思い通りに持ちあがらない。バットにはそれだけのポテンシャルがあるという事なのだが・・・・トップに振りグセが出やすい。

で、台風が行ってから1日待って再挑戦。紙の上ではイケそうなテーパーだったので、ほぼ無風状態の状況を狙って試投を繰り返したら・・・・300gr. だった。280gr. だとほんの少し軽い。ラインはスカンジ。スカジットなら多分 200gr.くらいかな。そのくらいだと振りグセもほとんど出なくてイイのだが、も少し“ 投げ感 ” が欲しい── という訳でテーパーを微調整。
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新しいシャフトは2日もあれば余裕でできるがフェルールはそうはいかない。もっかフェルール待ち。

竹竿は1日にして成らず、か。
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# by kurirod | 2015-07-21 10:52 | 竿 | Comments(0)
2015年 07月 20日

釣果報告

群馬の知り合いというか、友人というか、当工房のサポーター(勝手にそう思ってる)というか・・・・、元トーナメントチャンプ。そんな方からいただきました。写真はめったに撮らないそうですが、ケータイの写真だけどと言って送ってくださいました。
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ラインはSAの九頭竜スペシャル 400gr. だそうです。竿はスペイロッドの 13ft. #8 。この竿 DTX の#9/10でも使えます。
分身なんて大袈裟なことは言わないけど、自分の手で作った道具で楽しんでもらえるのは、やはり嬉しい。
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# by kurirod | 2015-07-20 21:01 | 釣り | Comments(0)
2015年 07月 14日

移植完了

こないだトップを折った 9’6” 3P 、テーパーから起こし直してパーツを移植。まもなく完成。
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もう3回か4回目の移植なもんで、ガイドはともかくリールシートなんか良く見ると平らじゃなきゃいけない所がビミョーに波打ってたりする。機能には影響しないのでそのまま使う事にした。

フェルールも同じくらいの使い回しで、外す時にバーナーで炙るもんだからロウ付けが弱くなり、♀の中仕切りが外れてアワをくった。スリットが入っている部分は、移植の度にヤスリをかけるものだからかなり薄くなっている。気休めだけどちょっと小細工をしてみた。
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スレッドの両端に見えているのはラガータンのリビング用のカパーワイヤ。古いハーディーの竿で、フェルールのところだけツイストのワイヤで補強してるのがあるが、9'6" の竿だとちょっと大袈裟に見えたので、細いワイヤをそのまま使ってその上にスレッドを巻いた。ワイヤはスレッドのように融通がきかないので下地の調整が面倒だった・・・・。

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あとは試投してストリッピングの位置を決めれば完成!
前よりは確実にバランスが良くなってはいるが、テーパーからいじっているから同じ重さのヘッドが使えるかどうか・・・・。想定はスカジットなら350gr. 、スカンジだったら450gr. 。

はたしてどういう結果になるのか・・・・こういうのが楽しいんだよネ。

[ 後記 ]
台風が来るというのに試投に出かけた。雨は降らなかったけど、風が強くて川面にさざ波が・・・・。
天気予報ではこの日を逃すと3~4日は雨になるというので強行。正面から風を受けるようにすればなんとかなる。
元のガイド位置はほぼそのままでセット。が、バットのテーパーをかなり変えたのでストリッピングだけは仮止め。5時間近く振り倒して20mm下げるかどうかで3時間ほど迷った。結局下げる事にしたのだが・・・。

予想外だったのはスカンジで 400gr. くらいかと踏んでいたのに 480gr. が平気だった事。もうひとつはミドルセクションの先っぽ 1/3 とトップセクションはも少し強い方が良さそうな事。パーツ類は全部移植なので、フェルールのサイズにシャフトの太さを合わせなければならなかったのが残念な結果になった。WF#7 を入れると、かなりパワフルな感じで問題は無いのだが、ヘッドでアンカーを打つようなキャストをすると、もう少し強いトップが欲しくなる。どこをどういう風に修正するjかはハッキリした訳だ。今度、風が穏やかな日にもう一度試してみようと思う。
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# by kurirod | 2015-07-14 18:03 | 竿 | Comments(0)
2015年 07月 03日

スプライサー

梅雨で湿度が高く、竹竿作りにはおもしろくない時期だ。ひとことに “ 釣り ” と言ってもところ変われば対象魚も道具も環境も変わる訳で、日本はこういう気象環境なのだからその中で使う道具を作るのに時期を選ぶのか、という見方もアリだけど、やはり時期は選ぶ。
しかし、これだけ季節によって湿度の差があると、ちょっとやりにくいね。この話は長くなるのでそのうちにまた・・・。

で、今回はスプライサーについて。こないだランニングラインにループを作るのに、ブレイデッドの芯をスプライスしなければならないやつがあった。PVCコーティングの新しいものなら溶着で済むのだが、ちょっと古くなると着きが悪くなって、すぐ剥がれてしまう。
スプライスにはミシン針を使うが、これが細くて使いずらい。ホルダーがあったらイイのに、という訳で作る事にした。材料はこれだけ。
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ミシン針は工房で使っている#11を利用。ピンバイスは近所のホームセンターにあった一番安いやつ。
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買ったばかりのバイスの先端はこんな。ミシン針の太い部分は2mm 径。当然これでは使えないので加工。旋盤で2mm のボア抜き。
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針を固定する部分は面を取ってある。丸なら四方から締められるので問題はないが、どうしても三方からしか締められないのでちょっと不安があった。やってみたらけっこうシッカリ固定できてズレない。やれやれ・・・。
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使わない時にはこうしておけば針をなくさずに済む。このまま筆と一緒に立てておけばいい。
こうやって使う。
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これなら人差し指と親指だけで針を持つよりもっと安定した作業ができる。芯に針を通すのって、けっこう力が要る。ループを作る時はラインの一方を固定して、スプライスするところに針を刺したら、針とラインが一直線になるようにしてからホルダーのケツを真っすぐ押すようにすればいい。リーダーを直結する場合は平らなところでラインの断面に針を通す。少し回しながら押すといいみたい。〆て762円と10分。
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# by kurirod | 2015-07-03 14:10 | 道具 | Comments(0)
2015年 07月 02日

尺!

久々に羨ましい画像をいただきました。大阪在住のオーナーから、北陸の川で掛けた尺モノです。
シングルハンドでこのサイズだったら、かなり楽しめたんでしょうね・・・い~なぁ~。
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あれ?グリップの先に濃い色のラッピングが・・・。どうやらオーナーがご自分でフックキーパーを巻いたようです。うまいもんですね。そういえばこの方ロッドビルディングもすると言ってたなぁ。
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このフックキーパー、使う人とまったく使わない人がいる。使わない人はリーダーをリールに掛けて折り返し、ストリッピングかその上のスネークにフライを掛ける。メリットは、必要な長さのラインをすぐに引き出せること。気をつけなければいけないのは、リールにまわしたリーダーが外れてフライがどっかに行っちゃわないようにすること。ま、どうやっても大した違いは無いと思うのだが・・・。
道具として竿を見た場合には、キーパーが付いてる方が親切なんだろうね、きっと。
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# by kurirod | 2015-07-02 10:43 | 釣り | Comments(0)
2015年 06月 23日

2015 SUMMER SALE

業務連絡です。

2015 SUMMER SALE 開催してます。#4以上のロッドですが、本流のライズ狙いや北の釣り、支流の大物狙いにはお勧めのアイテムです。盛夏に使う大きいドライフライには#4以上のラインが断然有利になります。ソフトプレゼンテーションはテクニック次第・・・・・。ご覧下さい。
竹竿には掛けた魚がバレにくいという特徴があります(笑)。

http://kurirod.com/OUTLET/

その他、完成品ですぐに発送できるものは「WEBSHOP1」に掲載していますので、よろしかったらこちらも覗いてみて下さい。
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# by kurirod | 2015-06-23 10:42 | イベント | Comments(0)
2015年 06月 22日

また増えた

増えちゃったよ、また・・・・。
INNOVATIONⅢ703 。増えたのは Para の方。このシリーズはラインの “ 抜け ” を良くするためにちょっとした工夫をしてある。車に例えるならスポーツカー。細いシャフトとは裏腹に、#3とは思えないトルクとスピードのあるループが作れる。ティップをほんの少し強めにしてあるのでラインの直進性が向上した。
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一番下のが今回のやつ。

デモロッドが完成したときに群馬のショップオーナーと投げ倒し、ついでにたまたま持っていた他のシリーズの#3ロッドのティップと交換して振ってみたり・・・・。
で、その時に思い付いた事を実行したのがこれ。シャフトは同じテーパーと太さなのでトルクがあるのは同じだが、少しおとなしくなった。スポーツカーがファミリーユースになったみたい。
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試投をしていて、今更だけど気が付いたことがある。
何時間も釣りをしていると、キャストの時のグリップがいい加減になる事が多い(ワタシだけ?)。小指と薬指でホールドして人差し指と親指の間をグリップが行ったり来たりみたいな。これ、比較的バットがしっかりしたロッドならたいして問題にはならないけど、パラボリックタイプの竿でやるとラインが安定しなくなる。
試投で、ループが開いてきてフォルスキャストの軌道が安定しなくなったと感じたら、きちんとグリップを握り直してみると、ラインの飛び方が変わる。パラボリックタイプはグリップが甘くなると、竿のパワーの抜けがわりとハッキリ出るみたいだ。
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# by kurirod | 2015-06-22 11:02 | 竿 | Comments(0)
2015年 06月 18日

ジョイント

本流で2ハンドロッドの釣りが当たり前になってからずいぶん経つ。ロングベリーやミッドベリーのスペイで始まったのだが、今やスカジットやスカンジナビアン、それにシューティング用のヘッドが主流。
ヘッドにはランニングラインが必要になるが、これはレベルラインかモノフィラ。モノフィラはループを作る時の結び目がどうしてもコブになって、これがトップガイドを通過するときにコツコツ当たるのがどうも気になる。で、レベルラインを使っているのだが、これはループの根元の溶着部分が割れてくるという弱点がある。いずれにしろ使えば傷んで滑りが悪くなるので、傷んだ部分はチョン切って新たにループを作らなければならない。これが面倒。
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上:チョン切った先端のコーティングを剝して芯を出し、ラインの途中をスプライスして芯にエポキシを塗って通す。芯を通したらよく馴染ませて根元を10LBくらいのモノフィラでネイルノットして補強。エポキシが硬化したら根元をカットして出来上がり。かなり手間がかかるが、今のところこれが一番確実でデコボコが少ない方法。
中:シュリンクチューブとヒートガンを使って溶着。熱くし過ぎないように注意。ウレタンでコーティングしてあるものには溶着が効かないので材料を確認する必要アリ。
下:これも溶着してループを作るのだが、古くなってくるとPVCのコーテイングの着きが悪くなるので、さらに溶着用のチューブを被せて補強。でも、これだと被せたチューブの根元が割れてくる。
ヘッドの先端とリーダーのジョイント部も同じだが、こっちのは消耗が激しいので、わりと頻繁に作り直さなくちゃいけない。
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上:シングルハンド用のライン ─ リーダーコネクターとして市販されているのと同じ。30LBのブレイデッドとニンフのボディー用として市販されているウレタンチューブを使っているが、水が入ると何かの拍子にズレることがあるので、毛細管現象を利用して少量の瞬接を入れておくと良い。
中:使わなくなったラインの細いところを溶着してループにしたのだが、コーティングが古くなってうまく溶けてくれないのでシュリンクチューブをかけたままにしてある。そのうちシュリンクチューブの境目が割れてくるはず・・・。
下:30LBのブレイデッドでループを作ってラインに被せ、12LBのモノフィラでネイルノット。12LBはちょっと太目だったかなぁ。ネイルノットには瞬接を少量。

どの方法にしても手間がかかる面倒な作業だ。あーヤダッ!
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# by kurirod | 2015-06-18 15:32 | ライン | Comments(0)
2015年 06月 17日

熟年離婚?

とうとう腹を決めて飛び降りた、清水の舞台から。
玉淀の河原から橋を見上げて、あそこから飛んじまおうか・・・なんて思った事もあるけど。まあまあ・・・・・。
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新調したのはこれ。
実は釣行が少なくなった理由のひとつがこれだった。しっかり夕マヅメを遊んで車に戻り、ルームライトを頼りに紐を緩める時のもどかしさったらありゃしない。濡れて滑りが悪いから少し緩めたくらいじゃ足が抜けない。いつの頃からか、この鬱陶しさを考えるだけで気持ちが萎えるようになった。

足に馴染まないというのもあったが、聞いてみると皆さん同じような事でお悩みらしい。ダン広甲高なのでサイズをひとつ上げないと履けない、というのが多かったようだ。ワタシの場合は逆で、幅が無いので紐を目いっぱい締めても靴の中で足先が遊んじゃう。そのうち甲のところが痛くなってきて紐を緩めなくちゃならなくなる。ところが、そうすると全体のホールドが悪くなるので今度はつま先が当たるようになって痛くなる。延々これの繰り返し。
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今回は慎重に試着を繰り返し、これなら厚めの靴下一枚で色んな事が解消できそうと奮発した。(多分ウェディングシュ-ズを買うのはこれが最後だろう、という予感もあって・・・・。)

新しいのが来たので古いのを処分しようとしたのだが、ここで困った。あまり相性が良くなかった靴だけど、それなりに思い出が詰まっているので簡単にポイできない。それなりに馴染んでもいるし・・・。
近年、熟年離婚が増えているという話を聞く。些細な事の積み重なリが原因で嫌気がさし、ならばいっそ止めちまえという事らしいのだが、馴染んだモノと縁を切るというのはそう簡単ではないような・・・・・・。
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# by kurirod | 2015-06-17 12:33 | 道具 | Comments(0)
2015年 06月 04日

玄関の誘惑

工房の玄関が物置のようになっている。下駄箱横のニッチには梱包材のロールや灯油のポリタン、ウェーダーやシューズのバッグ、フライス盤のカバーなど。その上の壁にはネオプレーンのチェストハイとヒップブーツが逆さになってぶら下がっている。かなり前から2ハンドのデモロッドも仲間入りして、ニッチは雑然としてきた。最近になってまた竿が増えた。
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7ft. #3・#4 シングルハンドのデモロッド。
2ハンドのデモロッドはキャス練やテストの時に、そのままガサっと抱えて車に積み、河原に行くのに便利なので2階から移動した。シングルハンドは継いでリールをセットしたまま置いてある。気が向いた時に工房前の袋小路ですぐ振れるように。ところがこいつがチラチラと目に入って誘惑するんだなぁ・・・。
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この2本は、久しぶりにテーパーデザインからやり直したパラボリックなやつ。
2ハンドロッドをいじくり回しているうちに、竿の長短に関係なく、魚を掛けた時にきれいな弧を描くような曲がり方をするのが理想ではないかと思い始めた。ファーストのものは勿論のこと、ミディアムでも円弧にはならない。違う言い方をすると、パラボリックなやつは竿の長さ全体でラインの負荷を受けるようになるので負荷に対して無理が無い。フェルールの首のラッピングにクラックが出にくくなる。フェルールの部分は先端側とバット側のセクションの強さのバランスが見えるところで、クラックが出にくいという事はバランスがとれているという事だというのが持論。
クラックが出るのが悪いと言ってるのでは無い、誤解のなきように。一般的に使いやすいと言われている竿は、ややバットが強めになっている。

色んなタイプの竿を作るとその分色んなことが見えてくる。色んなことが見えてくると竿作りは益々面白くなってくる。
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# by kurirod | 2015-06-04 12:41 | 竿 | Comments(0)
2015年 05月 31日

もどき

気分転換やヒマ潰しでよくフライを巻く。巻く事自体が目的だから、実際にどこで使ってみようかなんてあまり考えない。だから “ 創作フライ ” みたいなやつが多い。もともとフライなんてそんなもんだと思っている。
もちろんトラディショナルなフライも巻くが、そういう時は使う時のイメージがはっきりしている。少ないけどね。
最近はピーコックのブレストにはまっている。量の割に値段が安いからね。
最初に巻いてみたのがこれ。一応ウェットフライのカタチを踏襲したつもり。
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次はこれ。チューブに巻いたやつを見て、ちょっと天の邪鬼な気持になり、「シングルフックに巻いたんじゃダメなの?」と・・・。
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三番目はこれ。テールやスロートに2種類の羽根を使うサーモンフライのテクニックを練習。こんなパターンは見た事ないけど、それっぽく見えるからおもしろい(と勝手に思う)。
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こんなものを巻いていても、それなりに材料には気を使っている。たとえば、なるべくシンセティックなものは使わないとか、アンダーウィングには何が最適かとか・・・。はじめはカーフテイルをアンダーウィングにしてみた。そしたらヘッドが大きくなる割にボリュームがないのでバツ。コンテナをかき回したら黒いリスの尻尾が出てきたので使ってみた。ホントは好きじゃないのよね、これ。1回でたくさん使うと巻いてるうちにずれてきて、結局ヘッドを作っているうちに抜けちゃったりする。2回くらいに分けて、スレッドにはワックスを効かせておかないと・・・。
あーでもない、こーでもない、ナンだカンだとやっていると気分転換のはずが、けっこう夢中になってたりする。思えばずいぶん暗~~い一人遊びかも・・・・・。
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# by kurirod | 2015-05-31 14:52 | フライ | Comments(0)