2015年 07月 02日

尺!

久々に羨ましい画像をいただきました。大阪在住のオーナーから、北陸の川で掛けた尺モノです。
シングルハンドでこのサイズだったら、かなり楽しめたんでしょうね・・・い~なぁ~。
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あれ?グリップの先に濃い色のラッピングが・・・。どうやらオーナーがご自分でフックキーパーを巻いたようです。うまいもんですね。そういえばこの方ロッドビルディングもすると言ってたなぁ。
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このフックキーパー、使う人とまったく使わない人がいる。使わない人はリーダーをリールに掛けて折り返し、ストリッピングかその上のスネークにフライを掛ける。メリットは、必要な長さのラインをすぐに引き出せること。気をつけなければいけないのは、リールにまわしたリーダーが外れてフライがどっかに行っちゃわないようにすること。ま、どうやっても大した違いは無いと思うのだが・・・。
道具として竿を見た場合には、キーパーが付いてる方が親切なんだろうね、きっと。
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# by kurirod | 2015-07-02 10:43 | 釣り | Comments(0)
2015年 06月 23日

2015 SUMMER SALE

業務連絡です。

2015 SUMMER SALE 開催してます。#4以上のロッドですが、本流のライズ狙いや北の釣り、支流の大物狙いにはお勧めのアイテムです。盛夏に使う大きいドライフライには#4以上のラインが断然有利になります。ソフトプレゼンテーションはテクニック次第・・・・・。ご覧下さい。
竹竿には掛けた魚がバレにくいという特徴があります(笑)。

http://kurirod.com/OUTLET/

その他、完成品ですぐに発送できるものは「WEBSHOP1」に掲載していますので、よろしかったらこちらも覗いてみて下さい。
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# by kurirod | 2015-06-23 10:42 | イベント | Comments(0)
2015年 06月 22日

また増えた

増えちゃったよ、また・・・・。
INNOVATIONⅢ703 。増えたのは Para の方。このシリーズはラインの “ 抜け ” を良くするためにちょっとした工夫をしてある。車に例えるならスポーツカー。細いシャフトとは裏腹に、#3とは思えないトルクとスピードのあるループが作れる。ティップをほんの少し強めにしてあるのでラインの直進性が向上した。
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一番下のが今回のやつ。

デモロッドが完成したときに群馬のショップオーナーと投げ倒し、ついでにたまたま持っていた他のシリーズの#3ロッドのティップと交換して振ってみたり・・・・。
で、その時に思い付いた事を実行したのがこれ。シャフトは同じテーパーと太さなのでトルクがあるのは同じだが、少しおとなしくなった。スポーツカーがファミリーユースになったみたい。
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試投をしていて、今更だけど気が付いたことがある。
何時間も釣りをしていると、キャストの時のグリップがいい加減になる事が多い(ワタシだけ?)。小指と薬指でホールドして人差し指と親指の間をグリップが行ったり来たりみたいな。これ、比較的バットがしっかりしたロッドならたいして問題にはならないけど、パラボリックタイプの竿でやるとラインが安定しなくなる。
試投で、ループが開いてきてフォルスキャストの軌道が安定しなくなったと感じたら、きちんとグリップを握り直してみると、ラインの飛び方が変わる。パラボリックタイプはグリップが甘くなると、竿のパワーの抜けがわりとハッキリ出るみたいだ。
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# by kurirod | 2015-06-22 11:02 | 竿 | Comments(0)
2015年 06月 18日

ジョイント

本流で2ハンドロッドの釣りが当たり前になってからずいぶん経つ。ロングベリーやミッドベリーのスペイで始まったのだが、今やスカジットやスカンジナビアン、それにシューティング用のヘッドが主流。
ヘッドにはランニングラインが必要になるが、これはレベルラインかモノフィラ。モノフィラはループを作る時の結び目がどうしてもコブになって、これがトップガイドを通過するときにコツコツ当たるのがどうも気になる。で、レベルラインを使っているのだが、これはループの根元の溶着部分が割れてくるという弱点がある。いずれにしろ使えば傷んで滑りが悪くなるので、傷んだ部分はチョン切って新たにループを作らなければならない。これが面倒。
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上:チョン切った先端のコーティングを剝して芯を出し、ラインの途中をスプライスして芯にエポキシを塗って通す。芯を通したらよく馴染ませて根元を10LBくらいのモノフィラでネイルノットして補強。エポキシが硬化したら根元をカットして出来上がり。かなり手間がかかるが、今のところこれが一番確実でデコボコが少ない方法。
中:シュリンクチューブとヒートガンを使って溶着。熱くし過ぎないように注意。ウレタンでコーティングしてあるものには溶着が効かないので材料を確認する必要アリ。
下:これも溶着してループを作るのだが、古くなってくるとPVCのコーテイングの着きが悪くなるので、さらに溶着用のチューブを被せて補強。でも、これだと被せたチューブの根元が割れてくる。
ヘッドの先端とリーダーのジョイント部も同じだが、こっちのは消耗が激しいので、わりと頻繁に作り直さなくちゃいけない。
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上:シングルハンド用のライン ─ リーダーコネクターとして市販されているのと同じ。30LBのブレイデッドとニンフのボディー用として市販されているウレタンチューブを使っているが、水が入ると何かの拍子にズレることがあるので、毛細管現象を利用して少量の瞬接を入れておくと良い。
中:使わなくなったラインの細いところを溶着してループにしたのだが、コーティングが古くなってうまく溶けてくれないのでシュリンクチューブをかけたままにしてある。そのうちシュリンクチューブの境目が割れてくるはず・・・。
下:30LBのブレイデッドでループを作ってラインに被せ、12LBのモノフィラでネイルノット。12LBはちょっと太目だったかなぁ。ネイルノットには瞬接を少量。

どの方法にしても手間がかかる面倒な作業だ。あーヤダッ!
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# by kurirod | 2015-06-18 15:32 | ライン | Comments(0)
2015年 06月 17日

熟年離婚?

とうとう腹を決めて飛び降りた、清水の舞台から。
玉淀の河原から橋を見上げて、あそこから飛んじまおうか・・・なんて思った事もあるけど。まあまあ・・・・・。
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新調したのはこれ。
実は釣行が少なくなった理由のひとつがこれだった。しっかり夕マヅメを遊んで車に戻り、ルームライトを頼りに紐を緩める時のもどかしさったらありゃしない。濡れて滑りが悪いから少し緩めたくらいじゃ足が抜けない。いつの頃からか、この鬱陶しさを考えるだけで気持ちが萎えるようになった。

足に馴染まないというのもあったが、聞いてみると皆さん同じような事でお悩みらしい。ダン広甲高なのでサイズをひとつ上げないと履けない、というのが多かったようだ。ワタシの場合は逆で、幅が無いので紐を目いっぱい締めても靴の中で足先が遊んじゃう。そのうち甲のところが痛くなってきて紐を緩めなくちゃならなくなる。ところが、そうすると全体のホールドが悪くなるので今度はつま先が当たるようになって痛くなる。延々これの繰り返し。
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今回は慎重に試着を繰り返し、これなら厚めの靴下一枚で色んな事が解消できそうと奮発した。(多分ウェディングシュ-ズを買うのはこれが最後だろう、という予感もあって・・・・。)

新しいのが来たので古いのを処分しようとしたのだが、ここで困った。あまり相性が良くなかった靴だけど、それなりに思い出が詰まっているので簡単にポイできない。それなりに馴染んでもいるし・・・。
近年、熟年離婚が増えているという話を聞く。些細な事の積み重なリが原因で嫌気がさし、ならばいっそ止めちまえという事らしいのだが、馴染んだモノと縁を切るというのはそう簡単ではないような・・・・・・。
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# by kurirod | 2015-06-17 12:33 | 道具 | Comments(0)
2015年 06月 04日

玄関の誘惑

工房の玄関が物置のようになっている。下駄箱横のニッチには梱包材のロールや灯油のポリタン、ウェーダーやシューズのバッグ、フライス盤のカバーなど。その上の壁にはネオプレーンのチェストハイとヒップブーツが逆さになってぶら下がっている。かなり前から2ハンドのデモロッドも仲間入りして、ニッチは雑然としてきた。最近になってまた竿が増えた。
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7ft. #3・#4 シングルハンドのデモロッド。
2ハンドのデモロッドはキャス練やテストの時に、そのままガサっと抱えて車に積み、河原に行くのに便利なので2階から移動した。シングルハンドは継いでリールをセットしたまま置いてある。気が向いた時に工房前の袋小路ですぐ振れるように。ところがこいつがチラチラと目に入って誘惑するんだなぁ・・・。
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この2本は、久しぶりにテーパーデザインからやり直したパラボリックなやつ。
2ハンドロッドをいじくり回しているうちに、竿の長短に関係なく、魚を掛けた時にきれいな弧を描くような曲がり方をするのが理想ではないかと思い始めた。ファーストのものは勿論のこと、ミディアムでも円弧にはならない。違う言い方をすると、パラボリックなやつは竿の長さ全体でラインの負荷を受けるようになるので負荷に対して無理が無い。フェルールの首のラッピングにクラックが出にくくなる。フェルールの部分は先端側とバット側のセクションの強さのバランスが見えるところで、クラックが出にくいという事はバランスがとれているという事だというのが持論。
クラックが出るのが悪いと言ってるのでは無い、誤解のなきように。一般的に使いやすいと言われている竿は、ややバットが強めになっている。

色んなタイプの竿を作るとその分色んなことが見えてくる。色んなことが見えてくると竿作りは益々面白くなってくる。
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# by kurirod | 2015-06-04 12:41 | 竿 | Comments(0)
2015年 05月 31日

もどき

気分転換やヒマ潰しでよくフライを巻く。巻く事自体が目的だから、実際にどこで使ってみようかなんてあまり考えない。だから “ 創作フライ ” みたいなやつが多い。もともとフライなんてそんなもんだと思っている。
もちろんトラディショナルなフライも巻くが、そういう時は使う時のイメージがはっきりしている。少ないけどね。
最近はピーコックのブレストにはまっている。量の割に値段が安いからね。
最初に巻いてみたのがこれ。一応ウェットフライのカタチを踏襲したつもり。
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次はこれ。チューブに巻いたやつを見て、ちょっと天の邪鬼な気持になり、「シングルフックに巻いたんじゃダメなの?」と・・・。
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三番目はこれ。テールやスロートに2種類の羽根を使うサーモンフライのテクニックを練習。こんなパターンは見た事ないけど、それっぽく見えるからおもしろい(と勝手に思う)。
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こんなものを巻いていても、それなりに材料には気を使っている。たとえば、なるべくシンセティックなものは使わないとか、アンダーウィングには何が最適かとか・・・。はじめはカーフテイルをアンダーウィングにしてみた。そしたらヘッドが大きくなる割にボリュームがないのでバツ。コンテナをかき回したら黒いリスの尻尾が出てきたので使ってみた。ホントは好きじゃないのよね、これ。1回でたくさん使うと巻いてるうちにずれてきて、結局ヘッドを作っているうちに抜けちゃったりする。2回くらいに分けて、スレッドにはワックスを効かせておかないと・・・。
あーでもない、こーでもない、ナンだカンだとやっていると気分転換のはずが、けっこう夢中になってたりする。思えばずいぶん暗~~い一人遊びかも・・・・・。
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# by kurirod | 2015-05-31 14:52 | フライ | Comments(0)
2015年 05月 27日

ニューモデル

久々に某ショップからオーダーの依頼があったので、並行して温めていたアイデアを実行した。
これ。
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いただいたオーダーは 7'0" #3 。温めていたのは 7'0" #4 。色んなタイプの竿を作っていると、こいつをベースにしてこんなふうにしたらイイかも、と思う事がよくある。が、アイデアを思いついても、すぐに作ってみたいと思うやつは少ない。これは、その数少ないアイデアのひとつ。

こんなふうに曲がる。
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ベースは INNOVATIONⅢ 703 Para 。シャフトのテーパーはそのままで、太さとガイドスペーシングで調整した。かなりデキはいいと思う。

キッカケはいつもテストで行く河原で知り合った、ちょっと変わったヒト。名竿といわれる道具をしこたまお持ちになっていて、自慢げに見せてくれる。おまけに「振ってみる?」なんて言ってくれちゃって・・・・。
その中にペゾンのファリオクラブとブリトン・ビリエール(ブリエール?)があった。前者を手渡された時には「これがリッツがハイスピード・ハイラインをやったモデル」と言われた。ふ~~ん、そうなんだ・・・・。

さすがに両者とも良くできていて、トップセクションのベンドカーブは自然で素晴らしかった。しかし、今風の評価をするとしたら、両方とも “ ファーストアクション ” にカテゴライズされそう。バットセクションは細めなのにかなり強い。(ヨーロッパの古い竹竿にはこういうタイプがけっこうあるみたいだけど。)
扱いやすくて距離も出せるので、人気があった事は想像に難くない。個人的な好みでは、もっとバットが曲がって欲しい。
それで作ったのが今回の #4 ロッド。ちょっとマニアックかも知れないけど・・・・。
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# by kurirod | 2015-05-27 10:57 | 竿 | Comments(0)
2015年 05月 09日

完成!

4本目、完成!
このところ気温が高かったのでバーニッシュの硬化も早く、作業は順調に進んだ。
仕上がったら早く振ってみたい。で、天気予報は雨だというのに河原へ(幸運にもハズレたけど)。
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一番奥のやつが今回作り直したやつ。新しいグリップは気持がイイ。調子は前にバットだけ作り直したのとほとんど同じ。今度のやつはバットを少し強くしてあるので、その分ビミョーに強めに振ってやる。
使ったラインは450gr.(29.16g )と480gr.(31.1g )のスカンジヘッド、フローティング。スイッチキャストでもペリーポークでもOK。甲乙付け難い。お好み次第といったところ・・・・。

ついでに11ft. #8 も引っ張り出して比べてみたが、さすがに強いね。3本一緒に「はいチーズ!」。

どれも自信をもっておススメできる竿です(ご要望があればですがね・・・)。
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# by kurirod | 2015-05-09 20:22 | 竿 | Comments(0)
2015年 05月 08日

4本目

11ft. #7 の2ハンドロッド、先週(GW前)久しぶりに振りに行ってトップセクションを折った。
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ひと月以上振っていなかったので感覚が鈍っているハズなのに、いきなりシンクティップの付いた、先端がインタミになっているスカジットヘッドをスイッチキャストしようとしたら、ミシッ。うまくロールをかけられなくて、かなり強引なキャストになってしまった。あ、いっけね、とやり直したら見事に折れた。普通はメスの根元が折れるのだが・・・・。
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工房に戻ってなんとかオスを引き抜き、良く見るとノードのところが折れてる。節合わせは3スタック。単純なリクツではノードの強度はかなり劣るという事になっている。つまり3スタックだと、理論上はその部分の強度は半分になるという訳だ。オークションで落としたブランドの竹竿に “ 節切れ ” があった、なんて話を聞いた事がある。ほとんどは遠投したくて極端にコックするのが原因らしい。バットセクションに出るのが多いようだ。
─ 閑話休題 ─
実はこの竿、作ってはみたもののあまり気に入らなかったので、長いことオクラだったやつ。同じモデルで2本目のやつは、バットセクションだけ作り直してかなり良くなっている。一番最初のやつは、とっくにパーツ取りをして潰した。今回は折ったついでに、思いきって気になっていた部分をアレンジして全部作り直すことにした。
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当然使えるパーツは再利用。
GWは工房に閉じ籠ってテーパーの検討から。どうせ年中無休だからね・・・・。

で、今最終のバーニッシュをかけ終わってモーターで回っている。
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ずっと課題になっていたところをアレンジしたので早く振ってみたくてしょうがない。

いつもそうなのだがテーパーをアレンジして組み直すと、その時は「やった!」と思うのだが、時間をあけて見直すと、必ずと言っていいほど気に入らないところが見つかる。ほんのちょっとした事なんだけどね・・・・。
7ft. #3 なんて何回いじったか覚えて無いほどいじくり回してる。やっと95点以上と思えるのができた時には名前まで付けちゃった(INNOVATIONⅢ)けど、大勢に振ってもらえる機会が無いのは皮肉なハナシだ。
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# by kurirod | 2015-05-08 14:07 | 竿 | Comments(0)
2015年 05月 01日

これどうだ?

かれこれ10年近く前に、三重の山奥から保冷材と一緒にかたまったヤマドリ(?)が届いた。送り主いわく「きのう、ウチの猫が咥えてきたんやけど、まだ温かかったから送った。アンタ自分で毛鉤巻くんやろ?」。
せっかく送ってくれたんだからと、知り合いの鉄砲撃ちにスキニングのしかたを聞いてやってみた。
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肉まで切らないようにケツの穴からナイフを入れて、後は女のコのブラウス脱がせるみたいに手で剝けばクルっと剝けるヨ、との事。翼の関節を外すのにちょっと手間取ったが、思ったより簡単にキレイに剝けた。
で、ウィングや胸やテールの羽根を使ってみたが、ファイバーが柔らかくて使い難く、そのままフリーザーパックに入れてコンテナへ・・・・。

それがコンテナの底から出てきた。今度は数年前に買ったハックルセパレーターを使ってみた。
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背中の肩のあたりと尾に近い部分を試してみた。どちらもファイバーが柔らかすぎて、そのままではきれいにハックリングできない。ハックルセパレーターを使うと少し張りが出てきれいにバラける。ファイバーは柔らかいくせにビミョーに太い。2 巻きで間に合いそう(でも 3 巻きした)。これならなんとかなりそう。

いつもキャス練する河原にキジが出没する。同じオスなのだが、こいつが図々しい奴で錆びついた蝶番を開けるような耳障りな鳴き方をする。キャストが思うようにならない時、こいつの鳴き声が背中の方から聞こえ、振り向くと 10m も離れていないところを悠然と歩いていたりするとバカにされてるみたいで腹が立つ。そのうちとっ捕まえてひん剝いてやろうか・・・・。
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# by kurirod | 2015-05-01 10:40 | フライ | Comments(0)
2015年 04月 28日

使えば減る

使えば減って最終的には用済みになるのはあらゆる道具の宿命。ヒトも同じようなもんだけどね・・・・。
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右の2枚は砥ぎ減って短くなったやつ。かろうじて使える長さはあるのだけど、ここまで減ると焼き入れが甘くなってきてすこぶる刃持ちが悪くなる。で、そうなったら引退。

上にある平鋼は、竹をいじり始めた頃ギャリソンのマネをして作ったマーカー。同じ幅で節のところを割っておいて、最後にドライバーでこじって裂くというエラく丁寧な裂き方をする時に使う。あまり使い勝手がいいものではなかったので、すぐに使わなくなった。だから傷んでない(爆笑)。

時々ブランドの竹竿も “ ギャリソン式 ” で作っていると思いこんでいるヒトと出会う。ケミカルの材料が無かった時代にあんな作り方をしていたら世界のブランドになれるほどの数は作れない。基本、あの作り方は「みんな、ほら、こういう風にすれば自分で竹竿が作れるよ」という Do it yourself の世界のハナシなのダ。

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鉋の刃にちなんでもう一つ。同じ角度で砥ぐための冶具。カナダの VERITAS というメーカーで作っていたが、ずいぶん前に生産中止になっているらしい。真鍮のローラーが偏芯していて5種類の角度が設定できる。まとめて砥いでおくのに重宝しているが、ローラーが砥石の上を転がるので微妙に減ってくる。そうすると刃先が平らに砥げなくなってくるので、そうなったらローラーを取り替える。ローラーは旋盤で自作する。もう10年くらい使ってるかなぁ・・・・。

ついでにも一つ。
刃先になにやら粉が付いているのがお分かりだろうか? プレーニングフォームの破片です。
このくらい削らないとセットした太さには仕上がらない。プレーニングフォームも消耗品なのだ。
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# by kurirod | 2015-04-28 12:50 | 道具 | Comments(0)
2015年 04月 26日

使えそう?

ずっと温めていたアイデアや、フと思いついてぜひやってみようとしていたモロモロが一段落した。
で、たまには(?)フライでも巻こうかと思ったが、パターンブックに載ってるようなものを巻くにはマテリアルが揃わない。ま、フライなんてなんかモジャモジャしていて水面や水面直下、あるいは水中をユラユラしてくれればパターンブックなんかに載って無くたって・・・・と、いい加減なククリで巻いてみた。一応スイングさせて使うウェットパターンのつもり。
使った材料はこれ。
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テレストリアル用のフックと胸のあたりが禿げチョロケになってきたパートリッジ。なんとかそれらしく仕上げたかったので、タグにゴールドフラットティンセル、テールに小さなクレスト、いつ買ったんだかわからないラビット&フォックスをボデイーにしてグリズリーをパーマーに巻き、細いシルバーオーバルティンセルでリビング。ハックルはパートリッジのお尻の両側あたりの、普通は使わないような柔らかくて大きな羽根を 2 ~ 3 巻き。
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ソフトハックル風なんちゃってフライの完成。
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こいつをフリーノットで結んで泳がせてみたい。どお?
ナンか最近廃物利用みたいのばっかだなぁ、リールシートと言い・・・・。

あ、そういえば工房のスズランが一斉に咲き始めた。
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一斉に咲くと賑やかでイイけど、順繰りに咲いてくれた方が長く楽しめるんだけどなぁ。
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# by kurirod | 2015-04-26 17:24 | フライ | Comments(0)
2015年 04月 20日

業務連絡

INNOVATIONⅢ Para&H HP にアップしました。

http://www.kurirod.com/WEBSHOP1.html
http://www.kurirod.com/NEWS.html

ぜひご覧下さい。
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# by kurirod | 2015-04-20 17:56 | 竿 | Comments(0)
2015年 04月 15日

釣果報告

昨年末、納品したスペイロッド 14ft.#10 のオーナーから釣果報告をいただきました。

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竹竿でサクラを釣りたいということでオーダーをいただいたのが11月頃だから、半年くらいで望みをかなえた訳だ。羨ましい・・・。
竿はこれ。

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当工房で一番長くて強いモデル。グリップの形とリールシートのスペーサー、スレッドの色などはオーナーのご指定。サクラを掛けた川の名前や使ったフライ、ラインシステムなどは一切わからないが、とにもかくにも1匹。めでたいっ!竿屋も嬉しいっ!

[ 追記 ]
どうやらオーナーがブログを読まれたらしく、メールをいただきました。

ライン : スコットマッケンジーDTX56フィート、インターチェンジャブルtype3ティップ
フライ : スペイフック#7にオレンジ、ブラックのバックテイルストリーマー
その他 : 最上川、56センチ、4月12日

という事でした。ご連絡いただき、ありがとうございました。
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# by kurirod | 2015-04-15 13:10 | 釣り | Comments(0)
2015年 04月 14日

冶具

なにか工作をする時に、無くてもできるけどあれば便利、というものがある。それが冶具(ジグ)。
竿以外のモノを作ってみたくなって、かねて気になっていたこんなものを作った。資材用のコンテナから出てきた軸受、端材を放りこんである箱から探し出したステンレスとアルミの丸棒を旋盤で加工して・・・・・。

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ハテ、何でしょう?  こんなふうに使います。ケースと “ ケツ押し ” の径が同じなのはただの偶然。
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チャックに固定してあるのはフィルムケース。これを回してカッターを当てれば簡単に切れるハズなのだが、リクツ通りになんかなってくれない。フィルムケースは柔らかいので切れるカッターといえども当てれば圧がかかる。圧がかかれば簡単に軸がズレてカッターの刃はあらぬ方向へ・・・・。
丸棒を削る時には軸がズレないように回転センター押しで固定するが、フィルムケースにはこれが使えない。
平らなものでケースのケツを押さえないと。で、間に合わせで簡単な “ ケツ押し ” を作ったのだが、回転しないのですこぶる具合が悪い。不便を忍んで使っていたのだが、いつかちゃんとしたのを作ろうと思いつつずいぶん時間が経ってしまった。

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今度は具合がイイ。カッターの刃を当ててもズレないのできれいにカットできる。でもなぁ・・・ここまでやってもフィルムケース自体がほぼ化石になってきちゃったからなぁ・・・・。

あ、これバーニッシュのエポキシを混ぜるのに使うの。残ったらそのまま硬化させれば簡単にとれて容器は何回も使えるワケ。
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# by kurirod | 2015-04-14 12:49 | その他 | Comments(0)
2015年 04月 12日

またやった

またやっちゃった・・・。こないだ作った竹のリールシートを使ってみたくてシャフトや金具の組み合わせを考えていたのだが、結局こういう事になった。
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まだバーニッシュはかけてない。フレームフィニッシュのシャフトに古いタングステンのスネークガイド。ストリッピングはガンブルーで処理したパーフェクションのカーボロイ。リールシートの Cap & Ring とフェルールも染めた。ワインディングスレッドはダークブラウン。ちょっと色が浮いてるけど、もっと落ち着いた色に仕上がるハズ。
INNOVATIONⅢ 703 H のスペシャルバージョン!
やり過ぎなんだってば・・・・。
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# by kurirod | 2015-04-12 21:01 | 竿 | Comments(0)
2015年 04月 05日

リールシート

このところ、竿の下ごしらえに追われていた。 3m600 の竹を節をずらしながら材料取りすると、どうしても端材が出る。もったいないとは思いつつ捨てていたのだが、こないだふと数年前に見た竹のリールシートを思い出した。初めて見た時に「面白いな」と思い、ちょこっと試してみたことはあったのだが面倒になって放りだした。
今回はちょっと気を入れてやってもようと思い立ち、一度ゴミ箱に放り込んだ断ち落としを拾い出して再度の挑戦。
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細かく刻んだ切片の内側のデコボコを取り、接着剤をたっぷりめに入れてクランプで締めて硬化を待つ。しっかり硬化したら旋盤にかけて丸くする。丸くしたやつをルーターで面を取り、サンドペーパーで仕上げる。表面を滑らかにしたら薄めたウレタンを浸み込ませ(2回)、軽くペーパーを当てて金具をセットしたら完成。
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こんな感じ。
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この方が解かりやすいかなぁ。
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洋白(ニッケルシルバー)もイイけどブラスの方が似合いそう。竹のムダも少しは減るかな。
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# by kurirod | 2015-04-05 15:16 | その他 | Comments(0)
2015年 03月 31日

ガイド

過去にも Perfection がおかしい、ガイドが入手困難になってる、なんて事があった。結局、会社ごと売られてユーザーは一安心した。が、ガイドに関しては後発の PacificbBay がマーケットを席捲した。ワインディングスレッドの GUDEBROD も一度身売りし、どうやらまたおかしな事になってるようだ。困るんだよね、こういうの。
ガイドのストックが乏しくなってきたのでストリッピングを少し在庫しようとしたら、今度は PacBay がどうにかなってるらしく、日本のディーラーにも在庫切れをしているところがあるらしい。海外のメーカーはハッキリしてるからね、やる事がドラスティックだ。ユーザーの事なんて考えて無い。ま、ボランティアでやってる訳じゃないから当然といえば当然。近所のショップに頼んで取り寄せはできたのだが・・・・。
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2ハンドに使う#12 サイズのやつがひどかった。テーブルの上に立てるとリングがテーブルにくっついてる。
右側のは以前仕入れたやつ。
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これなんかお話にならない。何で脚にローが付いてる? どう見ても意図的にロー付けしてる。こんなの使えるか! 平気で出すディーラーもディーラーだが、こんな細かい物一々チェックしてられないんだろうなぁ。オーダーの最低ロットは6個だというので6個頼んだら、そのうち5個のリングが低すぎる。脚のプレスは汚いし、グラインダーがかけてあるが、まるでシロートがやったみたい。文句を言っても埒があきそうもないので自分で直すことにした。
カーボロイというのは商品名で、あのリングは炭化タングステン鋼。マイクロメーターの測定部に使ってるくらいでやたらに硬く、焼いても鈍らない。普通の金ヤスリなんか簡単に負ける。なもんでロー付けには気を使わなくてイイのが慰めか。
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どうにか5個使えるようにはしたが、ステンレスの脚の ” 焼け ” を取るのがたいへんだった。
今回の品薄はレアアースがらみらしく、あのリングはそれなりの技術を持ったメーカーじゃないと作れないようなので今後が気になるところだ。世界的に業界がこんなに落ち込んでなければ、それほど心配することはないのかも知れないが・・・・・。
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# by kurirod | 2015-03-31 18:24 | その他 | Comments(0)
2015年 03月 22日

今年の釣りは・・・

火入れ済みの在庫が少なくなってきたので、竹の下ごしらえを始めた。これは一番楽しくない作業なのでグズグズ先延ばしにしていたのだが、いよいよやらざるを得なくなった。
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が、往生際が悪い。つい手近にあるものをいじりだす。今回はこんなものに手を伸ばした。
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あはは、リール! 手前の茶色いやつが一番最初にポチってみた J.W.Young の 3.5 インチ。2 ハンドロッドのテストをするのに、一々ライン(ヘッド)を取り換えるのが面倒で、なんでもいいからリールの数が欲しかった。廉価版のリールだけど、ポイントはちゃんと押さえた作りで構造はほとんどハーディー。ちょっとレトロっぽいところが気に入って、折あるたびにポチっていたらこんなに増殖してた。オリジナルのラインガードがついているのは 3 個だけ。2 個は脚も交換している。
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メインの竿はこれ。9 フィート 3P 。スタンダードのラインだと DT6F か WF7F が使える。ヘッドならスカンジの300gr. か350gr. 。スカジットだと250gr. くらいか・・・。両手で振った方が楽だけど、片手で振っても全然平気。意図した訳ではないが “スイッチロッド” 。いろんな事情から一人で遠出をするつもりは無いので、近所の利根川で使うことになるだろう。昼間 12 フィートの 2 ハンドを振っていたのに、夕方になったら近くでライズが始まったなんて時には、最初から 9 フィートなら対応できるんじゃないかと思うのだが・・・。
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# by kurirod | 2015-03-22 19:29 | 竿&リール | Comments(0)