竿屋の独白

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2018年 05月 13日

ズレ止め

に叢雲花に風、刺身にワサビ、甘酒に生姜、コーヒーに煙草、煎餅に渋茶、買い物に消費税・・・・。

必ずセットになっているものに(?)もひとつ、竿にクロスバッグ(またはロッドソックス)がある。
今を去る事 18 年前に工房を立ち上げた時に考案したクロスバッグ。当初はギャリソンの計算式で算出したテーパーの 6ft. ~7ft.6in. #2・3・4 2P がメインだったのでどれもティップが細く、よくある紐で縛るタイプの袋は使いたくなかった。で、ひねり出したのが現在まで変わらないホックで留めるタイプ。使い始めてすぐに気が付いたんだけど、これ、余裕があるもんだからアルケースに入れると、最後にホックのところが引っかかってズリ上がる。気を付ければイイんだけど、案外これがめんどくさい。
そのうち 3P の 2 ハンドロッドも手掛けるようになったけどバッグの形はそのまま。景気がどんどん悪くなってアルミケースを仕入れていた会社が廃業。ケースを扱っている卸しはあるのだけど、毎月の取引金額が設定されていてハナシにならない。やむを得ずケース無し、クロスバッグのみの販売にした。となるとバッグの役目は増して「ズリ上がっちゃうけどケースにいれちゃうんだからいっか」という訳にはいかなくなってきた。特に 2 ハンドロッドなんかはそれなりの重さがあるから、変な持ち方をすると蓋になる折り返しの部分がズレてめくれ上がって中身が顔を出す。苦肉の策でこんな事を考えた。

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駅の近くの手芸用品店に行って細目のテープを見つけ、ループにしてぬいつけ縫い付けてズレ止め。
細い丸の編紐にしようと思ったけど、縫製上の不具合を考えてテープになった。しかし、どうにも取って付けたみたいでカッコ悪い。で、このことをFBで呟いてみたら、知り合いの元アパレルデザイナーからアイデアをもらった。それがコレ。

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これも丸紐にしたかったけど、ミシンで縫い付ける時の手間や丈夫さを考慮して、一番細い平打ちの綾紐にした。幅 3㎜ 。

ここで余談。
駅近の手芸用品店で説明に困り「セーラー服の襟についてるラインみたいなヒモ」と言ったらホントに " セーラーライン " という商品名のものがあって笑った。この単語で検索すると、そのものズバリや同じようなものが山ほど出てくる。ついでに「月に代わってお仕置き」されそうなコスプレグッズなんかも 103.png
商品名は違うけど、一番細い綾紐をポチった。
比べると一目瞭然。
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ちょっと手間はかかるけど、選択の余地は無いでしょ。

という訳で、練習を兼ねてデモロッドのバッグで試していたら、2 ハンドのやつには全部付いた(爆)。数えたら 10 本あった。11ft.×3・12ft.×3・13ft.×3・14ft.×1 。#6 ~ 9 まで。詳細についてはお問い合わせ下さい。
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デモロッドなので、全部試投可能です。ラインはスカンジナビアンのフローティングヘッドを用意しています。


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# by kurirod | 2018-05-13 21:41 | 道具 | Comments(0)
2018年 04月 16日

バラす

新しい竿を作る時には仮組みの状態で必ずテストをする。当然適合ラインや使う状況などは想定したうえでテーパーを起こすのだけど、紙の上で作った数字を現物にしても必ずズレが生じる(ごくたまにドンピシャの時もあるけど)。
多少のズレはガイドスペーシングでカバーできるけど、そうじゃない事も。ラインはスカンジナビアンのヘッドにポリリーダーをつけて使っている。竹竿にはスカジットよりこっちの方が合ってると思う。ヘッドなら交換が楽だろうと考えたのだが、さにあらず。一々面倒くさい。結局ラインは巻きっぱになってラインの数だけリールが増えた。
そうなることも、ある程度予想できたので、リールは安価なものがほとんど。構造の堅牢さや見た目の珍しさから英国のヤングのものが多い。サイズは 3.5” と 3・3/4” 。あとはハーディーの中古。国外のオークションで探す。
が、今回は国内のオークションで思いっきり安いのを試してみた。これ。
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新品で諭吉とコインがいくつか。ミッドアーバーだけど幅があるので選んだ。外観は好みじゃないけど、このタイプによくある形のハンドルじゃないところがイイ。細かいパーツはすべて汎用品が使ってある。一応クリック音はするけど機能的にはスプールが勝手に動くのを防ぐ程度のもの。ドラッグは、これもよくあるユニットが使ってあって、ひっくり返せば右巻きと左巻きが変更できるタイプ。左巻きで届いたので、右巻きにするためにバラした。
ついでにバリを取ったりビスをほんの少し短くしたり・・・。加工の程度はかなり良いが、コストを下げるために余計な手間はかけてない。この値段なら文句は言えまい。ちょっと軸が細いのが気にならなくもないが、スプールのガタつきはほとんど無くて、ま、上出来でしょう。
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ヤングのコンデックス 3.5” 、ハーディーのゼニス 3・3/8” と並べてみた。
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写真とスペックだけで選んだものが予想以上のデキだったりすると、何故か気分がいい


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# by kurirod | 2018-04-16 12:59 | リール | Comments(0)
2018年 02月 28日

目方でドン!

昔々TVのクイズ番組かなにかで使ってたフレーズでこんなのがあった。答えを明かす前に司会者が必ず「さあどうでしょうか、目方でドン!」と掛け声をあげて盛り上げていたような記憶がある。正確には覚えていない。なんせ半世紀くらい昔のハナシだからね・・・。だけど、この「目方でドン!」は友達の間ではけっこう流行って、茶々を入れる時によく使っていた。

ついこないだ竿の重さを量りながら「竹竿は重いんだよ。この重さがあるから楽にトルクがあるループが出せるのに。重さばっかり言われてもねぇ・・・{◯+△}÷□~✕・・・」なんぞと考えていたら然このフレーズが浮かんできた。で、「だったらどーなんだよ、えいっ、目方でドン!」とココロの声を締めくくった。

事の始まりはここから。
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上から 14ft. 13ft. 12ft. 。番手はおおよそ#7 前後(適当だなぁ)。
以前から、12ft.までは重さが気になることが無いのに13ft.になるといきなり重く感じるのは何で?と思ってた。14ft.になると、ついつい力が入ってセオリー通りに竿を動かすのが精一杯。ラインが重くなってリールもデカくなって空気抵抗も大きくなって・・・と、竿以外の条件がどんどん変わってきて、そっちのファクターの方が重く感じさせる割合が多くなるんじゃないかと思うくらいだ。ま、長い竹竿は空気抵抗を感じるほど早く振る必要が無いんだし、リールも軽いのを選べばいいだけのハナシなんだけど。

この量り比べをした翌日、今度は違う事を思い付いた。スプライスとフェルールの仕様で、体感的にずいぶん重さが違うように感じるのはどーして? 実際にどれくらいの差があるのか。誰に聞いても、そりゃあアンタ、フェルールは金属なんだから重いに決まってるでしょ、と言われる。確かに。でも、それだけ?
で、12ft.の竿で試してみた。強さは似たようなのを選んだつもり。そしたらこんな結果になった。
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けっこう違うもんだね・・・。実際にフェルルールとスプライスのジョイント部だけを量り比べるのは難しいけど、ストックのフェルールを量ってみるとこの差は案外妥当な数字かも(かなり乱暴なやり方だけど)。フェルールとスプライス、どちらにしても一長一短がある。完璧なジョイントってあるのか?







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# by kurirod | 2018-02-28 18:03 | 竿 | Comments(0)
2018年 02月 08日

今更ながら

ついこないだ立春を迎え、やっと暖かくなるのか・・・と思いきや、暖かかったのは一瞬だった。

年末にちょっとだけ整理した時に、スプライスジョイントの試作やらデモ用やらの竿がロッドケースから出てきた。これだけ。

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眺めているうちにジョイント部分がまぁまぁのデキのやつを継いでみたくなり、 とりあえずビニテで巻いてタワタワしてみた。そのうちに色んなところが気になり始め、そうなったらやってみたくてたまらなくなり、気になるところを全部いじくるハメに・・・・。ついでにフェルール仕様のやつも。気になったのはガイドスペーシングとグリップのたわみ。

ここもあそこもと修正し始めたらエラい事になった。結局トップ以外のガイドをほとんど全部外して仮止めし直し、振ってはズラし、ズラしては振り・・・5 本ばかりを修正するのに 1ヶ月ほどかかった。中には一度修正したのにまたいじりたくなったりするやつも出て来たり。いじったのは 12ft. 13ft. 14ft. 。
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で、最終的にはミッドヘッドのスペイラインやスカンジヘッドを通して " スペイキャスト " で確認する訳なんだけど、これが またよく解らないところがあったりして・・・。
動画サイトで探していたら、こんなのが見つかって大いに参考になった。

     

一見同じスピードで竿を動かしているようだけど、ポイントがいくつかあって微妙に振り方を変えている。竿の角度も人によって色々クセがあるのだから、それなりのキャストをしなさい、という事らしい。

これまで推測だけだった曖昧な部分の補足だったり、改めての解説だったり。とにかく一連の動作を分かりやすく説明してくれてるので、モヤモヤが晴れたような感じ。少し気が楽になった。竿の調子も方向を裏付けしてもらった気がする。便利な世の中になったもんだ
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動画を見てからは、キャス練も闇雲なところが無くなって楽になった。気のせいか?


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# by kurirod | 2018-02-08 11:45 | キャスティング | Comments(0)
2018年 01月 26日

さ・む・いっ!

53 年ぶりの寒波だとか。
工房の暖房には業務用の石油ストーブを使ってる。もう 10 年選手で、さすがにこないだ様子がおかしくなった。この寒いのにカンベンしてくれ~、となかば諦めたが、もしやと思い分解掃除。分解といってもビスを 4 つ外して上部を外し、温度センサーやら火力の制御回路やらが組み込まれた基盤を剥き出しにして、まずはエアーで 10 年分のホコリを吹き、それからパーツクリーナーで洗浄。どうやらジェネレーターあたりがあやしいのだが、余計な事してホントに壊しちゃったら目も当てられないからそこまで。ジャブジャブのクリーナー液が飛ぶのを待って外した上部を戻し、祈るような気持ちでスイッチオン! 無事に点火。胸をなでおろした。
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このストーブ、火力が強くて真冬には頼りになるのだが、難点は大飯食らい。18Lのポリタンが 2 日でカラになる。

年末からガイド位置を直していた 12ft. (スプライス・ジョイント×2、フェルール×2)と 13ft. (フェルール×2)がやっと仕上がって、そろそろ試投したいと思ってたやさきにこの寒波。築 40 年以上のボロ家工房は毎朝冷蔵庫と化し、午前中はストーブとエアコンで温まるのをひたすら待つ始末。

今日も温まりきらないうちに最後の 1 本の塗りを済ませ、穏やかそうだから河原に行くかと考えてたら風がうなり始めた。作業場の室温はやっと 20 度まで上がったのに足元は冷たい。どうせ寒いなら行くか。風の様子を見てダメなら帰ろう、と出かけた。
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ここは山間部と平野部の境目。ここから上は上流部で下は中流部となる。風は断続的に強くなるようで、けっこう間がある。これならイケそうと振り始めたのだが、強くなった時の風がハンパじゃない。460gr. のスカンジヘッドが着水する前に足元まで吹き戻された(爆笑)。しからば、と手持ちの一番重いヤツ(540gr.)を試してみたが勝てず。
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風が弱くなった隙に、とにかく結果を確認したかったヤツを、鼻を拭きふきなんとか振り切ったところで陽が山陰に。まだ充分明るいが、陽が陰ると途端に気温が下がるので早々に撤収開始。
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案の定。水溜りに氷はなかったんだけどねぇ・・・・。



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# by kurirod | 2018-01-26 20:41 | その他 | Comments(0)
2018年 01月 10日

新年?

年が変わった。もう随分前から正月なんて気分は無い。

チョンマゲの時代には老いも若きも男も女も、大晦日に生まれた赤ん坊までいっせいに歳をとり、年神様を迎えてそれなりにめでたかった正月なんだろうけど・・・。気が付けば色々と面倒くさいのが先にたち、めでたいよりも鬱陶しい。

TVでは年末だ年始だと煽り立て、世間は忙しなく落ち着かず、家人はそれぞれ出かけて独身に戻る。家に居ても落ち着かないので工房へ。YouTubeでUKの鮭釣りやSpeyCastingに関する動画を見て過ごし、飽きると大掃除モドキをした。河原に行って竿振り三昧などと思ってたけど、何故か年末から鼻水が止まらず、おまけに外は木枯らしがうなる毎日で、河原に出たのは年が明けて4~5日してから。
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手持ち無沙汰なもんで日頃邪魔くさいヤレをまとめて使えそうなパーツを回収してみたり、作業台の上を整理してみたり・・・。
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何度か処分したのにけっこうな量があるので驚いた。作業台からはこんなのも。
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13ft. 3Pの作り直したバットセクションの裁ち落とし。右が最初で左が 2 本目。最初のは繊維も身の色もきれいで、デモロッドに使うにはもったいないくらいだったけど、微妙に腰が弱くて結局別の材料から削り直した。それが左のやつ。右のはどうやら若いやつらしく、丸の状態の外見はそこそこだったけど、裂いたら少し肉が薄かった。導管も細いが詰んでるからだいじょぶだろうと判断したのが大マチガイ。ま、売り物にするんじゃないからイイかと使ったのがアダとなった。

こんなのも出てきた。
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多分もう 1 本の 13ft. #8/9 のミドルセクションだろう。540gr. のヘッドを弾くだけのパワーがある。

7ft. #3 から始まった竿作りも 10・11・12・13ft. と長くなり、 14ft. まで作れるようになった。両手で振るにしても、1 日使えて距離もそこそこ出せて、取り回しもまぁまぁとなると 12ft. が限界かなと思っていたが、なんのなんの。バランス良く設計できれば 13ft. もけっこうイケるんじゃない? 現在のラインはグラファイトロッドを想定して作られているハズなので、竹竿と相性のいいラインを探すのは大変。じゃ、竿をラインに合わせる? それはそれでまた面白いかも。



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# by kurirod | 2018-01-10 12:27 | その他 | Comments(0)
2018年 01月 01日

年賀

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年末年始ってこんなに慌ただしかったっけ? 会社勤めの最後の2年は、31日まで店の正月の準備をして元旦から出勤。それが原因という訳ではないが、次の年には退社した。定年まで勤めるんだろうな、と思ってたんだけどね・・・ま、今となっては少しだけ懐かしいのかも。

竿屋になってからは自分で何とかしないと誰も助けてくれるわけじゃないので、それなりに気ぜわしくなった。(気持だけだけどね)。大掃除なんて「日付が変わるだけなのに、何でこんな寒い時期にやらにゃイカンのじゃ」と思ってたが、さすがにホコリだらけの工房が情けなく見えたので、少しだけ片付けた。
あちこちに立て掛けてあったヤレをまとめてみたら・・・・。
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最前列の5本がまともな(?)デモロッド。その後ろの一抱え(!)はパーツを回収した残骸。竿の調子はテーパーの取り方で決まるが、これは作ってみないと確認できない。作った時はそれなりに納得しても、暫くしてから引っ張り出してみると気に入らないところがあったりして作り直す。そんな事の繰り返しがこの結果。基礎的な研究には時間とカネがかかるもんだと認識はしてるが・・・・反省することしきり。竿の好みなんて十人十色だから、いくらやってもキリが無いのにね。

いつまで竿屋をやってられるかわからないが、これからもこんな調子でやっていくしかないのだろうと思うワタシなのだった。



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# by kurirod | 2018-01-01 20:19 | その他 | Comments(0)
2017年 12月 13日

13ft. 顚末

夏に組んだ 13ft. #7/8。きれいなカーブで曲がり、掛けて楽しくキャストが楽ちん。なんだが、シングルスペイでは感じないけどスネークロールの時は微妙にかったるい。掛けて楽しい要素とノンストレスで投げやすい要素は相反するので、どうバランスをとるのかが竿の特徴を決めるポイントになる(と思う)。何人かに振ってもらうと、やはり同じような感想が・・・。

で、も少し投げやすさに寄ったやつを作り直す事にした。
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バットセクションをテーパーを変えて少し強めに、ミドルセクションはバットに応じてそれなりに。トップは元々強めなのでそのまま。基本のテーパーに大きな変更は無いのでガイドスペーシングもそのまま。が、これが後にアダとなった。

ガイドを仮止めして振ってみると、どうにもノリが悪い。" 同じような感じだけど少し強め " というのが狙い目なんだけど・・・何で? 大抵はバットのガイド位置の調整で解消できるのだが、こ奴なかなかしぶとい。ガイドを上げたり下げたり、取ったり付けたり、イングリモングリ・・・。
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第一ラウンドは、とりあえずこんな感じ(左側)でいくらか解消したけどナンか変。それにいまイチ納得できない。

第二ラウンド、ゼロから見直し。トップはいじっていないのでミドルから。でも、けっこう詰めて決めた位置で、テーパーもほんの少し部分的に変えただけだから、どうしたものか思案投げ首。外したガイドは戻すことにした。第一印象って大事で、あれっ?と感じたところはその時に明確な理由がわからなくても、後で「ああ、やっぱりな」と原因に気が付く場合が多い。

位置を変えてはラインを通して曲げてみて、やっと試投の段階に。予報通りの強風だけど、谷間になってる河原ならだいじょぶかも。
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あまりだいじょぶじゃなかったけど、どうにかこうにか風の合間を縫ってテスト。想定に近い調子になっていたので試しにちょっと位置を変えてみた。ダメ。元に戻して決定。きれいな満月にはならなくなったけど、投げやすさは少し改善されたハズ。竿ってキャスト時と魚を掛けた時では曲がり方がちがうのよね・・・。キャストしてる時はどんなふうに曲がってるか見えないし・・・。また誰かに振ってもらわないと、やれやれ。



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# by kurirod | 2017-12-13 20:54 | 竿 | Comments(0)
2017年 11月 29日

2017竹のクラフト展

いや~、1週間勘違いしてました。
今年もいつもの場所で開催します「竹のクラフト展」。
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当工房からはシングル・2ハンドロッドのデモロッド多数と即売品少々を出展します。
デモロッドは、お申し出いただければ試投できます(場所が狭いので遠投はできませんが)。
それぞれ特徴のあるビルダーが出展予定なので、振り比べてみるのも一興かと・・・。

ご来場お待ちしております。

[ 追記 ]
おかげさまで無事終了しました。
お世話になった方々、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
普段は一人で工房に居るのでほとんど喋る事が無いのですが、イベントでは全く逆でほとんど喋りっぱなし。2日間で1年分のおしゃべりをこなしたような気がします。

今回は思いがけずのスマッシュヒット。今年の夏オーダーをいただいてテーパーから起こし直した 8’6” #5/6 と #6/7 。
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これ。試作のつもりで組んだのだけど、一発でドンピシャだった。(たまにはそういう事もあるノダ。)
「 こんなのもあるヨ 」というくらいのつもりで持ってったんだけど・・・わからないモノです。



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# by kurirod | 2017-11-29 18:22 | イベント | Comments(0)
2017年 11月 09日

本末転倒?

朝晩がめっきり寒くなってきた。
ここ数年どうも天候がヘンな感じで、降れば土砂降り晴れれば砂漠。

今年の夏は、あまりの暑さでバーニッシュのエポキシが言う事をきかなくなった。硬化が早くなるのは便利なんだけど、暑さで緩んで塗ったエポキシがシャブシャブになる。水のようになったエポキシは硬化する過程で平らな部分に集まって丸くなろうとする。すると、せっかく気を遣ってのせた角のところが引っ張られて糸目が出てきちゃう。あまり薄く塗ると緩んだ時にまだらになって悲惨な状態で硬化する。もうバンザイ、お手上げ。硬化する間は天井に設置したモーターで回転させるのだけど、いくらエアコンで室温を下げても焼けた屋根の輻射熱で天井が熱くなって、まるで効果が無い。真夏の屋根は160℃以上になるそうで、その時の天井板は多分50~60℃。いくら何でも暑すぎる。

そうこうしているうちに今度は台風。湿度計は80%あたりで止まったまんま。湿度が高いとエポキシが濁るので、これも困る。やっと天候が落ち着いてきたのはほとんど仕事が片付いた頃。

しかし、うまくしたもので仕事がうまく進まない → 時間に余裕が・・・ → 面白いことだけ考える → ああそうか、と閃く なんていうなりゆきで(ホントか?)、ず~~~っとモヤモヤしていた2ハンドロッドのバットの構造にアイデアが。
善は急げ、思い立ったが吉日、春に下ごしらえしておいた材料を取り崩して実行。3 本ほどムダにして完成! どこをどうしたかはナ・イ・ショ。
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うまくいった方法は長さが違っても応用可能なので、調子に乗って次々と・・・。
「2ハンドロッドというのは両手を使って振り回す竿の総称で、スペイキャストとオーバーヘッドキャストではキャストしやすい調子が違う」らしい。言われた時は はぁ? と思ったが、YouTube で海外発のスペイの動画を見まくったら納得。はじめはどれも同じように見えた動きが、数を重ねるうちに目が肥えてきて、何となくポイントらしきものが見えるようになってくる。ポイントが解れば後はやるだけ。ひたすら練習する。納得できないところは " これは " と思った人にシツコくつきまとって聞く。「師匠」とか「道場」とかいう言葉にはアレルギーがあるので随分遠回りをしたんだと思うが、そういう性分なんだからしょうがない。言われるままに動くのは会社と一緒に辞めたんだから・・・。

最近はもう早く振ってみたい一心で作ってるようなもんで・・・本末転倒!

でも、同じところに通い続けると顔馴染みなんかができてきて、時々こんな事も頼まれたりする。
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コルクグリップの交換。調子が気に入ってるんで使い続けたいんだって・・・断れないよね。
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こんなところ、あるヨ、と教えてもらった河原。夏はBBQの連中で賑やかだけど、キャス練にはうってつけ。行き始めた時からずぅ~っと気になってる岩がある。これ。
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増水で下の方が少し隠れてるけど、この角度から見ると何だかねぇ・・・・・・・。しめ縄掛けて祀ってあってもおかしくないと思う 126.png




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# by kurirod | 2017-11-09 11:48 | その他 | Comments(0)
2017年 10月 29日

最新作

このところ毎週のように台風で大雨。湿度計が 70% から下がったのは 1 日だけだったんじゃないだろうか。
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あまり湿度が高いと道具や機械の手入れ、それに掃除くらいしかできる事が無いんだけど、全部やっても 1 週刊はかからない・・・。
で、最新作の記念撮影をして、それぞれについてノーガキを垂れてみようかと。
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12ft. #7。順番から行くとこれが一番新しい。既に何本か作ってはいるが、気に入らないので残ってない。作っておいて言うのもナンだけど、どこか思い通りになってないものを人サマに渡す訳にはいかんのじゃ。
ミッドヘッドのスペイラインで#6/7(480gr.)、スカンジのショートヘッドで 460~480gr. が使いやすいが、サーモン用ポリリーダーの一番重いシンキングなんか使うのなら 400gr. 前後のヘッドの方がイイかも。
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こいつは 2 番目に新しいやつだけど、作り直したのはバットセクションのみ。グリップの中をどうするか、一番考えさせられててこずった。なもんで3 本も削っちまった・・・・。
番手は 12ft. と同じで #6/7 。スカンジのショートヘッドだと 480gr. の方がイイようだ(好みだけど)。
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この 14ft. はテーパーから起こし直した。以前起こしたデータを下敷きにはしたが「こんなもんだろう」と、あまり深く考えずに決めたテーパーがハマった(考えすぎるのも良くないかなぁ)。眠っていたロングフットのリールとセットにしたかったのでこんなグリップになった。昨今はみんなスクリュータイプだけど、これ案外と緩まないもんデス。リングは既製品の流用だけど、ポケットの方は随分前に作りためといた自家製。刻印も入れてある。
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テストに使ったラインは #6/7 のミッドヘッドだけど重さは 540gr. 。ちょっと余裕がありそうだったので 560gr. のスカンジヘッドを入れてみたら馬鹿みたいに良く飛んだ。そんなに飛ばしても実釣ではコントロールが効かなくなる。が、練習では気持イイ。
ちょっとグリーンハートの調子に似てるかもしれない。

どれも利根川クラスの本流を想定して作ったつもりだけど、「長くても使いやすいのはこの辺だろうな」ということでやってたら、長さは違えど、どれも似たり寄ったりになった。でも、こんなもんじゃないかな。

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# by kurirod | 2017-10-29 19:10 | 竿 | Comments(0)
2017年 10月 19日

再確認

天気予報じゃ月曜まで雨だとういうが、そんなに待ってられないんで完全装備で河原に行った。
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13ft. のバットセクション本組みが仕上がったので、早く投げて見たくて我慢できない(ガキか)。歳と反比例して気が短くなってくるみたいだ(笑)。
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今回は的を絞って 13ft. と 14ft. の 2 本だけ。ラインは RIO の TRADISHONAL SPEY SERIES・In Touch Mid Head Spey #6/7 と Uni Spey Flt #6/7 。同じ番手表示だけど前者は 540gr. で13~14ft.のロッドに適合 、後者は 480gr. で 12~14ft. のロッドに適合。全長は両者とも同じで110ft.(34m)。13ft. には Uni Spey 、14ft. には In Touch をセット。

これまでにも各セクションごとに修正を加えてきたけど、バットセクションはまだ詰めが甘かったようだ。テーパーの見直しったって全部つながってて、それぞれのセクションが影響し合って全体のアクションが決まってくる訳で、どこかに修正を加えようとすると1ヶ所だけでは済まない。今回の修正は、やっとポイントを押さえられたような気がする。

で、その根拠はこれ。
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キャス練はムキになってしているつもりだけど、あまり上達してるような自覚は無い。なのにいつも通りのキャストでこれだけラインが出せちゃう。これは 14ft. 。13ft. はこっち。
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キャスティングが上手い人なら多分フルキャストできちゃうんだろうね。今までこんなに出せたことは無かったような気がするので、何だかキツネにつままれたみたいだ。このままつままれていたい(爆)。

そんな訳で雨なのにエラく気分がイイ。
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竹竿だからって雨を嫌がってちゃぁしょーがねーだろ136.png  (ちょっと気が大きくなってる?)



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# by kurirod | 2017-10-19 20:31 | 竿 | Comments(0)
2017年 10月 17日

やっと?

12ft. 2ハンドロッドの見直しが片付いたのに気を良くして、13ft. 、14ft. の見直しに手を付けたらエラい事になった。

気が付けばブログはひと月もほったらかし、HPの整理も手付かず。やっとひと段落ついたので更新・・・と思ったら、フォームが変わっていて、ナンだよこれ、使いにくいったらありゃしない 132.png

と、ボヤキはこれくらいにして。
竹の2ハンドロッドは 12ft. を超えるとちょっと作り方の勝手が違ってくるようだ。スペイロッドとなると更に。長くなるとトップの動きが大きくなり、おまけに慣性がはたらくのでトップは予想しているより強め(=太く)しなければならないし、そうすると今度はミドル・バットもトップに準じて強さが要求されてくる。考えてみれば約 4 mの竹の棒を、たかだか手元の 60 ㎝ほどの部分でコントロールしなければならないんだから・・・・。
これ、今年の 8 月に撮った写真だけど残っているのは 2 本だけ。使えるパーツは再利用。
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奥のやつは補強のし方が適切じゃなかったのでご覧の通り。で、作り直したのが手前のやつ。1 回失敗するとコルクが 30 個ばかりオシャカになるのよねぇ・・・・・。
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そんなこんなで滑ったり転んだりしながら何とかたどりついたのがこの 3 本。上と下が 13ft. 。中は 14ft. 。14ft. には眠っているロングフットのリールを使いたいのでこのリールシート。
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13ft. はバットセクションだけを作り直して残っていたトップとミドルに合わせたつもりだったが、どうにもシックリしないので、既に完成させた同じモデルのちょっと強めのやつと差し替えてみたらドンピシャだった。使えるラインの重さは同じだけど、シャッキリして使いやすそう。
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この日は終日雨だったんだけど、我慢できずに河原に行った。増水してたけど濁りが無くて、浅いプールみたいな状態で具合が良く、風も無くてテストにはうってつけだった。ま、雨の中合羽を着て 4 m の棒きれ振り回す姿は正気の沙汰ではなかったかも。





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# by kurirod | 2017-10-17 17:00 | 竿 | Comments(0)
2017年 08月 31日

あ~ややこしっ!

13ft. のライトスペイロッドをテーパーから起こし直して作り直したのは 2~3ヶ月前の話だけど、アクションが変わったので適合ラインも変わってしまった。テーパーは前のやつを下敷きにしているので、そう極端に変わってはいないハズなんだが、どうもシックリしない。で、ライン探しが始まった。タイプはミッドベリーのフローティング。
最初はこれ。スコットランドのショップから出品されてた。
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ダブルテーパーの親分みたいなスペイラインで飛ばない! 取りあえず 10mほど出してダウンでキャスト、流れに乗せたらメンディングしながら送り出したり引っ張ったりして使うらしい。モロ鮭釣り用。
次がこれ。
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ミッドレングスヘッドで 12 ~ 14ft. の竿で中規模の川向き、#6/7 480gr. の表示。ちょっと軽かった。12ft. の竿にはピッタリだったけど。
なので別のを・・・。
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今度は番手で選んで#7/8 。アメリカのショップから出ていた MidSpey の売れ残り。ちょっと重かった。#7/8 の表示のほかに M8F 560gr. のラベルが・・・なんだよ!
しょうがないから今度は重さで選んで RIO の inTouch Mid Head Spey #6/7 540gr. 。今年のモデルだから高かった(泣)。
" 三度目の正直 " でやっと正解。ただしバットが柔らかめの方だけ。バットを強めにした方には、結局、以前買った廉価版 DTX の WF8/9 (重量表示ナシ)がピッタリだった、ふぅ~~。

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しかし、やはり竿と相性がいいラインで練習すると、余計な力が入らなくて少し上達が早いかも。(大枚はたいてるんだから、それくらいのメリットが無くちゃねぇ・・・。)
スペイキャストの特徴でもある " ラインを横に回して縦に展開する、でも竿は縦ではなく袈裟懸けに起こしてラインをリリース" というのができるようになってきた。まだ少し力が抜けきらないところもあるけど、ループの展開にも力強さが出てきた。も少し力が抜けて高い位置でループが出せるようになればいいんだけどなぁ。

PRACTICE,PRACTICE & PRACTICE AGAIN だそうだ。
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# by kurirod | 2017-08-31 22:31 | ライン | Comments(0)
2017年 08月 05日

芯出し調整顚末

今年の 4 月、卓上型の小型旋盤を新調した。
それまで使っていたのはベッドがアルミ合金で、摩耗が原因でスムースにスライドしなくなっていた。標準品の三爪チャックにも不満があった。CAP&RING を Φ20㎜ の洋白棒から削り出すのだが、主軸貫通穴は 20㎜ なのにチャックの穴が 15㎜ なので、長い材料をそのまま咥えることができない。加工にはどうしても咥え代が必要になるのでエラく材料効率が悪い。ネットで検索してみたら、オークションで 20㎜ の材料を貫通して咥えられるチャックの格安品があったので思わずポチった。大陸製だ。モーターがデカくて馬力は問題無さそう。
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右の赤いやつ。台東区の方の機械屋さんの出品で、一応調整はしてあるという事だった。届いてみれば油まみれで調整はユルユル。初期の動作確認で、スピードコントローラーを最速まで回してみるというのがあるのだが、スピードを上げていくと振動が出る。芯ブレ? 仕方なく今度はマグネットスタンドとダイアルインジケーターをポチっ。
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半日かかってかなりのところまで調整すると高速回転時の振動は収まった。しかし今度はワークピースの芯ブレが・・・。

それまで何となく使えてはいたけど、知識は " 門前の小僧 " で、金属加工業の知り合いなどから聞いた断片的なものばかり。で、これを機に旋盤について調べまくった。こんな時にはインターネットの便利さを痛感する。半日も PC にかじりついてればゲップが出るほどの知識が手に入る。芯の出し方や " 常識 " と言われるような知識が山ほど。

それで改めて確認したのだが、このテの卓上旋盤では芯ブレの 0.1㎜ なんて許容範囲でたいした問題ではないらしい事、三爪チャック自体構造上芯が出にくい事。国産のメーカー品ならコンマ 2 桁の精度が出ると教えてくれた知人もいたが、これ、エラく高価で安い本体の半分くらいの値段。
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チャックを交換すれば多少は精度も変わるかと思い、取り寄せてみた。ウェブショップやオークションでよく見るメーカーで値段も安い。が、届いてみれば完全に大陸製。加工しっ放しでそのまま組んである。いかにもガサツな作りで標準装備されているやつより雑だ。切粉と切削オイルにまみれていて、チャックキーを差し込んで回すとジャリジャリと引っかかる。精度なんて望む由もない。唯一感心したのはパッキングのし方だけ。一応バラして洗浄、グリスをスプレーしてみたが、結局箱に戻した。勿体無い授業料を払った。

も少し上のクラスの旋盤を探してみたが、これはと思うやつはどれも 50 万以上で中には 100 万以上も。重量も平気で 100㎏ 以上。おまけに電源は動力の 200V。とても手が出ない。

いい加減なパーツを組み立てると作業に手間取り、手間取るわりには出来上がりがいい加減に見えたりする。だからパーツ加工の精度にはこだわる訳だけど、どうやら創意工夫と丁寧な仕事で対応するしかなさそうだ。ヤレヤレ・・・。
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# by kurirod | 2017-08-05 17:36 | 道具 | Comments(0)
2017年 08月 02日

ホームレスレス

リールケースが届いた。
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オークションで中古リールをポチるようになって、多分3年くらいになる(最近記憶の時系列がアテにならない)。きっかけはスペイ系の釣り方で使うラインの主流がヘッドになって、2ハンドロッドのテストに使うラインの量がやたらに増えたから。
実釣ではリール1個にランニングラインを入れて、ヘッドを何種類か持ってけば事が足りるが、テストではそうはいかない。一々ヘッドを交換するのが想像以上にめんどくさい。人に勧められて海外のオークションを覗いたらけっこう良さそうなのが出ていて、ブランドにこだわらなければ経費込みでも4桁で収まる。竹竿に装着して写真を撮ることも想定すると、それなりの雰囲気も無いと困る、などと欲張って探した結果がこれ。J.W.YOUUG&SONS の Pridex 3.5” と 3 3/4” 。
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程度が良さそうなのを見つけちゃあポチっていたら、気が付けばトートバッグの中に裸のリールがごろごろ・・・。いくら何でもこれは無いだろと巾着袋を縫ってもみたけど、意外と手間がかかる。ならば既製品でも、と探してみたが、昔見たムートンのケースなんかとっくに店先から消えていた。
安物でかまわないからケースだけ・・・と思ってたら、アメリカから来た 3.5” の中古リールが入ってた(写真でプリントが入ってるやつ)のと同じものを、たまたまスペイラインを探していて見つけた。
国内の出品だったので在庫を聞いたら複数でもだいじょぶとの事。即まとめ買い(といっても4個だけど)。これでやっとホームレスのリールがなくなる。値段なんて関係なく、気に入ったものは大事に長く使いたい。

話は変わるが、このリール、ハーディーと同じ構造でフレームもしっかりしている。が、脚の形がイマイチで、リールシートによってはちゃんと納まらない場合がある。ハーディーのそっくりさんを作ってくれる人、いないかなぁ・・・。
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# by kurirod | 2017-08-02 17:33 | リール | Comments(0)
2017年 07月 20日

久々の・・・

ダブルハンドが面白くてアーたらコーたらいじくり回してはや・・・何年経った? 何とか " スペイロッド " と胸を張って言える竿が作れるようにはなった。テーパーを起こしてそれを実際に削り、竿にして振り倒し、ダメが出た部分を修正してまた削り・・・(これが実に楽しい)。なんだけど、この一連の作業に落とし穴が。

当たり前のハナシだけど、ちゃんとスペイキャストができないとまともなテストにならないのよ。で、しょうがないからスペイの練習も。(この話は長くなるから改めて)。

何とかボトムハンドが使えるようになって、キャスティングのメカニズムも朧気ながら見えてきたら、今度はシングルハンド方が気になり始めた。いずれにしてもダブルハンドのノーハウをシングルハンドにフィードバックして、今まで作りちらかしてきたデータを全部見直すつもりではいたのだが、とにかく量が・・・。

前置きが長くなったけど、そんな訳で、まずは 8’6” から。
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以前起こしたデータを下敷きにして修正し、作り直したのがこれ。後ろのやつは #6 、前のが #7 。今までのと大きく違うのはトップの強さ。ラインの重さに負けないトップとバランス良く支えてくれるバットからは、かなりトルクのあるループが作れる。力任せに振り倒すのではなく、バックキャストで曲がった(=ロードがかかった)竿をスペイキャストのように 12 時あたりで開放してやる(=リリースする)と蝉みたいなデカいフライでも楽にキャストできる。力任せにぶん投げようとすると空気抵抗が大きくなって逆効果になる。水中で手足を動かす時に、ゆっくり動かすと大した力は要らないけど、早く動かそうとするとけっこう力が要るでしょ? あの感覚に近いと思う。

面白半分で手持ちのコマンドヘッドの一番軽いやつを入れてみた。200gr. のボディーに 90gr. のフローティングティップ、ランニングはセオリー通りのモノフィラ。オーバーヘッドだとちょっと重いけど、アンカーを打ってキャストすると、そんなに飛ばしてどーすんだというくらい飛んで思わず笑った。ラインが重めだから力は要らない。リリースのタイミングだけ。ナンだ、これ?

せっかく河原に行くんだからと、連れてきた " お気に入り " 達にも仕事をしてもらった。
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ナンだカンだと能書きを垂れちゃったけど、ホントはここまで組み立てて、あと一息というところで集中力が切れちゃったもんだから、ちょっと息抜きをしたのデシタ。
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# by kurirod | 2017-07-20 21:27 | 竿 | Comments(0)
2017年 06月 25日

Before & After

やっと下ごしらえが終わった。ちょっと気が抜けている。
Before
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この時点で裂いた竹は 4 本。13ft.のライト 2 ハンドに使える寸法で材料取りをしているので、シングルハンドの 2 ピースを作ると効率が悪くなる。が、オーダーの内容は予測不可能なので、最大公約数で間に合わせようとするとこうなる。シングルの 2P・3P 用、2 ハンド 3P用に細かく分けてやっていた時期もあったのだが、結局足りなくなると他のセットを崩して使うようになるので、それならと 1 種類に絞った。
After
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曲がりを取って節を延ばし、大雑把に出っ張りを落として三角に削り、バインディングすると驚くほどカサが無くなる。
丸竹がすべて使える訳ではなく、竹によってはやたらに腰が無い箇所があって、火入れをすればしっかり張りが出たり出なかったり・・・。予測はできない。裂いている時には気が付きにくく、大抵はクセ取りの時に発覚する。経験上ここでみみっちい事をすると後で悔しい思いをする事になるので、そういうのが見つかったら思い切って処分する。今回も 1 本分捨てるハメになった。処分した分は節間と身の色が同じヤツを探して補填する。まったく同じというのは無いので、節間を優先して身の色は火入れで調整する事になる。
そうやって 6 本/1 セットを揃えていくと、補填に使ったやつの残りが半端になって出てくるので、これに合う節間のやつをまた探して・・・・・・どこかで踏ん切りをつけないとキリが無い。

言葉で説明すると「裂いて伸ばして節をそろえて・・・」と簡単だが、実際にはほかに質や裂いた本数のチェックなどもしながらの作業になるので、言うほど簡単じゃない。
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# by kurirod | 2017-06-25 11:56 | 竿 | Comments(0)
2017年 06月 16日

うっぷ

1 週刊ほど前から始めた下ごしらえの作業がなかなか進まない。ただでさえ楽しい作業じゃないのに、質の悪いやつに当たったりしたもんだから、結局 6 本裂くハメになって指が筋肉痛っぽくなってきた。気が向かないもんだから、色々自分に言い訳して道草食いながらノロノロやっている。

で、今日も格好の言い訳ができたので、渡りに船とばかりに工房を逃げ出した。
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先月末にポチったミッドベリーのスペイラインが届いた。この 2 番手上のやつは定価の半額くらいで 2 個出てたんだけど、14ft. 以上の竿が指定だったので見送った。これは#6/7 。 12~14ft. で使えるという表示があったけど、値段はほぼ定価。オークションなのに・・・。さんざん迷った挙句にポチった。
封筒から出てきた赤い魚のグニグニは、何かと思ったら袋に soft&chewy candy と書いてあった、グミだ。ナンだ、この子供だましは?
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ついこないだトップを強くした 12ft. と 13ft. で試したかったので、早速空いていたリールに入れて出かけた。ところが・・・。
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河原に着いた途端に雨! それも雷付きで盛大に! 空は明るかったし雲も切れていたので、待てばすぐ止むだろうと雨宿り。
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案の定 15 分程で止んだ。
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雷雨の後は少し気温も下がって快適。暗くなるまで竿をとっかえひっかえして振り倒した。少し軽めな感じがしなくもないが、調整可能な範囲。いつもヘッドばかり振っていたのでミッドベリーのフルラインは感覚を取り戻すのに時間がかかった。なんとか投げられるようになったら、あたりは薄暗くなっていた。やっぱりスペイロッドはスペイラインで練習しなくちゃね。
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# by kurirod | 2017-06-16 22:12 | ライン | Comments(0)
2017年 06月 10日

さてと・・・

13ft.・12ft. とやり直して大分下ごしらえのストックを消耗しちゃったので、11ft. の修正が片付いたところで少し補填刷することにした。火入れまでしておくので、まだいくらか涼しいこの時期に済ませておきたい。
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オーブンを使う都合上、1回の量はこれくらい。竹4本分。裂くのは半日もかからないのだが、曲がりを矯正するのは1週間かかる。朝から晩までひたすら同じ作業を強いられるので、どうしても嫌気がさす。トップ用なら 24 本/1 日できれば、まあいい方。前回面白い事に気が付いたので、早速冶具を作って試してみたら・・・ビンゴ! 肝心な部分だけしか作ってないので冶具としてはまだ未完成の状態だが。

このところの陽気でバーニッシュの硬化が早くなり、調子がイイと1日2回塗れるので、11ft. のデモロッドが完成している。フェルールを回収するので使えなくなった 12ft. のトップをシェイプして再利用したもの。
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デモロッドは、興味のある方に実際に振ってもらうという目的もあるが、組み立てたテーパーを確認するという重要な役割がある。実際に削って確認して、おかしなところや気になるところがあれば修正する。テーパーのデータを確認するために作ってるようなところがあるので、作った時点で満足してても、時間をおいてみて「あ、方向間違えた」と思ったらやり直す。こういう時に「ムダにした」と思ってはイケナイ。ちょっと遠回りしたけど「良くないテーパーデザインを学習した」と考えることにしている。イイもワルイも現物で確認できればステップアップして次につながる。基礎科学みたいなもんだ。

今回はわりと初期のやつもいじってみて、全体的には狙った方向で何とかまとめられた。短いけど " スペイロッド " だ。スペイキャストのインストラクターからも「竹竿らしいスペイロッド」と太鼓判を押してもらった 13ft. と同じ調子なので自信を持ってイイと思う。
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# by kurirod | 2017-06-10 11:00 | 竿 | Comments(2)