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竿屋の独白

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2013年 09月 20日

最終回

最終回といっても、これでブログを止める訳じゃないから早トチリしないでね。
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これをいじくりまわすのはこれでお終いにしようという意味だから。こいつのおかげでこの前下ごしらえしたストックがなくなっちゃったのよ、2Pの11セット分。いい加減にしとかないとね・・・。

台風18号が去って3日目、台風一過の晴天に荒川へテストに行った。ボーボーだった河原の草はほとんど流されたり埋まったりで、サッパリしたもの。こんなだったり
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こんなだったり。
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かなり砂利が積もってイイ感じに見えるけど、まだ川の水位が高いから砂利の下はすぐ水でズブズブ。うっかり車を乗り入れると身動きできなくなりそう。気をつけないと・・・。

で、今回は本来なら2ハンドで使うような重さのラインをシングルハンドで使ってしまおうという、フツーじゃない課題の最終回。ストックもとりあえずこれで最後だから、どうせなら思いっきり強いヤツを作ってやれ、という訳で。
重いラインを扱うんだから長さは両方とも8ft.。長くなればなるほど直線的に振るのが難しくなる。
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これなんかDTX#7/8が平気で振れてしまった。ヘッドを30センチくらい引き込んだけど。組んだ時にはバスロッドかと思うほど強かったけど、重いラインを入れると案外曲がってくれる。トップもバットもこれまでにないほどテーパーをきつくしてある。川のネイティブレインボー60センチくらいなら安心して使えそう。
AIRFLOのSkagitCompact 420gr.(27.22g)なんかヘッチャラ。RIOのSteelhead Scandi 450gr.(29.16g)でも余裕。とにかく強いの、ということで組んだので、ベンディングカーブは少しトップ寄り。あと少しでトップとバットのバランスが崩れるくらいのところだと思う。大きな声では言えないけど、あまり好きではないかも

もう1本の方。これはRIOのFright Head 350gr.(22.68g)が軽快に振れる。375gr.(24.3g)でもだいじょぶだけど、少しゆっくり振らないと。あ、両方ともフローティングティップ使用ね。で、キャストの距離はリーダーを除いて25mくらい。状況は右からやや強めの風。
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こいつのベンディングカーブはけっこうバットに入ってくる感じで私の好み。60センチのネイティブだとランディングにちょっと時間がかかるかも。その分楽しめる。前述のと比べるとシャフトの重量で20gくらい軽いので、持った時の印象はかなり軽い。こっちのテーパーで太めにすれば良かったかな~・・・。
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取っ換えひっかえラインを変えて・・・。

スプライストジョイントはとにかく頑丈で、フェルールのように気を遣いながら力加減をする必要が無い。思いっきりブン回しても(程度もんだとは思うけど)折れる心配は無いから、大物狙いにはうってつけの構造なんだろうナ。
大物にも負けないようにしようとすると、どうしてもバットが強くなる。バットが強くなるとキャストが楽じゃなくなる。どうもうまいこといかない。

今回のはリールシートがちょっと豪華だけど、これは6~7年くらい前に作った最初の2ハンドモデルをボツにして、パーツ取り用にとっておいたやつから外して使ったから。今はもうメーカー廃版の金具。

デモロッドなもんで、デッドストックを組み合わせたリールシートを他にいくつか作っているから、そのうち紹介するかも。

by kurirod | 2013-09-20 21:01 | 竿


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