竿屋の独白

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2014年 02月 07日

温故知新

こないだ仮り組みでテストした 8'6" 2P のスプライスト・シングルハンドの本組みが終わった。かなりイイ感じだったのでバーニッシュをちゃんと3回かけて仕上げた。宿題の 8' 2P のトップセクションも塗装を済ませて、とりあえず確認。確認だからガイドは仮り止め。
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左から 8'・8'6"(新作)・8'6"(前作)。ラインは全部スカジットヘッドで420gr.(27.22g)・350gr.(22.68g)・375gr.(24.3g)。左の2本のトップはFARLOW'Sのテーパーデザインで削ってある。8' のトップは同じデータで作ったんだけど、ジョイント部の太さが違うのと、バットに合わせてスカーフの長さを調整したので結果的に1インチくらい長くなっただけ。

「できるだけ少ないテーパーの組み合わせ」で「余計な力を使わずに、できるだけ竿の反発力だけでラインをはじき飛ばす」というのをコンセプトにして今までいじくりまわしてきて、それなりに結果は出せたと思う。が、よくしなるというのはクセが付きやすいという事とイコールな訳で・・・。解決策はあったが、そうすると「できるだけ少ないテーパーの組み合わせ」というルールを破ることになるので躊躇していた。そんな時に背中を押してくれたのがFARLOW'Sのロッド。実測するとジョイントまわりのテーパーの処理が、私のやり方と同じ。HARDYさんは逆だった。それはそれで理解はしたのだが・・・。同じ考え方をしているヒトには素直に従う(笑)。

そんなこんなであれやこれやを修正したら、引っ掛かっていたモヤモヤが一挙に解決。ま、竹だから少しは曲がるけどね。でも振りグセはケタ違いにつきにくくなったようだ。少し持ち重りがするようになり、少しキャストに余計な力が必要になったが、全体的な印象の変わりように比べたらたいした問題じゃないでしょ。

ブランドの竿を測るのって色んな意味で抵抗があるんだけど、先達のしたことを無視してはいけない。古きを訪ねて新しきを知る。ただコピーするだけじゃ進歩は無いよね。

[追記]
どうも気になって、いじくりまわしていたら・・・。10mmずらせば曲がらないと思っていたジョイント部、微妙に曲がりますね! ワンピースと同じという訳にはいかないだろうけど、ニッケルシルバーのフェルールとは明らかに違います。少しでも動いてくれれば、それだけ他の部分の負担が減るというリクツだけど、違いが体感できるんだろうか?
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by kurirod | 2014-02-07 19:58 | 竿 | Comments(0)


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