竿屋の独白

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2015年 05月 27日

ニューモデル

久々に某ショップからオーダーの依頼があったので、並行して温めていたアイデアを実行した。
これ。
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いただいたオーダーは 7'0" #3 。温めていたのは 7'0" #4 。色んなタイプの竿を作っていると、こいつをベースにしてこんなふうにしたらイイかも、と思う事がよくある。が、アイデアを思いついても、すぐに作ってみたいと思うやつは少ない。これは、その数少ないアイデアのひとつ。

こんなふうに曲がる。
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ベースは INNOVATIONⅢ 703 Para 。シャフトのテーパーはそのままで、太さとガイドスペーシングで調整した。かなりデキはいいと思う。

キッカケはいつもテストで行く河原で知り合った、ちょっと変わったヒト。名竿といわれる道具をしこたまお持ちになっていて、自慢げに見せてくれる。おまけに「振ってみる?」なんて言ってくれちゃって・・・・。
その中にペゾンのファリオクラブとブリトン・ビリエール(ブリエール?)があった。前者を手渡された時には「これがリッツがハイスピード・ハイラインをやったモデル」と言われた。ふ~~ん、そうなんだ・・・・。

さすがに両者とも良くできていて、トップセクションのベンドカーブは自然で素晴らしかった。しかし、今風の評価をするとしたら、両方とも “ ファーストアクション ” にカテゴライズされそう。バットセクションは細めなのにかなり強い。(ヨーロッパの古い竹竿にはこういうタイプがけっこうあるみたいだけど。)
扱いやすくて距離も出せるので、人気があった事は想像に難くない。個人的な好みでは、もっとバットが曲がって欲しい。
それで作ったのが今回の #4 ロッド。ちょっとマニアックかも知れないけど・・・・。

by kurirod | 2015-05-27 10:57 | 竿 | Comments(0)


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