竿屋の独白

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2015年 06月 04日

玄関の誘惑

工房の玄関が物置のようになっている。下駄箱横のニッチには梱包材のロールや灯油のポリタン、ウェーダーやシューズのバッグ、フライス盤のカバーなど。その上の壁にはネオプレーンのチェストハイとヒップブーツが逆さになってぶら下がっている。かなり前から2ハンドのデモロッドも仲間入りして、ニッチは雑然としてきた。最近になってまた竿が増えた。
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7ft. #3・#4 シングルハンドのデモロッド。
2ハンドのデモロッドはキャス練やテストの時に、そのままガサっと抱えて車に積み、河原に行くのに便利なので2階から移動した。シングルハンドは継いでリールをセットしたまま置いてある。気が向いた時に工房前の袋小路ですぐ振れるように。ところがこいつがチラチラと目に入って誘惑するんだなぁ・・・。
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この2本は、久しぶりにテーパーデザインからやり直したパラボリックなやつ。
2ハンドロッドをいじくり回しているうちに、竿の長短に関係なく、魚を掛けた時にきれいな弧を描くような曲がり方をするのが理想ではないかと思い始めた。ファーストのものは勿論のこと、ミディアムでも円弧にはならない。違う言い方をすると、パラボリックなやつは竿の長さ全体でラインの負荷を受けるようになるので負荷に対して無理が無い。フェルールの首のラッピングにクラックが出にくくなる。フェルールの部分は先端側とバット側のセクションの強さのバランスが見えるところで、クラックが出にくいという事はバランスがとれているという事だというのが持論。
クラックが出るのが悪いと言ってるのでは無い、誤解のなきように。一般的に使いやすいと言われている竿は、ややバットが強めになっている。

色んなタイプの竿を作るとその分色んなことが見えてくる。色んなことが見えてくると竿作りは益々面白くなってくる。

by kurirod | 2015-06-04 12:41 | 竿 | Comments(0)


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