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竿屋の独白

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2015年 10月 22日

良しとしよう

今年の夏に納品した 12ft. 3P #7 のトップとミドルが、接着剤がついたまま放ってあった。
ミドルセクションのノードがおかしなことになっているのに気がついたのは、グルーイングが終わって糸を外した時。腹立たしいったらない。売り物にはならないが使うには支障の無い内容だったので、気が向いたらなにかカタチにしてみようと思い、へし折るのはやめにしておいた。

が、やはりぶら下がってるのが目に入るたびに気になる。ていねいに削ったのでデキは悪くないはずなのだ。
3P のモデルを作る時は、トップで 5 インチ、ミドルで 5 ~ 10 インチ長く作ることにしている。で、これはもしかして高番手のスイッチタイプにできないか?スプライスで、と思い、ダメ元でやってみることにした。
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できあがったのがこれ。左はオリジナルの 3P 。
同じ長さでも 2P と 3P ではテーパーの構造が違うので、 3P のトップとミドルがそのまま 2P で使える訳ではない。おまけにフェルールを使う場合とスプライスにするのでは、構造が全然違う。無理を承知でどこまでできるかやってみた。
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どお?これ。できるだけパワーファイバーと呼ばれる部分をいじめないように、様子を見ながら外側をシェイプして、なんとか調子を出した。
あまりいじり過ぎて使い物にならなくなっちゃったらイヤなので、このへんで止めておく。サンドペーパーを使って少しずつシェイプしては曲げて様子を見、ガイドを仮止めして投げてはまたシェイプ・・・・。4 日ほどかかってここまでにしたのだが、おもしろい事を見つけた。テストなので、かなり無茶なキャストもしたのにクセがつかない。
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スプライスの部分もスウェルにしていないのに妙に折れたような曲がり方はしない?? どうして?

もとの 12ft. は 540gr. のスカンジヘッドが使えたが、 9ft. では短めの総重量 465gr. のスカジットヘッドが平気で使えた。これなら利根川でも安心して使える。

結果的にはメデタシなのだが、どうもすんなり納得できない部分が多くて暫くは考えさせられそう・・・。

by kurirod | 2015-10-22 21:02 | 竿 | Comments(0)


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