竿屋の独白

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2018年 04月 16日

バラす

新しい竿を作る時には仮組みの状態で必ずテストをする。当然適合ラインや使う状況などは想定したうえでテーパーを起こすのだけど、紙の上で作った数字を現物にしても必ずズレが生じる(ごくたまにドンピシャの時もあるけど)。
多少のズレはガイドスペーシングでカバーできるけど、そうじゃない事も。ラインはスカンジナビアンのヘッドにポリリーダーをつけて使っている。竹竿にはスカジットよりこっちの方が合ってると思う。ヘッドなら交換が楽だろうと考えたのだが、さにあらず。一々面倒くさい。結局ラインは巻きっぱになってラインの数だけリールが増えた。
そうなることも、ある程度予想できたので、リールは安価なものがほとんど。構造の堅牢さや見た目の珍しさから英国のヤングのものが多い。サイズは 3.5” と 3・3/4” 。あとはハーディーの中古。国外のオークションで探す。
が、今回は国内のオークションで思いっきり安いのを試してみた。これ。
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新品で諭吉とコインがいくつか。ミッドアーバーだけど幅があるので選んだ。外観は好みじゃないけど、このタイプによくある形のハンドルじゃないところがイイ。細かいパーツはすべて汎用品が使ってある。一応クリック音はするけど機能的にはスプールが勝手に動くのを防ぐ程度のもの。ドラッグは、これもよくあるユニットが使ってあって、ひっくり返せば右巻きと左巻きが変更できるタイプ。左巻きで届いたので、右巻きにするためにバラした。
ついでにバリを取ったりビスをほんの少し短くしたり・・・。加工の程度はかなり良いが、コストを下げるために余計な手間はかけてない。この値段なら文句は言えまい。ちょっと軸が細いのが気にならなくもないが、スプールのガタつきはほとんど無くて、ま、上出来でしょう。
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ヤングのコンデックス 3.5” 、ハーディーのゼニス 3・3/8” と並べてみた。
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写真とスペックだけで選んだものが予想以上のデキだったりすると、何故か気分がいい


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by kurirod | 2018-04-16 12:59 | リール | Comments(0)


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