2019年 05月 16日
シングルにしても2ハンドにしても、商品として出せると判断したモデルは必ずデモロッドを用意しておく事にしている。 な~んて言うと、ナニやら恰好よさげだけど、実は竿の調子を言葉で説明するのは至難の業、不可能に近いと思ってる。 ならば同じモデルをもう1本作っておけば説明するのに言葉は要らない。ハイって渡せばそれで済む。 工房を立ち上げた時にはシングルハンド2ピースのデモロッドが 30 本くらいになった。でも、そのなかで動きがいいのは数モデルに集中していて、中には作ったけど一度もよばれないなんてやつも・・・。 ちょうどテーパーについて「これでイイのかなぁ」なんて思い始めたこともあって、全部アウトレットで処分した。今は 7ft. 前後が数本あるだけ。 そのあと2ハンドモデルにハマって試作品が山になった。おりしも 30 本ほどのトンキンケーンをいただいたりなんかしたものだから、材料の心配をしなくて済んだ。多分ほとんどを試作に使ったと思う。勿体ないと言えばかなり勿体ないハナシだけど。 で、これらの試作はダメ出ししたのはどんどん壊してフェルールやガイドを使い回した。そのうち何とか満足できるものが作れるようになると、デモロッドがたまるようになった。だけど・・・こっちの考え方や色んなスキルも上がってくるわけで・・・。そうなると、作った時はベストだと思ってたものが気に喰わなくなってきて、テーパーを少しいじって作り直す。 初期の頃削ったやつは何度もテーパーを組み立てなおし、それでもイマイチの結果だったりするのがほとんどで、廃棄処分がツライ。が、それなりの結果は出てるみたい、これ! デキのいい竹竿には難問が絡んでくる「何番の竿?」っていう質問。昔、パウウェルのグラスロッドで#3/4/5/6 とかいう番手指定の竿があった。キャストの仕方でそのくらい対応できちゃうということらしい。今更だけど、パウウェル爺さんの気持ちが分かるような気がする。 ローテクだけど、釣りに使うのなら充分に楽しめる 材料だと思う、竹は。 何よりも、どこをどうしたいという調整が自分でできてしまう、とういのが魅力だ デモロッドはいつでも振れますので興味のある方は工房までご連絡下さい。 TEL:048-551-6350 E-mail:kurirod@topaz.ocn.ne.jp
by kurirod
| 2019-05-16 19:46
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