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竿屋の独白

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2018年 11月 29日

針仕事

今年の夏に e-bay の日本語版を見てたらけっこうな出物を見つけた。HARDY の UNIQUA 3 1/2” 。
刻印の入り方や仕上げの塗装から推測すると、多分 1900 年代の前半だと思う。人気の PERFECT とくらべると、うんと安い。
で、思わずポチった。フトコロ具合も考えずに・・・・144.png   こいつ。
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写真から判断するとどうやらロングフットらしいが、それにしても本体と比較して長さが??
10 年くらい前に入手したロングフットは 90㎜ だからこんなバランスにはならないハズ。もしかしてそのまま使えるかも、なんて虫のいいことを考えてたらナンと 75㎜ だった。最悪は 66㎜ まで削ってしまおうと腹を決めてたのだけど、幅を測ったらこれまたナンと 16㎜ 。2 ハンドに付けてるリールシートは最大でも 14㎜ 幅までなので、すぐに削るのをあきらめた。
どっちにしても脚を作り直さないと、そのまま使えるのは 14ft.#9/10 しかないので以前ネットで見つけたヒトに製造交換を依頼することにした。こんな事するのは初めてだけど、せっかく今まできれいな状態で保存されてきたものなので、できるだけオリジナルの雰囲気を壊したくなかったのよネ。

話はとぶけど、あんなに暑かった夏はどこ行ったというくらい涼しくなってきて、夏用のパジャマを替えようかとタンスの抽斗を漁ってたら、多分 15 年くらい前に買って、ズボンが前開きじゃなかったので一度着ただけでそのままになっていたネルのパジャマを発見。すぐにリールポーチを作ろう!と思いついた。内張りにはハムスターに穴だらけにされたフリースを使って。
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こんなに作るつもりは無かった。以前 2 個作った経験があるので、今回は楽勝だろうとタカをくくってたらとんでもないことになって、終わってみたら満足のいくヤツを一つ作るのに、細かい部分の試行錯誤でこんなになった 106.png

おもな原因はフリースの厚さ。家庭用のミシンじゃニット用の太目の針じゃないと縫えないし、送っていく間にズレる。口のところなんかフリースにネル 3 枚の重ね縫いになるからデニム用の針じゃないと通らない! ネルの柄に合わせて平行に縫ってるつもりでも、終わってみると平行じゃない! しまいにはフリースをしつけ縫いしてなんとか捩じ伏せた。UNIQUA が戻ってきたらこいつに入れよう・・・・。
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いやはや・・・目はショボショボ、肩はコリコリ、頭はボ~~っとしてえらい目に合った。竿作る方がよっぽど楽だ 103.png

 


by kurirod | 2018-11-29 20:41 | その他 | Comments(0)
2018年 11月 21日

イベント

立川でのイベントが無事終了終了した。
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いつもは昭和記念公園なんだけど、今年は予約できなかったらしくて駅前の「フロム・チューブ」催事場での開催となった。
面積は昭和記念公園の半分くらい。天井が低くて 7ft. くらいの竿でもつなぐと取り回しに気を遣う。試投なんてもちろん無理。ま、来場者数には見合った広さではあった・・・。
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出展の際、できるだけ荷物をコンパクトにしたいので簡易型ロッドスタンドを作って便利に使っているが、テーブルに固定する構造なので固定するのにクランプが必要になる。
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このクランプ、客側から丸見えになってしまうので見栄えのイイやつを探してみたけど、シッカリ固定できて見た目もそこそこなんて都合のいいモノが無い。そもそも人目にさらして使うもんじゃないから当然といえば当然。テーブルにクロスをかけてその上から上板を固定するんだけど、ボルトに貫通しているバーを回すと回転半径が大きいにで意外と鬱陶しい。
で、こんなん作ってみたんだけど、不精してボルトの長さをそのままにしたのでテーブルに固定するとボルトがやたらに長くとび出る。予想はしてたけど予想以上に気になる。
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用途が限定されてるんだからここまで長いボルトは必要無いのよね。ヒマだから作り直すか・・・・144.png  

ま、見る人は気にしてないと思うけど製作者としては気になる。モノ作りには共通した錯覚で、独りよがり、マスターベーション、こだわり、自意識過剰・・・竿作ってても同じような事があるけどね。

[ 追記 ]
やっぱり作り直しちまったぃ136.png
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by kurirod | 2018-11-21 10:51 | イベント | Comments(2)
2018年 11月 13日

今さら?

最近、5~6 年前(多分)にハマってたスプライスジョイントを引っ張り出していじくり回している。
作り散らかしたヤツをかなり整理して、目ぼしいのだけ残しておいた。12ft.3P が 4 本、10ft.3P が 2本、9ft.2P が 1本。

プレーニングフォームでスプライスジョイントを削る時に、フォームにかなり無理をかけてしまうのと色々な計算が面倒なので、ある程度コツというかいわゆる " 押えどころ " が理解できた時点で作るのをやめた。
この時、3P・2 ハンドロッドのトップとミドルのバランスについてはかなり理解できたつもりだったが、バットだけが詰めきれないでいた。
その後、フェルールのモデルで対処法を見つけ出し、やっと3P・2 ハンドロッドのレシピが完成した(とりあえず)。
余談だけど、テーパーのとり方やガイド位置の調整やキャストのし方などの相関関係がおぼろげながら見えてきた今は、ゼロから立ち上げるのもかなり楽になった101.png

で、もしかして、なんて軽く思い付いて引っ張り出してきたのが 12ft.3P 。
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まずは一番最後に作ったヤツを1本。これはバットをかなり強めにしてあるので、どういじっても限界が・・・。それでもかなり良くはなった(と思う)。でもスペイロッドというよりはオーバーヘッドキャスト向き。しからば、ほかのは?
グリップ周りに若干難ありだけど、ガイド位置の調整でかなり修正できそう! シャフトのバランスは悪くない。
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最近はスペイキャストもそれなりに上達してるようなので、竿に無理な力がかからなくなってるのかも? あんまり大仕事にしたくないのでグリップはいじらないどこ・・・・144.png

これを作った頃はスペイキャストがままならなくて、だからアクションにもイマイチ自信が持てなくて、おまけにプライベートではやたらにストレスがたまるような状況になっていて(後々振り返ると、どうやら鬱になってたようだ。あ、家庭崩壊じゃないよ! 念のため)・・・・。
そんなこんなで作る竿もちょっと観念的になってたのかも。ちゃんとしたコンセプトが無いものは、竿に限らず説得力に欠ける。が、コンセプトだけでは現実的に使いやすいモノにはならない。アタマだけが先行しても、感覚だけに頼っても、あまりイイ事は無さそうだ。
バランスって大事なのねと思い知らされた出来事なのだった119.png



by kurirod | 2018-11-13 13:12 | 竿 | Comments(0)
2018年 11月 06日

イベント予定

業務連絡

毎年立川の昭和記念公園で開催していた「竹のフィッシング・クラフト展」、今年は会場が変わって名前も変えると連絡があった。
こう書くとナンか随分他人事みたいに見えるが、これまでも毎回世話役をしてくれる奇特なご仁がいて、声がかかればこちらは自分のブースの心配だけしてればイイような状態。ありがたい事です。

今までと大きく違うのは、① 試投ができない ② 大っぴらに販売できる という2点。
内容は以下の通り。
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当工房では 2ハンドロッドをメインに 8ft. 前後のシングルハンドを展示予定。即売品はただ今捜索中 106.png
展示品はすべてデモロッドなのでリールをセットしてタワタワするくらいなら問題ありません。
お待ちしています。




by kurirod | 2018-11-06 11:11 | イベント | Comments(0)