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竿屋の独白

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2017年 04月 10日

新作 13ft.

色々あってココロがちょっと風邪気味だったのだが、やっと回復のきざし。
で、手慣らしに 13ft. のやり直し。ずいぶん前に組んではあったのだがどこか気に入らなくて、そのうちいじり直そうと思っていた。今回はグラフからテーパーを見直して丁寧に修正した。ちょっと頭が重い気もするが、スペイロッドのトップは強いに越したことはないと思う。こんな感じ。
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どうも下半身が強めになる傾向があるようなので、上半身の強さを気にしながらテーパー起こしをした。長さのわりにはシャンとしてるようだ。
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ベースになってるのは昔々の #8/9 なので、#7/8 くらいの強さにしたかったのだが・・・・。
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バットセクションのガイド位置を探りながらライン合わせをしたら、下半身をかなりシェイプアップしたにもかかわらず、充分な強さがあったのにはちょっと驚いた。キャスティングが " なんちゃってスペイ " を卒業しつつあるので、そのへんも影響してるのか・・・? (前のやつ、どれだけ強かったんだヨ。)ライン合わせに使ったのはスカンジナビアンのショートとノーマル。今回は DTX の #7/8(8/9?)も。400 ~ 540gr. の間で使えるが、 450 ~ 510gr. あたりが使いやすそう。
気になる曲がり方をする箇所は無かった。

# by kurirod | 2017-04-10 18:22 | 竿
2017年 03月 24日

三種の神器?

この前、あまりの上達の遅さに業を煮やしてキャスティングのフォームを自撮りした。あまりの酷さにウンザリしたが、立場上そこそこのキャストはできないとイケナイので気を取り直して河原へ・・・。
カメラが手放せなくなった。
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カメラは1台しかなかったので、ガラ系で撮って工房の PC に転送したら、やっぱり粗いね。動画?見せないよ、絶対に!

# by kurirod | 2017-03-24 15:23 | キャスティング
2017年 03月 21日

スペイ!

2 ハンドロッドを作り始めて何年経つだろう? その 2 ハンドロッドでスペイキャストを練習し始めてから、少なくても 6~7 年は過ぎたんじゃなかろうか・・・いまだに上達しない。

ブームになり始めた頃、いろんなスクールやグループに図々しく押しかけて観察したり教えてもらったりしたんだけど・・・。荒川や利根川で練習もしてるんだけど・・・。
もう何年も前に亡くなった利根の達人には、フォームを自撮りすると欠点がすぐ分かるとアドバイスされた。面白いもんで、国内の練習風景や海外でアップされるキャスティングの動画を見たりしていると、目だけは肥えてきて巧拙の判断ができるようになる。一人で練習をしていてもラインの飛び方でどこが悪いのか見当がつくようになる。

自己判断ができるようにはなったようなのだが修正ができない。どうやらアタマが考えてるのとカラダの動きがリンクしてない! 運動神経はそんなに悪くないと思うんだけどなぁ・・・・・・・。イメージはイアン風だったりサイモン風だったりマッケンジー風だったりするんだけどね。自撮りの動画でチェックしたら、とても何年も練習してきたヤツとは思えないほど悲惨なキャストで目を覆った。

映像は容赦なくザンコク。

# by kurirod | 2017-03-21 10:37 | キャスティング
2017年 03月 14日

思えば遠くに・・・

深谷市内にある工房は、利根川と荒川が近い。ちょっと荒川寄り。
川の規模は利根の方が圧倒的に大きいので「ちょっと河原へ」と行くところは、利根では完全に中流域で荒川だと上流域の下部になる。水質やロケーションの良さは文句なしに荒川。利根は汚いが、それでも鮭やサクラが遡上したりヤマメやニジが居たりする。なので、竿のテストやキャス練は荒川、釣りは利根川と使い分けている。

河原で知り合ったトーナメンターの石材屋さんが「練習するならイイ所があるよ」と玉淀河原をおしえてくれた(いつもは玉淀大橋のあたりで、玉淀河原はその 1km ほど上流)。左岸から投げられるというので何度か探しに行ったのだが見つけられなかった。Yahooの地図検索でも河原に出る道が分からなかったのだが、ゲタ代わりに使っていた 17 歳の軽を新しい中古(ん?)にして最新版のナビを付けたら 1 発で行けた。ここ。
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竿を振っていると寄居町役場の軽トラが下りてきて、暫くするとわらわらと車が集まり人が下りてきて河原の清掃を始めた。竿を置いて役場のおっちゃんに話を聞くと、どうやら玉淀ダムができて川が死んでしまったらしい。減水は自然のものではない。
振り返って河原全体を眺めてみると妙なデジャブが・・・。河原に下りる道がどこかで見たような気がする。
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さらに役場のおっちゃんから話を聞くとデジャブが確かな記憶となって甦った。ここ、来たことある! もともと、この玉淀河原と上流の長瀞は都心に近い行楽地だった。あと多摩川の上流。もう半世紀以上前になるが(!!)新宿区の端に居た頃、夏休みに何度か連れてきてもらってる。道の両脇にある玉石の石積みは、賑やかだった頃軒を連ねていた土産物屋や食事処の痕跡。上の方に見える 3 階建ての四角い建物は、当時は景勝地を見下ろす旅館だった。今は放置されているようだが。
川に向かって突き出た何本かの頑丈な出っ張りは船着き場だ。こんな物でも見つけなきゃ気が付くまでにちょっと時間がかかる。
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よく見れば、はるか対岸にも同じ構造物がいくつか見える。おぼろげな記憶では、夏には都内や近郊から涼を求める人で賑わっていたような・・・・・。今は長瀞だけになっちゃったけど。

川で竿を振ってると漁協が来たりしてメンドーなので、そのへんを役場のおっちゃんに確認すると、川が死んでから漁協も自然消滅したとか。それでも鮎は成魚放流しているので、季節によってはちょっとウルサくなるらしい。清掃作業をしていたかなり年配のおっちゃんの話では、数年前に倅がルアーで 60cm くらいの幅広イワナを上げたんだとか。細々とではあるけれどヤマメの遡上もあるらしい。「鯉とブラックバスなら沢山いるよ」だってさ。

子供の頃、オフクロが作った弁当を持って家族でバスと電車を乗り継ぎ、 2 時間以上かかって川遊びに来てた所が、今は車で 30 分だ。すっかり様子は変わっちゃったけど、ジジーになってまたここで " 川遊び " をするなんて想像もできなかった。玉淀の駅は今でもこじんまりと現役だ。
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# by kurirod | 2017-03-14 12:28 | その他
2017年 02月 23日

モッサモサ

去年の秋口だったと思う。キ印達がキャス練に集まる利根川の河原で、よもやま話がフライの事になった。サイズだの色だの流し方だの、皆さん一家言お持ちの手練れなので話が尽きない。その中で気になったのが「管釣りで遊んでて、出が悪いのでちょっと試してみた」というハナシ。フライを見切られているようなので、ポイントをゲープから折って投げてみたら躊躇なく咥えてきたというのだ。
その時は、へ~~、ホント? とき聞き流したが何となく気になっていた。

高価なマテリアルを使ってフライに凝る人もいれば、これでフライ? と聞きたくなるくらい無頓着な人も居て、雑なフライの方が釣れたりするから始末が悪い。消耗品なんだから安い材料でそれらしく巻けるヤツがイイよね・・・。ゲープとポイントが見えなきゃイイのか?

という訳で、たまたま見つけたスチールヘッド・アトランティックサーモン用フライの動画のパターンをアレンジして巻き散らかしてみた。パターンは少ないけど色のバリエーションで変化を付けた(?)。
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ここから下は、上からと下からの姿も。
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どお? 確定申告が済んだら利根川で使ってみようと思ってる。

# by kurirod | 2017-02-23 20:04 | フライ